新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

故郷の海

2011年04月18日 20時06分00秒 | 身辺雑記

 3月11日の東関東大震災から、ほぼ40日が過ぎた。

 ここのところ、余震も少なくなったような気配。

 しかし、多くの人たちは、まだ避難所生活をよぎなくされている。

 行方不明の人たちの数は、1万数千人。心がとても痛い。

 東京電力の原発事故は、安定化にはほど遠い状況のようだ。

 新たに避難区域が設定された。先行きの見通しは不透明なのだろうか。

 震災直後、イベントなどの自粛のムードが強かった。幾つかの大きなお祭りが、中止となった。私もそのような気分だ。

 そんな中、被災地から、「被災地の物産を買って、ムードを盛り上げてほしい。そのほうが元気が出るから……」といった声があがり始めた。

 それもそうだ。身を引き締めつつ、イベントなどは実行したほうがいいのかもしれない。

 旧友のT.M君が、故郷の海の写真を撮ってくれた。

 送ってくれたのは、彼の娘さん。「持つべきは女の子」の証明だ。

Img_0599
 
 上の写真は、大津波に襲われる前の北茨城市の「二つ島」。

 大津波後は、下のような姿に変わってしまった。

Simg_0687

 まことに哀れと言おうか。まるで私の今の姿。ほとんど毛(木)がない。以前は多くの松の木が、海風を受けながら勇姿を見せてくれていた。

 下の写真2枚は、大津港の状況。岸壁は地割れし、漁船が無惨な姿となっている。放射性汚染の風評被害もあり、地元のみなさんの苦労は大変なことと思う。

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 私は震災後、故郷へは戻っていない。余震が怖ろしいし、復旧の邪魔になってもいけない。

 四月下旬に予定していた同期会は、中止になってしまった。会場として予約していたホテルが、津波の被害を受けたとのこと。

 幾人かの同級生と電話で話をした。みんな元気だったが、家にはそれぞれ故障が出ているようだ。正直のところ、同期会どころの話ではない。

 T.M君の実家は野口雨情生家の近所なのだが、床上浸水に遭ったとのこと。写真を送ってもらったが、プライバシーを守るため、公開はしない。

 被災地の復興を、心から願っている。

 写真を提供してくれてT.M君および娘さん、ありがとう!!

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桜めぐり

2011年04月13日 09時41分25秒 | 身辺雑記

 3月11日、東日本で大地震と大津波に見舞われました。

 そのため、原子力発電所も大きな打撃を受け、現在も放射線を吐きだし続けています。

 多くの方が被害に遭われました。行方不明の方も多くおられます。

 日本国中、自粛ムードの中にあります。

 そんな中、何かのついでをやり繰りしながら、桜巡りをしました。

 今年の桜は遅く咲き始めたのに、散り急ぎの様子です。

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                    2011.4.5 上野公園

 上の桜は、4月5日に撮った上野公園の桜です。五分咲き程度でした。

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                  2011.4.5 上野公園

 上の桜のアップが、不忍池附近で撮った五分咲きの桜です。

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                  2011.4.5日 隅田川

 浅草寺から隅田川へ廻りました。

 上の写真は、向こう岸の桜とスカイタワーです。

 スカイタワーが大きすぎて、岸辺の桜がよく撮れていませんでした。

(もっとも、撮影技術の問題でもありますが)

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              2011.4.9  さいたま市民の森

 上の写真は、4月9日のさいたま市民の森の桜です。

 この辺りの桜は、この日、見事なほどの真っ盛りでした。

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                 2011.4.11 芝増上寺

 4月11日、芝増上寺で撮った桜です。

 かなり散り始めていました。

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                2011.4.11  日比谷公園

 上の写真は、日比谷公園の桜です。

 増上寺と同様、もはや散り急ぎの状況でした。

 春先が寒かったので、咲き始まりは遅かったのですが、気温が上がったせいか、あっという間の生命だったように思いました。

 今日は4月13日。東日本大震災から、すでに一ヶ月余りが過ぎました。

 原子力発電所の事故は、まだ沈静化のメドは立たず、放射能を吐きだしたままの状況です。

「レベル5」から「レベル7」へ引き上げたのだとか。あまり明朗な印象を持てません。まだ裏側に何かが隠されていそうです。

 余震も続いており、終息の気配はありません。

 被害者のご苦労はもとより、周辺地域における農業・漁業が受けた被害も膨大なものとなっています。その上に風評被害がのしかかっております。

     桜散る惑乱のさま止め処なし   鵯 一平

 実のところ、俳句モドキを捻っている場合ではないかもしれませんね。

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こうなご無惨

2011年04月08日 07時44分00秒 | 写真俳句・エッセー

Photo
    
 写真はコウナゴではない。竹細工作家の後輩T.M君の竹細工。

 故郷の海が、放射能で汚染されてしまった。

 大地震と大津波以来、ずっと懸念していたことが、現実となってしまったのだ。

 北茨城市平潟港で水揚げしたコウナゴが、放射能の暫定規制値を超えたのだそうだ。

 そのことに端を発し、茨城県の魚介類は市場から爪弾き。

 風評被害と論じてみても、流通機構の眼は厳しい。

 それにしても、東電や國の対応には呆れてしまった。

 事故発生以後、病気で入院していた社長が、今ごろ、ノコノコと戦線に復帰したそうだ。

 まだ責任追及までは及んでいない。まずは原子炉の沈静化が急務。メンツにこだわらず、どの國の智慧でもいいから、ドンドン借りまくって、ことを収めてほしい。

   こうなごの眼に白煙の見えたるや   鵯 一平

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ペットの話

2011年04月07日 14時24分08秒 | 身辺雑記

 東関東大地震の避難生活について、日々の報道が繰り返されている。

 支援物資なども、全ての人に平等に行き渡ってはいないようだ。エリアが広く、被害を受けた人々も多い。難しい問題があるに違いない。よく我慢してくれていると思っている。

 そんな中、ペットの扱いについての話題もあった。

 ペット好きの人はいざ知らず、嫌いな人にとって、ペットと一緒の避難生活は耐えられないに違いない。

 そんなこともあってか、ペットは別なところに収容しているようだ。

 過日、長期間にわたって、瓦礫の上で漂流していた犬が、ヘリコプターで救助された。比較的に元気で、心を温めてくれるニュースだった。

 飼い主の女性が現れ、双方とも大喜びの再会であった。

 めでたしめでたし。ペット嫌いの私にとっても、嬉しいニュースだった。

 人によっては、単なる犬や猫を、「この子」と言って可愛がっている。

 私はそのことに何ら異存はない。好きな人は大いに可愛がればいい。

 しかし、ペットを苦手としている人にまで、共感を求められては困る。慨して言えば、ペット好きの人は、誰でもペットを好いていると思っているようだ。

 公共交通機関の中に、犬や猫を持ち込む人がいる。どのようなルールになっているのだろうか。

 盲導犬についてはまったく異論がない。全ての施設に入ってもらっていい。むしろ歓迎したい。

 先日、お総菜を売っている店の前を通った。お総菜を並べた容器の前で、犬を抱いている女性が立っていた。店の人ではなく、客のようだった。

 女性の腕の中で、犬がもぞもぞ動いていた。毛が抜け落ちたりしないだろうか。

 私は今後、どのようなことがあろうと、その店には寄らない。

 店の人が悪いわけではない。私の趣味には合わないし、不衛生であろうと思う。

 こんな私は、頑固過ぎるのだろうか。

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国民の覚悟

2011年04月04日 08時50分54秒 | 身辺雑記

 福島原発の問題は、長期戦になりそうだ。いや、じりじりと押されている感じがする。

 昨日は都知事選の候補者が、民放で議論をしていた。

 原子力発電の問題が話題の重要な一つ。

「原子力発電は廃止すべき」という論者がいた。しかし、原子力の替わりに何をもって代替させるかとなると、具体論が乏しかった。

 風力発電や太陽光発電の話もあった。現実的な論拠が乏しかった。

 ひところ計画停電が行われていたが、ここのところ、その計画は示されていない。今日まではなさそうだ。

 夏の暑い盛りとなれば、電力の需要と供給のバランスが、かなり崩れる予測だ。

 先日菅総理は、共産党の志位委員長との会談で、「原子力発電の計画は見直す」と行ったらしい。

 代替のエネルギーがない中で、どれほどの見直しができるのだろうか。

 原子力発電の怖ろしさは身に沁みた。我々は今こそエネルギー問題を真摯に考えるべきだろう。

 ドイツは脱原子力に舵を切った。フランスは原子力で行こうとしている。アメリカは足踏みしているように見える。

 脱原子力は大賛成だが、代替エネルギーはあるのか?

 国民は何をどれほど我慢しなければいけないのか?

 イデオロギー論争であってはならない。

 現実問題として捉え、覚悟して国民的な議論しなければなるまい。

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