今日は八月末日だ。様々な事柄があったので、晩夏の気分も初秋の気分もなしに、八月が終わる。
気象情報によれば、この辺りの今日の最高気温は36度とか。やはり残暑だ。
写真は昨日撮影の唐辛子。少し様子は異なるが、唐辛子ではないか。
真紅に色づき、天にて刃向かっていて、頼もしいやら可笑しいやら。
粋がって、あのような生き方をしたこともあったっけ。今は爪が折れてしまった。
憎ければ爪立ててみよ唐辛子 ひよどり 一平
(にくければつめたててみよとうがらし)
今日は八月末日だ。様々な事柄があったので、晩夏の気分も初秋の気分もなしに、八月が終わる。
気象情報によれば、この辺りの今日の最高気温は36度とか。やはり残暑だ。
写真は昨日撮影の唐辛子。少し様子は異なるが、唐辛子ではないか。
真紅に色づき、天にて刃向かっていて、頼もしいやら可笑しいやら。
粋がって、あのような生き方をしたこともあったっけ。今は爪が折れてしまった。
憎ければ爪立ててみよ唐辛子 ひよどり 一平
(にくければつめたててみよとうがらし)
白粉花は何処にでもありそうだが、なかなか撮影のチャンスがない。
別に白粉花が悪いわけではなく、単なる私の怠惰癖のため。
この花、ラーメン屋の駐車場に咲いていた。通りかかったのでパチリ。
おしろいや募る慕念に揺るぎなし ひよどり 一平
(おしろいやつのるぼねんにゆるぎなし)
晩年の路地裏を彷徨っているにしては、かなり力瘤を見せてしまいました。
ささやかな願望なのです。
とんぼに出会った。
高く飛び上がったと思えば、すぐに降りてきて何かに停まってみたり……。それでいて、すぐに飛び上がってみたり……。
何を行動の基本に置いているのか、およそ見当がつかぬ。とんぼはカメラマン泣かせなのだ。
ひとたび停まればじーっと一点を見つめていて揺るがない。いやいや、一点かどうかは分からない、なにしろとんぼは複眼なのだ。
こんなとんぼを追いかけていたら、私もちゃらんぽらんになってしまうのだろうか。
ちゃらんぽらんと見られたら、それこそショックだろうな。
とんぼうの見詰めしところ何あらむ ひよどり 一平
(とんぼうのみつめしところなにあらむ)
三つ違いの弟が、順番を違えて、私より先に逝ってしまった。
弟にとって、納得できないことだったろうが、私にしても、思ってもみない事態だった。
弟を頼りに目論んでいた県北の漁港巡りや史跡巡りの構想は、瓦解してしまった。他の人を依頼して行うべきものではない。弟と一緒だから成り立つ構想だった。
いやいや、そんなことはどうでもいい。死んでしまったこと自体が大問題なのだ。
不良だった兄貴のオレが、病気を抱えながら生きているというのに、情けないほど大真面目だったオマエが、なんでオレより先に死ぬんだ!
「アニキ、そんなこと言わないでくれよ。オレだってこんなに早く逝くつもりじゃなかったんだから」
そうか、そうだったんだナ。オマエだってビックリしているんだな。
でも、オレはまだまだ死なないつもり。
いやーなこともあるにはあるが、したいことが山ほど残っているのだから。
露の世や順を違へて弟逝く ひよどり 一平
(つゆのよやじゅんをたがえておとうとゆく)
八月に入って、いろいろな事柄が一気に襲ってきた。逃げられる事柄ではなかった。
丁寧に対処してきたつもりだが、それだけにかなり疲れた。
しかも、今年の夏のこの暑さは何たることか。
用事があって外へ出たが、まるで殺人的な暑さだ。
カラオケにも足が向かない。退嬰的な心理状態のまま、無為な時間が過ぎている。
こんな時に喧嘩をしたらオオゴトだ。纏まる話も、なかなか纏まらないのではないか。
秋暑し言えば喧嘩のタネばかり ひよどり 一平
(あきあつしいえばけんかのたねばかり)