長良川温泉 ホテルパーク

人気温泉旅館ホテル250選!岐阜城に一番近いホテル★桜満開お花見に! 高橋尚子マラソン・温泉エステがオススメ!

玄関口のリニューアル完成・・・といっても当館のことではありません。

2009-09-27 00:03:43 | スタッフ日記
 エッ、じゃあどこの玄関口?
 私たちの街・岐阜の玄関口、つまり、JR岐阜駅のリニューアルが完成したのです。
 1997年、岐阜市民念願の東海道線の高架化が完成し、それまで鉄路で分断されていた街の北部と南部が繋がりました。
 それを期して岐阜駅周辺の再開発や整備事業が行われてきました。

          
               いち早く整備を見た南口
 
 駅の南口はいち早く整備されたのですが、表玄関の北部の整備が折しも岐阜市制施行120周年のこの年に完成し、ついに一連の事業が完結したのです。
 9月26日、それを祝うセレモニーが行われました。

 といっても駅が新しくなっただけだろうといわれそうですが、まあ、一度、ご覧になってください。
 まさに岐阜の玄関口にふさわしい環境が整えられたのです。
 そのひとつは、駅前広場に設けられた「自然林」の一角です。そこにはいると、まさに深山幽谷の雰囲気があります。「岐阜は木のくに、山のくに」を象徴しているのですが、それにはさらに仕掛けがあるのです。

          
             工事中の北口を上空から(2007年)

 この自然林、岐阜の山野に自生する、イロハモミジ、ツブラジイ、アラカシ、コナラ、ヒトツバタゴ、ソヨゴ、コブシ、などなどが集められていて、それぞれの季節の風情を楽しむことが出来ます。
 あ、あなた、何かいいたそうですね。そう、サクラはどうしたのだとおっしゃるのでしょう。

             
            これが駅前広場?深山幽谷の風情が・・・
 
 そこに抜かりはありません。ソメイヨシノや十月桜などはもちろんのこと、目玉は、岐阜県の名木といわれるサクラを、このエリアに集めたことです。
 薄墨桜、荘川桜、中将姫誓願桜、高桑星桜などなどがそれです(あ、書いてる本人も余りよく知らない桜もありますね。お客様に訊かれる前に勉強しなくっちゃあ。メモメモ)。
 ですから、このエリアでは、居ながらにして天然記念物クラスの桜を楽しむことが出来るのです。
 来年の春が楽しみですね。

          
               ベンチで森林浴などいかがでしょう
 
 しかし、今回、完工のラストを飾ったのはそれではありません。
 岐阜といえばこの人、高橋尚子さん・・・ではなくて織田信長の銅像がお目見えし、その除幕をもって全工程にピリオドを打つこととになったのです。
 銅像・・・というのでしょうか、何せ、天下の奇将といわれた信長像ですから、そこら近所の銅像とはわけが違うわけです。
 どう違うかは、共同通信が26日に配信した記事を引用してみましょう。

          
                 これが全体像です

 「天下統一を推し進めた戦国武将、織田信長の金箔の銅像がJR岐阜駅前広場に建てられ、26日、除幕式が行われた。像は高さ約3メートルで、台座を含めると約11メートル。<新しいもの好き>といわれた性格を表すようにマントを羽織り、火縄銃と西洋かぶとを手にしている。」

 で、具体的なイメージを、除幕式直後のほやほやの写真でお目にかけましょう。
 どうです、いかにも信長らしくて面白いでしょう。

             
             織田家の家紋もくっきりと・・・

 金ピカはちょっとやりすぎだとおっしゃるのですか? いいえ、いいんです。
 ポルトガルの宣教師、フロイスが岐阜の街を訪れ、岐阜城で信長に接見した折の見聞を、彼の書いた「日本史」に見ると、こうあります。
 「三層四階建ての御殿風の天守閣が建っており、その内部は金箔と絵画で飾られた壮麗なものだった。」
 そうなのです、これぞ信長の真骨頂なのです。

          
             秋風に金のマントが翻っているようでした

 このスタイルで信長像は、駅舎の方をキッとして見つめています。
 それは、岐阜を訪れる人たちへの歓迎の眼差しであり、同時に旅する人々の安全と幸せを祈願する表情であるように思います。

 当館へ列車でお越しになる折りには、その行き帰りのどちらかに少しお時間に余裕を持たれ、「自然林」での森林浴と、信長像とのご対面をお勧めします。
 岐阜を観光された折りの、おまけのお土産話になることは間違いなしです。
 あ、そこだけ見て帰らないで下さいよ。
 是非、当館にお越しいただき、そのご感想などお聞かせ下さい。





ちょっぴり恨めしい日々 大正10(1921)年9月25・26日

2009-09-20 12:21:34 | スタッフ日記
 まもなく、9月25日、26日がやって来ます。
 実はこの日々は当館にとってちょっぴり恨めしい日なのです。
 そのいきさつは、かのノーベル文学賞作家・川端康成に関わります。

 当館と川端康成との関係は、このホームページの「川端康成ゆかりの宿」を参照していただきたいのですが、川端康成の初恋の女性は岐阜に住んでいて、この大正10(1921)年、彼は求婚のため岐阜を三回訪れているのです。

 当館は彼のお気に入りの宿でした。
 ですから、この年の秋、その女性に求婚するため岐阜を訪れた折りにも当然のごとく当館へ泊まろうとしたのです。
 ところがです、本当に残念なことに、9月25・26日の台風で大きなダメージを受けていた当館はとてもお客様をおもてなしできる状態ではなく、不本意ながらそれをお断りせざるを得ませんでした。

        
                往時の当館の偉容


 そこで川端康成の一行は、この台風は北風だったから南岸のみなと館はやられているが反対の北岸にある旅館ならいいだろうとということで、当館とは長良川を挟んだほぼ正面の鐘秀館という宿に宿泊し、そこで婚約が成立するのです。
 なんか、当館としてはいいとこ取りをされた様な気もするのですが、鐘秀館さんも老舗の旅館ですからそれはそれで納得できます。この鐘秀館さん、戦後もずーっと営業していらっしゃったのですが、今は地元の銀行の研修センターになっています。

         
            往時の長良川、金華山、そして長良橋
            橋の向こうに当館がちらりと見える


 ところで、彼のプロポーズはその折りは受け入れられるのですが、その後、女性の方から一方的に破棄されます。その事情はいろいろ推察されるのですが、もしそのプロポーズが当館で行われていたらなどと考えるのは今はなき鐘秀館さんにたいして失礼ですよね。
 まあ、いってみればその折りの失恋が川端康成を後年、文豪にしたともいえるわけです。『伊豆の踊子』などの女性像も、岐阜の彼女が原型ではないかとする研究者もいるようです。

              
              晩年の川端康成氏

 といったわけで当館にとってはちょっと恨めしい9月25・26日なのですが、この日は台風がらみでもうひとつの歴史を持っています。
 今からちょうど50年前、名古屋市を中心とした地域で数千人の犠牲者を出した伊勢湾台風がやって来たのがこの日なのです。それを記念して今年は名古屋を中心にいろいろ慰霊の行事が行われるようです。
 
 川端康成と当館の歴史に刻み込まれた9月25・26日という日を思いつつ、同時に、伊勢湾台風の犠牲者に哀悼の意を捧げたいと思います。
 あ、話が湿っぽくなりましたね。
 でも、これも老舗がもつ歴史の一面、ここではそうしたこともぶっちゃけて書いてゆきますね。
 喜怒哀楽、すべてが当館の歴史に刻み込まれているのですから・・・。

「ウッ」といいたくなる事情・・・川鵜と海鵜の話

2009-09-17 00:08:56 | スタッフ日記
 当館へご宿泊のお客様で早起きの方は、朝日を浴びながら三々五々川下から川上へ飛ぶ首の長い黒い鳥をご覧になったことがあるかも知れません。あるいはまた、日が西に傾いた頃、逆に川下へ飛ぶ同じ鳥をご覧になったことがあるでしょう。
 そして、鳥に詳しい方はおっしゃいます、「さすが長良川だ。朝夕に鵜の往来が見られるなんて・・・」。
 おっしゃる通り、その首の長い黒い鳥は川鵜なのです。そして、それらが朝日や夕陽を浴びて川面を飛ぶ姿は結構、絵になるのです。

          
         長良川上空を飛翔する川鵜 一幅の絵画なのですが・・・

 しかしです、しかし地元では悩みが深いのです。鵜という鳥は鵜飼いに使われるくらいですから魚捕りの名人です。彼らが日参することにより、伊勢湾から遡上する純天然鮎や、漁協が放流する稚鮎などが食われてしまうのです。「鵜飼」ではなくて「鵜害」になってしまうのですね。

 お隣の愛知県名古屋市でも「鵜害」は深刻なようです。都心を流れる堀川の水がきれいになったばかりにボラが遡上するようになり、それを追って来る川鵜が名古屋城の天守閣にとまり、そのシンボル、金のシャチホコを糞で汚すのだそうです。名古屋市民は「フンガイ」しているそうです。

            
           これが川鵜 同じ黒でもやや褐色がかっている


 長良川へ戻りましょう。川鵜の害については述べましたね。ここで、わざわざ「川鵜」と書いたことにご注目下さい。実は、長良川の鵜飼いで活躍しているのは川鵜ではなくて海鵜なのです。
 この海鵜、かつては知多半島でも捕獲できたようですが、今は茨城県の切り立つ海岸で捕らえたものを2、3年訓練してから鵜飼いにデビューさせているのだそうです。
 なぜ川鵜ではなく海鵜かというと、川鵜の体重が3キロほどなどに対し、海鵜は4キロほどもあり、丈夫なのだそうです。そしてまた、雑魚よりも大きな鮎により適応できるのだそうです。

          
        これが鵜飼いで使われる海鵜 一回り大きく黒く輝いている


 しかしながら、川鵜もまた鵜の仲間、それを邪険にしたり、ましてや駆逐することは鵜と鮎でもっているこの街では容易に出来かねるのです。それに朝夕の飛来が絵になっているのも事実ですから・・・。
 
 私たちは飛来する川鵜を目前にし、ハムレットの心境です。
 何かいい方法があったら教えて下さい。


  *写真はWikipediaほか、フリーのものからお借りしました。

シルバーウィークは、岐阜歴史博物館へどうぞ!

2009-09-16 00:31:30 | スタッフ日記

9月も半月をすぎて、
夜に聴こえてくる虫の音に、ますます秋の深まりを感じます。
さて、今週の土曜日からは、
いよいよシルバーウィークの幕開けです!


岐阜市が誕生して、120年を記念して、たくさんの催し物が開催されていますが
今日は、ホテルパークから歩いていける、
岐阜歴史博物館の催し物をご紹介します。

チラシからの引用文をご紹介します。

岐阜市で、いつ、どんな事件が起きたのか。
また誰がどんな分野で活躍されたのかを知って、
ふるさと岐阜を、
そして私たち一人一人の足元を見つめる機会にしていただけるのではないでしょうか

どうぞ、みなさま★
岐阜にお住まいのみなさまも、足を運んでくださいますようにオススメいたします。


秋色長良川 鵜飼いはこれからが面白い!

2009-09-11 22:31:03 | スタッフ日記
           
             秋色濃い金華山と長良川 そして当館

 
 ホテルパークの周辺にも、そして長良川の水面にも、日に日に秋色が濃くなってきました。
 川の水の色すら違って見えるのは、清冽な流れが秋の空を忠実に写し取っているからでしょうか。
 「あ、秋か、じゃあ鵜飼もお終いだな」と思ったあなた、とんでもはっぷん、歩いて5分(あ、これは当館のバス停からの時間でした)、10月15日のフィナーレを迎えるまで、これからがシンフォニーでいったら第四楽章、もっとも味わい深い期間なのです。

          
                  川面を行く孤舟

 
 夏の鵜飼が、昼の華やかな太陽の余韻を受けて、そのあでやかさを競うとしたら、秋のそれはつるべ落としの夕陽の後にしっとりとした「通好み」の風情をかもし出すものです。
 当館にもっとも近い芭蕉の句碑(湊町・ポケットパーク名水内 )の「おもしろうてやがて悲しき鵜舟かな」は、鵜舟が来て去ったあとの感情の落差をみごとに詠んだ句ですが、この情緒は秋の鵜飼にこそいっそう色濃いものだと思います。

          
               夕陽を浴びて出番を待つ船たち 

 この時期、鮎たちは川上へと遡上する旅を終えて、故郷を目指して下りつつあります。
 鮎は別名「年魚」ともいい、その寿命は一年です。下り終えた地点で卵に次代の命を託し、自然へと還ります。
 ですから秋の鵜飼は、鵜飼そのものにとっても、そして鮎たちの命にとっても、終章を迎えるセレモニーともいえるものです。それだけに、夏とはまた違った深い味わいと趣があるのです。

 私たちは、秋の鵜飼にある色濃い叙情、そして「わび」や「さび」を堪能しようとする方を歓迎し、サポートさせていただきます。

岐阜のお土産★おいしいおみやげ

2009-09-10 01:50:38 | スタッフ日記

今日も、平日にもかかわらず、ホテルパークにたくさんのお運び、
本当にありがとうございます!
スタッフ一同感謝申し上げます。

「会社のOB会で年に一度の旅行よ・・・ いいお風呂でした~」
と、笑顔があったかいご夫妻様をパチリ♪
神奈川、小田原から起こしくださいました。ありがとうございます。



「眺めがいいところで、温泉にはいって最高!」

とのお褒めのお言葉・・・嬉しいです! ありがとうございます!

ご夫婦仲良く、おみやげコーナーをゆっくりご覧頂きました★

え~、ホテルパークおすすめのお土産は、たくさんございますが
こちらなどいかがでしょう★

大吟醸ケーキ篝火でございます。

岐阜の地酒篝火の大吟醸をしみこませたケーキで
封をあけると、ほのかな吟醸の香りが鼻をくすぐります。
しっとりした食感で、ひじょうにおいしい一品でございます。

大吟醸 篝火は、
米は「岐阜県産酒造好適米・ひだほまれ100%をもちいまして
水は日本に誇る名水、「清流 長良川の伏流水」で仕込みました。
岐阜のすべてをかけた銘酒でございます。

はい★ほかにも、岐阜の地酒をご用意しております。
ご夫婦、たいへん仲睦まじいご夫妻様に、ぴったりの岐阜のお酒がございます!!
信長濃姫でございます!
はい、飲みやすく、おいしいお酒でございます。



そして、こちらが
ホテルパーク、オリジナルの芋焼酎でございます。


よろしければ、岐阜の地酒と合わせて
旅の想い出に、おつれくださいませ。

岐阜の旅の想い出を肴に、
旅で撮った、お写真をご覧いただきながら、一杯というのも格別のお味でございます。

そのときは、鮎の甘露煮などをお召し上がりいただいて・・・

お買い上げ★★

誠に、ありがとうございま~す!!!!!


2009年9月9日★9が3並び

2009-09-09 09:38:10 | スタッフ日記
明日、9月9日は救急の日です!
今年は、9が3つも並ぶ救急の日です★
2009年の9月9日、9時9分と
いわゆるゾロ目=並び数字は、日本人が好きな語呂合わせです。

大切な日を忘れないようにと
語呂合わせで憶えておく・・・
お誕生日とか、記念日とか、電話番号、暗証番号や、車のナンバーなどなど
私達のまわりには、覚えておきたい大切な数字がいっぱいですね!!

学生時代には、歴史の年代を語呂合わせで憶えませんでしたか?
いい国つくろう! 鎌倉幕府 ⇒1192年----みたいな・・・

テレビショッピングなどでも、憶えやすい番号をフリーダイヤルに
選んでますしね…

これも、ひとつの日本人の粋かな・・・と想います!

随分、まわり道をしてしまいましたが、
明日は救急の日★
ぜひ、健康な皆さまも命の尊さ、命を守ることに少しふれていただけると
嬉しいなと感じます。

当ホテルパークスタッフ一同、「なにかあったとき」の対応も万全に
心して、皆さまをお待ちしています。

トランプしましょ★ならべましょ!戦国武将♪

2009-09-07 19:06:45 | スタッフ日記

みなさま、ホテルパークといえば、
長良川が一番美しくみえる宿・・・

だけでは、ございません!!

おしゃれなロビーもございますが
昔懐かしい、卓球台もございまして、夏休みなどは十二分に
熱い戦いを繰り広げていただきました・・・

しかしながら、むかしから童心にかえって遊ぶといえば
老若男女問わず、
トランプですっっっっ!!


かの文豪川端康成さえも、ホテルパークに立ち寄った際、
トランプ遊びをしておるのですぞ----
詳しくは、川端康成が岐阜を舞台にえがいた篝火という本を
お読みくだされ★

え~、寄り道しましたが、
歴史好きにはたまらない、信長・道三、濃姫など歴史を彩る人物が
どんどん出てくるトランプを、どうぞおひとつ!

皆様のコミュニケーション、気分転換♪
友が集まったら、
ゲーム戦国無双いいけど
戦国BASARAもいいけれど
岐阜の戦国武将トランプもねっ★


長良川・・・川湊にきてみれば★

2009-09-05 22:07:47 | スタッフ日記

飼茶屋をご紹介します!!

今日、私は岐阜長良川鵜飼のセールスマンとして、リポートするでありますっっ!!
イヤ、むしろ!岐阜のおいしいもの応援団として、セールスするでありますっっ!!

当ホテルパークから、川原町~材木町へまいりますと
どど~んとみえますのが、コチラ!
川湊(かわみなと)灯台です。




そのお向かいに、今年オープンいたしましたる鵜飼茶屋
その名もしゃぐ!!


ブログは、こちら
お目通しくだされば、いろいろに岐阜のおいしいお菓子が~

どうして、しゃぐと名前をつけたのかとか・・・
なにが一番、人気のお菓子ですか・・・とか、
いろいろ、お話したいことが、山盛り、モリモリでございます!
が、!!!
おいおい、ホテルパークブログにて ご紹介させていただくとして、



夏と冬をイメージしてつくられたという「金華山」というお菓子を食べたい----------
鵜飼まんじゅう枝豆ういろうなど、すでに食してウマイものも
もう一度、食べたい-------

どうぞ、岐阜へおこしの皆様も
岐阜にお住まいの皆様も
食いしん坊、バンザイ!!
もう、食欲の秋は、そこまできております。。。

さぁさ、皆様ごいっしょに★
鵜飼茶屋しゃぐで、おいしく甘味をいただいて、
ダイエットには、ホテルパークの温泉&岩盤浴でデトックス! ←ココ大事!

プラス、マイナスどうなりますかは、皆様次第★
しかしながら、
岐阜って ホント おいしいところでございます


鵜飼茶屋しゃぐ 
岐阜県岐阜市上材木町428-2(鵜飼観覧船待合場内)
058-264-4506 株式会社ながらういろ


金(きん)神社? 金(かね)神社? それとも・・・

2009-09-04 20:51:10 | スタッフ日記
 さて、今回は近郊の散策です。 

 標題の答えは金(こがね)神社です。
 全国的にみると、各地にこの名の神社はあることはあるのですが、
規模は小さく、あるいはサブタイトルのように○○神社(金神社)と
なっていて、堂々と金神社を名乗るところは少ないのです。

 実はこの神社、岐阜でもいわばセカンドに位置します。
 ファーストはやはり、
岐阜祭りの主体となる伊奈波神社ということになるでしょう。
美濃の稲葉山(のちの金華山)といえば斉藤道三が城を築き、
後に信長が継承したのですが、
この稲葉が伊奈波に由来することは見やすいところですね。

      
                朱も鮮やかなお社

ところでこの二つの神社、岐阜市民でもほとんど知らない繋がりがあるのです。 岐阜に関心を持たれたあなたにのみ、コッソリ教えましょう。

伊奈波神社の祭神は五十瓊敷入彦命(いにしきいりひこのもこと)という人で、
一方、金神社の祭神は渟熨姫命(ぬのしひめにみこと)という人なのですが、
実はこの二人はできていたのです。
あ、神様にできたのできないのというと罰が当たりますね。
そうなんです、この二人は夫婦だったのです。

      
             岐阜は水も美味しいのです

で、二人はどうして岐阜に来たかというと、
旦那の方はその成功をねたまれてあることないことを言い立てられ、
「朝敵」という冤罪によって岐阜の地で討たれてしまったのです。
それを嘆き悲しんで岐阜までやって来た奥さんが、
この金神社の祭神なのです。麗しい夫婦愛ですね。
 
 伊奈波神社の方は金華山の山懐に抱かれたいくぶん荘厳な地にあります。
 それに対して金神社は、市街地の中心に近く明るく開けたところにあります。
 金(こがね)公園が隣接し、さらには市民が集う文化センターもあります。

      
                丸窓つきの電車です

 公園の見ものは、
 残念ながら廃線になってしまった岐阜の市街電車のなかでも、
 極め付きの車両が展示されています。
 メイド・イン・ロンドンとコントローラーに銘打たれた車両は、
 百年の歴史を誇り、鉄道ファン必見のものです。

 また、毎月九日には、境内で骨董市が催され、
 お宝鑑定団気取りの人々が鵜の目・鵜の目(岐阜ですから鵜の目だけで
 鷹の目はないのです)で品物を漁ります。
 ひょっとすると、ゴッホの未発見の作品なんてのがあるかも知れませんよ。

         
                初夏なのに積雪?


 あ、それからこれは季節限定ですが、
 五月の初旬、運が良ければナンジャモンジャ(別名ヒトツバタゴ)を
 見ることができますよ。
 市街地には珍しいその大木が、金神社の東鳥居の傍らにあり、
 初夏にもかかわらず、雪が降り積もったかのような風情があるのです。

      
             これがナンジャモンジャの花です

 肝心なことを言い忘れました。この神社の御利益はもちろん、
 金運招福です。
 長良川温泉につかって、美味しいものを食べ、鵜飼を見て、
 翌日ちょっと立ち寄っただけで金運が転がり込むなんて素敵ではありませんか。

 この神社、JR岐阜駅、名鉄岐阜駅ともに徒歩で約10分の距離です。

<おまけのトリビア>
 ここまで読んでくれた人のために、
 やはり岐阜の人も知らない情報をもうひとつ。
 実はこの金神社、その位置するところは熱田神宮の真北、
 そして出雲大社の真東になるのです。
 古代の測量技術から考えたら単なる偶然と思われるのですが、
 そこに人知を越えた大いなるものの意志を見出すのもまたロマンでしょうね。