岐阜公園入口の岐阜市歴史博物館で開催中の「国宝 薬師寺展」に行って来ました。前にも述べましたように当ホテルから徒歩10分ほどのところにある会場です。
実はこの展示会、薬師寺を建立した天武天皇がその皇位を争った「壬申の乱」の際、この美濃の地の豪族たちが天武天皇に加勢し、それでもって天武天皇が勝利したというその由来にちなみ、岐阜の地で公開されるようになったものなのです。なんと、1300年を越えた因縁が取り結ぶ縁といえます。
岐阜公園入口の噴水 後方は金華山と岐阜城
詳しいことは述べませんが、「日本のモナリザ」といわれた「国宝 吉祥天女像」は奈良時代のふっくらとした若い女性を映し出していて素敵でした。また同様に「国宝 聖観世音菩薩像」は銅製でありながら冷ややかな感じはなく、やはり「現世で働く観世音菩薩」としての慈愛と温かみがあるように思いました。他にも見るべきものがたくさんありましたが、とても書き尽くせません。
その帰途、久しぶりに岐阜公園を散策しました。と言うより、この会場と当ホテルの間に岐阜公園があるため、自然にそれと親しみながら歩くことになるのです。
右手が板垣退助像 「板垣死すとも自由は死せず」
信長公居住跡への入り口
発掘調査中の信長公居住跡
金華山の山懐に抱かれたこの公園は豊かな自然と、織田信長居城としての歴史的な雰囲気を併せ持つ箇所で、四季折々の変化は何度訪れても飽きさせないものがあります。実に見どころいっぱいの場所なのです。
公園内の庭園の一部
公園内の朱塗りの三重塔
これは初秋の風情ですが、やがて木々が色づき始めると紅葉の名所に一変します。山合から流れ出す澄み切った水が、紅葉を浮かべて流れ、それらは園内の池に運ばれて花筏ならぬ紅葉の絨毯と化します。
今年新装なったロープウエイ
そうそう今年新装なったロープウエイで一気に山頂に駆け登って、濃尾平野を見渡すと、天下を手中にしたような気分になれますよ。
私たちにとっては毎日見慣れているような場所ですが、こうして改めて見ると、当ホテルの恵まれたロケーションがしみじみと感じられ、加えて私たちのおもてなしの気持ちをさらにうまくお伝えすべく頑張らねばという思いが湧いてくるのです。
(このロケーションをもっと多くの人にお伝えしたいホテパクちゃんでした)