新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

湖の早朝

2013年06月29日 09時24分16秒 | 身辺雑記

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         湖の早朝(裏磐梯)

 昨日はゴルフ。雨は降らず、その上比較的涼しくて、梅雨時にしてはマアマアの日和であった。

 プレーの内容を言えば、本人としては大いに不満。しかし、客観的な評価を受ければ、きっと、「年齢が年齢なのだし、常々練習をしていないのだから、仕方がないよねェ」ということになるに違いない。

 30年ほど前に、同年生(昭和8~9年生まれ)たちで始まった40人ほどのゴルフコンペが、現在では、やっと7~8人の参加者にまで減少してしまった。

 しかもその参加者たちでさえ、話題と言えば病気のこと。みんながさまざまな病気を抱えている。

 そんあ私たちだが、「戦争時代の軍国少年たちが、平均寿命まで生かして貰えたのだから、言うことはないよなァ」という感懐を抱いている。生き難い時代はあったのだが、今の子育て世代に比べれば、むしろ恵まれていたように思っている。

 私たちの年代は、戦争を引き起こしたわけではない。戦争に巻き込まれて行ったのは、父の時代であり、私たちは意味も知らずに翻弄された。

 私たちの年代は被害者だった。

 そんな世代に生きた私なのだが、自分たちを被害者として考えたことはなかった。

 むしろ、幼かったゆえに、大人たちの手伝いができなかったことについて、常に申し訳なさを感じている。

 しかも一方では、自分を戦争世代の一員として考えてしまう一面もある。

 そんな複雑世代の私たちも、そろそろ傘寿を迎えるまで生かしてもらえた。

 先輩たちに申し訳なさを感じ、後輩たちには自分たちの非力を詫びている妙な世代。

 私はそんな思いから、なかなか抜け出せない。

   短夜やまだ詫び足りぬ思ひあり  一平

  

 

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梅雨の晴れ間

2013年06月27日 19時31分41秒 | 身辺雑記

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 今日は梅雨の晴れ間。湿度は低くなったらしいが、暑い日であった。

 明日はゴルフだ。

 昨年に比べ、今年はゴルフに精を出している。足腰の衰えを防ぐためだ。

 とは言え、すでにかなり衰えてきてしまった。このままでは、自動車のみを頼りの日常となりかねない。

 年齢から言えば、そろそろ運転免許証を返上すべきかも知れないが、まだもう少し頑張ってみようと思っている。なにしろ、カミさんに頼りにされているのは、ドライバーを勤めることだけなのだ。

 今日は古い句を引っ張りだしてきた。

   方言の通じぬ同士冷やし酒  鵯 一平

 もっとも、酒を呑んでしまえば、方言の違いなどは吹き飛んでしまう。たとえ外国人とであろうと、身振り手振りで通じるのだから不思議。

 

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写真の効用

2013年06月26日 18時55分35秒 | 身辺雑記

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 私はカメラが好きだ。一年中、カメラを持って、摂りまくりたいと思っている。

 しかし、ここのところ2~3年、カメラ持参が億劫に感じはじめた。重いのだ。

 軽いのを持てばいいのだろうが、上手く摂れないくせに、重たいカメラを持ちたがる。

 上の写真は、雑草などの隙間から撮った姫女苑(別名は貧乏草)。腹這いになって摂ったのだが、やはり手ぶれを起こしている。

 五月ごろから秋にかけて、何処にでも咲いている。季語としては初夏。

  姫女苑しろじろ暮れて道とほき  伊藤月草

 

 

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昼の酒

2013年06月25日 23時40分23秒 | 写真俳句・エッセー

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 好きな作家の一人に太宰治がいる。中学、高校の頃から愛読者だった。

 「人間失格」や「ヴィヨンの妻」などの長編より、「女生徒」のような短編に惹かれた。あのような魅力的な文体に、すっかり参ってしまったのだ。

 芥川賞欲しさゆえに、先輩作家たちに喧嘩をふっかけた。あれほどの作家でも、やはり名誉が欲しかったのだろうか。とても不思議な気がしてならない。

  桜桃忌勢いで呑む昼の酒   鵯 一平

 

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どくだみ

2013年06月23日 13時59分50秒 | 写真俳句・エッセー

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 我が家の狭い庭に、どくだみが繁茂している。

 人によって、特別に嫌う人がいるようだが、私はそれほどでもない。

 始末に負えないほどに繁茂するので、その点は厄介なのだが、一般論で言えば、あの独特な香りに郷愁を感じる。

 つまり、もう戻っては来ない少年期の思い出に繋がって行く。

 両親の温もりや戦時下の思い出へと拡がって行くのだ。

  どくだみや吾にもありし少年期  鵯 一平

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