今朝の新聞は、「森田健作千葉県知事誕生」の記事が躍っていた。
かつての青春スターが、千葉県政を担うこととなった。
同日、千葉県銚子市の岡野市長に対する解職請求(リコール)に基づく住民投票も行われた。
この投票では、解職請求が反対を上回り、岡野市長は即日に失職することとなった。
市立総合病院の休止を決めた岡野市長に対する反発だった。投票率は56パーセント余。
50日以内に、出直し選挙が行われる。
平成18年の市長選挙において、岡野市長は同病院の存続を訴えて当選した。
しかしながら、同病院は医師不足などによる経営難に陥り、市としても支援不可能との判断に立ち、病院休止としたものである。
これに対する市民の反発は強かった。
「『何とかしよう銚子市政』市民の会」が、「岡野市長は公約を破り、計画性を欠いた病院休止を強行した」として、今回のリコール請求となった。
市財政と医療費用の問題は、ひとり銚子市に留まらない。
国の財政と医療財源も同じ問題だ。
銚子市政としては、ギリギリの決断だったのだろう。しかし、市民は納得しなかった。
医療財源2200億円を縮減した国政においても、同じようなことが言えるのかもしれない。
急速に下降している景気動向の中で、医療や福祉をどのように支えるか、大きな悩みだ。
「財政再建」と「景気優先」。インフラの整備も大切だ。国際社会の一員としての責務もあろう。
国防も疎かにはできない。
一方、「医療と福祉」も充実させなければならない。
年金制度や保険制度をどうするか。
これをどのようにバランスさせるか。何を捨て、何に手厚くするか。
少子高齢化が急速に進展する中で、「国のありかた」ともかねあわせて、深く考えて行かなければならない。
どんな日本を作るのですか?
国民一人ひとりにも問いかけられている。
別館として、写真俳句ブログの「いのちの囁き」を開いております。
そちらへも、どうぞお出かけ下さいませ。
→ こちら