さて、前回、前々回と「しげさ」が当館自慢の癒しをご紹介しましたが、ほんとうに大好評なのですよ。是非お試し下さいね。
ということで、今度は頭の癒し、岐阜をめぐるトリビアのご紹介です。
先月、岐阜駅周辺の整備が完成し、われらが信長公の銅像ならぬ金の像が駅前北口広場に完成したことをお知らせしましたね。
その像に比べたら地味ですが、記念植樹が行われました。
植えられたのは岐阜市の木、「ツブラジイ」です。
そして、その木の根元には写真のように岐阜市のほか、杭州市、カンビーナス市、シンシナティ市などの名前が記されています。思うにこれらの都市がこの植樹に協賛してくれたのでしょうね。
なぜ協賛してくれたのか、それはご想像の通りです。
そうです、これらの都市が岐阜の姉妹都市だからです。
順に見てみましょうか。
これはイロハモミジの植樹です
まず杭州市です。調べてみるとこんなことが分かりました。
■杭州(こうしゅうし)市は中華人民共和国浙江省の省都(副省級市)。淅江省の省人民政府の所在地。中国八大古都の一であり、国家歴史文化名城に指定されている。市中心部の西には西湖という湖があり多くの観光客が訪れる。人口666万人。
人口を見てください。凄い大都市ですね。
西湖というとても風光明媚な場所もあるようですね。
実はなんと、それが当館のすぐ間近で見ることが出来るです。中国にあるはずの湖が何でこんなところにと思われるでしょう。しかし本当にあるのです。
当館の南、徒歩で1、2分の所に岐阜市と杭州市の友好都市提携10周年を記念して作られた日中友好庭園というのがあるのですが、その中にある池が、まさにその西湖を模してつくられた池なのです。
いかがでしょう、当館にお越しになると居ながらにして友好都市・杭州を偲ぶことが出来るのです。
これは前にも紹介しました信長公の像
■カンビーナス市はリオデジャネイロ(2016年のオリンピック開催決定)、サンパウロにつぐブラジル第三の都市で、標高約700mの高原に位置。人口99万人。この都市では、7路線の高速道路が交差集中し、ブラジルきっての交通の要所。
これも立派な大都市ですね。環境保全や文化面でもすぐれた都市だそうです。
■シンシナティ市はアメリカのオハイオ州の都市。人口32万とこぢんまりした都市ですが、大リーグのチームをもっています。日本人選手がいないこともあってやや馴染みが薄いのですが、ここのシンシナティ・レッズは、実はあの野球の盛んなアメリカで、最初に誕生したプロの球団なのです。
信長公の像に添えられた説明など
一応記念樹に付されていた都市は以上ですが、ほかにも友好都市はあります。
■フィレンツェ(イタリア)は、ルネッサンス期に花開いた芸術や学問の都で、サンドロ・ボッティチェッリ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロなどの巨匠がここを中心に活躍しました。
そんな経緯もあって、欧州文化首都にも選ばれました。
岐阜はこんな凄い都市とも姉妹なのです。
■ サンダーベイ市(カナダ) ここはまだ2年ほど前に姉妹になった一番新しい都市です。
人口は11万ほどですが、北米五大湖のひとつスペリオル湖に面した水上交通の要所だそうです。18世紀のフランスの地図にはもう載っていたといいますから、古い歴史がある都市ですね。
■ ウィーン市マイドリング区 オーストリアの首府ウィーン全23区のうちここは12区にあたり、かの有名なシェーンブルン宮殿に隣接する閑静な街で、店舗やショッピングセンターが点在するとのことです。
岐阜北口広場全景 手前は冬期の夜を飾るイルミネーション
こうしてみると、岐阜ってすばらしい都市と姉妹なんですね。
それらの都市に多彩な魅力があるように、岐阜もまた魅力に溢れた街なんだからこそ、それらの都市と姉妹になれたんだと思うんですが、これってやはり、岐阜っ子の身びいきでしょうか。
(ホテパクちゃんでした!)