二月に入って、寒さが厳しさを増して来た。例年にない様相だった。
雪も降った。雪国では常のことかもしれないが、関東周辺では大ごととなった。
東京都下、埼玉、山梨、群馬では、多くの村落が孤立する騒ぎとなった。
県をはじめ、行政機関の対応にも、油断があったのかもしれない。
我が家でも、雪掻きをする羽目となった。
昨日、今日になっても、雪こそ降らないが、かなり寒い。
そのような中、周囲を見たら、グランドの一角がピンク色に染まっていた。
「あっ、紅梅だっ!」
季節を違わず、紅梅がほころびかけていたのだ。
白梅は香りであり、粛然たる雰囲気があるが、紅梅には艶やかさを感じる。
私だけの感じ方なのだろうか。
紅梅の艶にそぞろとなりにけり 一平