浄土真宗本願寺派 法徳寺ブログ

神奈川県厚木市にある浄土真宗本願寺派(西)のお寺です。
永代供養墓10万より受付中です。

法話会案内

2023-06-29 20:36:00 | お知らせ


法話会のお知らせです。7月3日1時30分から2時30分、どなたでもご参加できます。参加費無料です。よろしくお願いします。
先日は、久しぶりに、秦野市火葬場に行きました。こちらも、とても綺麗な建物になりました。ご覧の通り、今は、煙突などありません。神奈川県内の火葬場は、私が僧侶になって30年の間に、ほぼ新しくなりました。私にとって、昔の火葬場は、正直、身が引き締まる怖さがありました。あの金ピカの霊柩車も、怖かったです。今は、どこにも走っておりません。今のように、綺麗な建物は素晴らしい半面、死を遠ざけ、死を感じさせません。昔は、誰も笑ったりしていませんでした。子供さんたちも、はしゃいでいません。小さなお子さんでも、それを感じとっていたように思います。いつかは、自分もお世話になるなどとは、考えないように、他人事に思えるように、高級なホテルのような外観と内観ですが、いざ、最後、焼きあがり、大切な方のお骨を観ると、現実に引き戻されます。お骨を拾い、係の方が、ケースに入れてくださって、手に持つと、まだ、温かいのです。気を付けてお帰りくださいと声を掛けてくださいます。関東圏では、お骨を全部拾いますから、大きな骨壺ですが、関西圏では、全部拾いませんから、小さな骨壺です。関東圏では、ずっしりと重い骨壺です。火葬場をあとにし、さて、これから先、どう生きるべきなのか、どおしたら、亡方が、安心してくださるのかをお伝えするのが、僧侶の役目です。しかし、最近では、火葬場に行っても、あまり、僧侶の方に会いません。僧侶は呼ばず、火葬式と呼ばれる式が増えた為です。昔は、必ず、知り合いのご住職に火葬場で会うのが当たり前でしたが、時々、お互い、会いたくない住職にあって、何となく、気まずい思いをしたり、僧侶は、お互い会うと、宗派関係なく、お互い合掌して挨拶するのが、礼儀なのですが、それも、今では、懐かしく感じてしまいます。



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