昨日、午後3時頃、やっと雨が止んだ。庭のドクダミを撮るつもりで待っていたので、さっそく庭にでた。日が暮れかけていたが、撮影には支障ない。
花びらに雨滴がのっていた。しかし、葉っぱの上に雨滴はなかった。早く乾いたのだろうか。
カメラを構えていたら、蟻がドクダミに這い昇ってきた。匂いのきついドクダミでも、蟻は平気らしい。
蟻の目的はわからない。花心を昇ったり降りたりしていたが、やがて姿を消した。
今朝からの報道によれば、自衛隊機による救援物資の空輸を、中国側が断ってきたらしい。中国指導部が、自衛隊機に対する国内の反発に配慮したとのこと。
町村官房長官の記者会見でも、同じような趣旨のコメントがあった。
日中両国政府の協議で決まったことだろうが、中国内の反日感情の深さを再確認した。
インターネットの書き込みが中国の世論だ。拒否姿勢の書き込みが多かったのだろう。
日本政府の対応には苛立ちを感じる。悪いのは官邸なのか外務省なのか。
テレビ報道で見ても、被災地の惨状は凄い。外務省なら、在中大使館を通じて、より具体的に把握していたはずだ。いや、当然、把握していなければなるまい。
把握した状況に応じて、救援体制を整えるべきではなかったのか。両国関係が微妙なら微妙なほど、より戦略的かつ積極的な対応が必要だった。
この際に行うべきことは、迅速に救援物資を輸送することだった。人的支援は拒否されるかもしれないが、物資を送るべく準備を先行すべきだった。
テント、医薬品、食糧。誰が考えたってわかること。どうして準備しておかなかったのか。依頼を受けてから集めているテイタラクに、隣人としての誠意は微塵も感じられない。
自衛隊機で行くか、民間機をチャーターするかは、その先の話だった。
この際だから、是非自衛隊機で輸送したい!
その気持ちはわかるが、戦略的に考えたとき、ギラギラとそれを表面に出していいわけはない。案の定の反発だった。
中国としても、アレはイヤだ、コレにしてくれと言わず、より早い対応を求めたほうが得策だと思う。書き込んでいる人は、罹災して苦しんでいる人ではないだろうから、このようなことになるのかもしれない。
それにしても、と、もう一度言いたい。日本の対応は遅い。救援しようという「熱い心」があったのなら、早く準備しておくべきだった。テントが不足していることは、とっくに分かっていたはず。求められてから集めるスローモーぶりには、いつもながら残念に思う。
戦略性の乏しい日本の政治体制と官僚機構に、またもや大きな失望を覚えた。
町村長官の記者対応にも、醒めた様子が見える。なにかがあるのだろうか。ひょっとしたら、首相と官房長官の行き違いがあったのかもしれない。
私は中国にいい感じを抱けない。しかし、今は違う。あの苦しみを見れば、その感情は別として、日本政府の早期対応を求めたい。
これから、恒例の外出です。
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