新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

哀愁

2022年04月29日 15時18分06秒 | 写真と俳句

     春の鴨首をうずめてゐたりけり    ひよどり 一平

   (はるのかもくびをうずめていたりけり)

    ・・・・・・・

 この池にも多くの鴨が飛来して来ていたが、今はかなり少なくなってしまった。故郷へ帰ったのだろうか。

 そんな中、残った二組の鴨が眼に止まった。

 遅れて飛び立つのか、残った鴨なのか、私は知らない。

 寄り添って浮いている様子から、つい私は、哀愁を感じてしまった。

 

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かくもかなしき

2022年04月27日 19時39分44秒 | 写真と俳句

    牡丹のかくもかなしき白さかな      ひよどり 一平

(ぼうたんのかくもかなしきしろさかな)

  ・・・・・・・

 近所の家の牡丹が咲いた。見事な大輪だ

 大急ぎでカメラに納めた。

 撮ったはいいが、俳句はできない。

 高浜虚子の句に、

   白牡丹といふといへども紅ほのか  虚子

 俳誌「河」の角川春樹主宰の句には、

   をみなにてまた生まれまし夕牡丹  春樹

 があった。

 私は、うーんと唸る。未熟を知らされるだけだ。

   ・・・・・・・

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しゃぼん玉

2022年04月26日 21時25分00秒 | 写真と俳句

  しゃぼん玉泣く子笑ふ子むずかる子     ひよどり 一平

 (しゃぼんだまなくこわらうこむずかるこ)

  ・・・・・・・

 へぼカメラマンにとって、しゃぼん玉の撮影はそれなりに難しい。

 まずはしゃぼんを吹き出して貰わなければならない。

 子供たちだけでしゃぼん玉を吹いているところへ近づいても、思うようには吹いて貰えない。カメラ持参の男が子供に近づくことだけで警戒されてしまう。

 不用意に近づきでもしようものなら、「▽▽ちゃん、こっちへいらっしゃい!」という声がかかり、子供は母親のほうへ呼び戻されてしまう。

 まずは、子供さんを写さないことを親御さんに確約のうえでなければ、カメラ持参の男は、子供には近寄れない。

 その上で、「撮った画像はご覧いただきます」と確約し、しゃぼん玉を吹いてもらう段取りだ。

 悪い奴がいるからこのようなことになったのだろうから、しゃぼん玉の親子を恨むわけにはいかない。

 それとも、私の人相が悪いからだろうか?

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惜春

2022年04月23日 18時12分39秒 | 写真と俳句

    惜春の犬に見られてしまゐけり       ひよどり 一平

   (せきしゅんのいぬにみられてしまゐけり)

    ・・・・・・・

 またこの犬に会ってしまった。

 犬のほうも、「また爺さまに会ってしまった」と思っているかもしれない。

 割と小づくりな女性が連れている犬だ。

 愛くるしい犬だが、油断は見せていない。まさに忠犬らしい。

    

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葦の角

2022年04月21日 18時54分44秒 | 写真と俳句

   葦の角ごみ従えてゐたりけり     ひよどり 一平

  (あしのつのごみしたがえてゐたりけり)

   ・・・・・・・

 こんなにもゴミがあったかと思うほど、流れ着いたゴミが葦の芽にまとわりついていた。

 小さな池なのに、よくもこれほどのゴミがあったものだと思うほど。

   ・・・・・・・

 コロナ自粛から脱却しないと、「一億総不健康」時代を招きそうで怖ろしい。

 慢性疾患の悪化と子供たちの体力低下が心配だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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