新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

今朝は霧

2011年11月13日 10時51分43秒 | 身辺雑記

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 今朝は霧。

 水蒸気が冷たい空気に触れて凝結し、微少な水滴が大気中を浮遊しているのだ。

 昔はこの現象を霧とも霞とも言ったようだ。後世になって、秋の現象を霧とし、春の現象を霞としている。

 俳句では霞を春の季語とし、霧は秋の季語としている。

 11月8日が立冬。したがって暦の上ではすでに冬に入っている。したがって今朝の霧は「冬の霧」として詠むことが多いらしい。

    冬霧ややはり気になる里の父    鵯 一平

 今朝、ふとこんな句ができた。実のところ父母はすでに亡いので、つまり嘘。

 俳句の上で、私はときどき嘘を詠む。ありもしない「女性との密会」を、臆面もなく俳句にしたりしている。つまり「強い願望」を句にするのだから、呆れたものだ。

  

 しかしここからは本当の話。

 先夜、後輩の通夜に参列した。

 その模様を、「行く河の流れ」という記事にして、このブログにアップした。

 その記事の中で、「いつものようなM君の毒舌」と書いた。

 ところが、記事を読んだM君から、メールで反論された。「私な毒舌を吐いていない!」という内容だった。

 なるほど言われてみればそうかもしれない。「M君らしい心遣いのジョーク」を、「ひよどり流のジョーク」で記事にしたのだが、他の人が読めば「毒舌」だけが一人歩きしてしまう。

 今朝、記事を書きかえた。

 

 

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とおりゃんせ

2011年11月09日 18時46分29秒 | 身辺雑記

 先月末、川越の三芳野神社へ行ってみた。

 童唄「とおりゃんせ」の発祥の地と言われている。もっとも、発祥の地はほかにもありそうだが。

   ♪  ここはどこの細道じゃ  天神さまの細道じゃ 

      どうぞ通してくだしゃんせ  ご用のないもの通しゃせぬ

      この子の七つのお祝いにお札を納めにまいります

      行きはよいよい帰りは怖い 

      怖いながらも 通りゃんせ 通りゃんせ  ♪

 なにやら怖い内容を想像させる詩だ。追いはぎか人さらいでも出たのだろうか。

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 今は細い道でもなく、怖い道でもない。 

 薄曇りの日だったが、暖かだった。

 人なつこそうな野良猫が、私から離れようともしない。餌にありつけるとでも思ったのだろうか。

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   野良猫と秋惜しみつ通りけり   鵯 一平

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ゆく河の流れ

2011年11月08日 20時38分22秒 | 身辺雑記

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 昨夜は後輩の通夜。千葉県の九十九里浜へ行ってきた。

 逝ったのは、大汐会メンバーで後輩のK.S君。享年68歳だった。

 以前から、体調の優れないことは知っていた。

 病院でも幾度か会った。病状が快方に向かっていなかったことは、それとなく知らされていた。もちろん、6月に行われた大汐会総会には出られなかった。

 奥さんの話によれば、一切苦痛がなかったとのこと。眠るように旅立ったようだ。やはり、彼の人柄によるものだろう。

 通夜の会場は、東京から3時間弱の距離にあったので、大汐会メンバーのK君、M君と同道した。同道と言えば格好がいいが、私が二人に付き添われたような形だ。

 帰路はさらに気落ちした3人だった。それでも時折、M君から気を取り直すような話題提供があった。M君らしい気の使いようであった。

  「行く河の流れ絶えずして、しかも、もとの水にはあらず。

  よどみに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、

  久しくとどまりたる例(ためし)なし。」

 鴨長明「方丈記」の書き出しだ。今の私にとって、ひとしお心に響く言葉だ。

 3月11日の「大震災と大津波」以来、私は海の写真が撮れない。映画館からも足が遠のいてしまった。

 また友が一人、逝ってしまった。

 が、しかし、落ち込んでばかりもいられない。先日来、奥日光へ二度ほど行ったように、気合いを入れて行動しよう。

 私の葬儀に際し、「弔辞を読みます」と言い放つ後輩どもに負けてはいられぬ。

 ブログ更新を機に、気合いを入れ直すことにする。 合掌   

 

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