上野公園ともなると、獰猛なガラスが常に群がっているが、さいたま市内の公園あたりでは、大群を作っているカラスをあまり見かけない。
群を作っているカラスは迫力があり憎らしくもあるが、孤独なカラスにはやや同情的。
なで肩の鴉さびしげ二月尽 ひよどり 一平
(なでがたのからすさびしげにがつじん)
上野公園ともなると、獰猛なガラスが常に群がっているが、さいたま市内の公園あたりでは、大群を作っているカラスをあまり見かけない。
群を作っているカラスは迫力があり憎らしくもあるが、孤独なカラスにはやや同情的。
なで肩の鴉さびしげ二月尽 ひよどり 一平
(なでがたのからすさびしげにがつじん)
寒い寒いと言われながらも、春は確かな足どりを速めています。
炬燵に入ったままの居所寝みたいなことも、止したほうがいいかも知れませんね。
「居所寝(いどこね)」ってなんだいですって?
えっ、居所寝(いどこね)を知らないの?
そう言えば誰かが、群馬弁だって言っていたっけなァ。
もっとも茨城県では「きどこね(着所寝?)」と言ったような言わなかったような。
東京や他の県の人たちは、「居所寝(いどこね)」とか「着所寝(きどこね)」とは言わないのかしら。
正規な蒲団に寝ずに、炬燵なんかにごろりと寝てしまうことなんだけれど。
方言がおかしいと言うつもりはなく、むしろ便利な言葉なのだから、どんどん使ってみたらどうかと思って……。
方言の云々はともかくも、春の足どりは日毎に早まってきているようですね。
水温み流れに音の生まれけり ひよどり 一平
(みずぬるみながれにおとのうまれけり)
一昨日(2月21日)、俳優の大杉漣さん(66歳)が亡くなった。急性心不全とか。
好きな俳優だっただけに、突然の訃報にビックリ。
余所目には元気そうに見えていたのだが、体調が悪かったのだろうか。
ご冥福を祈ります。
背後からの一撃なりき寒戻る ひよどり 一平
(はいごからのいちげきなりきかんもどる)
こんな私でも、嫌われようと思って生きてるわけではないのです。
つい本音を言ってしまい、結局、嫌われてしまうのです。
その本音にしても、自分の損得だけで言っているつもりはありません。
でも、言ってしまえば、どんなつもりもこんなつもりないのですね。矢は放たれてしまったのですから。
一言の意味、とても大きいのですね。
言わなければ良かったのになァと、今でもそう思うことがしばしばです。
いつまでも成長しないヤツなのです。
料峭や一声上げし悪鴉 ひよどり 一平
(りょうしょうやひとこえあげしわるがらす)