昨日はゴルフ。雨は降らず、その上比較的涼しくて、梅雨時にしてはマアマアの日和であった。
プレーの内容を言えば、本人としては大いに不満。しかし、客観的な評価を受ければ、きっと、「年齢が年齢なのだし、常々練習をしていないのだから、仕方がないよねェ」ということになるに違いない。
30年ほど前に、同年生(昭和8~9年生まれ)たちで始まった40人ほどのゴルフコンペが、現在では、やっと7~8人の参加者にまで減少してしまった。
しかもその参加者たちでさえ、話題と言えば病気のこと。みんながさまざまな病気を抱えている。
そんあ私たちだが、「戦争時代の軍国少年たちが、平均寿命まで生かして貰えたのだから、言うことはないよなァ」という感懐を抱いている。生き難い時代はあったのだが、今の子育て世代に比べれば、むしろ恵まれていたように思っている。
私たちの年代は、戦争を引き起こしたわけではない。戦争に巻き込まれて行ったのは、父の時代であり、私たちは意味も知らずに翻弄された。
私たちの年代は被害者だった。
そんな世代に生きた私なのだが、自分たちを被害者として考えたことはなかった。
むしろ、幼かったゆえに、大人たちの手伝いができなかったことについて、常に申し訳なさを感じている。
しかも一方では、自分を戦争世代の一員として考えてしまう一面もある。
そんな複雑世代の私たちも、そろそろ傘寿を迎えるまで生かしてもらえた。
先輩たちに申し訳なさを感じ、後輩たちには自分たちの非力を詫びている妙な世代。
私はそんな思いから、なかなか抜け出せない。
短夜やまだ詫び足りぬ思ひあり 一平