皆様、こんにちわ。
2月も後半になってきまして、日が長くなったな~と実感しております。
昨晩、本山から定期的に送られている宗報を拝見しておりますと、
お寺の掲示板の記事が出ておりました。私もこの前、ブログに書かせて頂きました。
お寺の掲示板大賞という記事でございました。
私は、ドラックストアを、よく、利用させて頂いております。
今のドラックストアは、品ぞろえが豊富で、本当に有難い。
コロナが、まだ、始まりの頃、お寺の掲示板にこんな言葉が出ました。
コロナよりも 怖いのは 人間だった 神奈川県ドラックストア店員
今でも、時々、テレビの映像が思い出されます、マスクの奪い合い、店員さんに詰め寄るお客様方
私も他人の事を、とやかく言えません、私も、マスクや消毒液を手に入れるのに
必死になっていました。冷静でなんていられませんでした。
人間は、皆、表向きは、善人のふりをしてだけで、心の中は、欲の塊、自分本位です。
良い人、悪い人の基準は、自分にとって、都合の良い人か悪い人かの違いです。
私は、親鸞聖人のお言葉からも、人間は、いざとなったら、何をしでかすかわからないものだから
気を付けなさいと、学ばせて頂いております。
私は、親鸞聖人の教えに出会ってなかったら、どうなっていただろうかと、今までの人生を振り返り
思います。
聖人は、ご自身の内面を、さらけ出され、自分は、極重の悪人と言われます。
私なんかは、特に、衣を着させてもらっているときは、必死で、善人のふりを勤めている感じです、
心の中は、欲の塊なのにです。でも、大丈夫なのです。阿弥陀如来の救いのめあては、善人ではなく悪人です。
悪人とは、誰のことなのか。そこが、浄土真宗の教えを学ぶポイントです。
阿弥陀如来様は、私に、善人になりなさいとは、言われません。
「ブラッシュアップライフ」というドラマが、現在、放映中です。
私は、毎週、楽しみに拝見していますが、内容は、人生のやり直しドラマです。
私は、人生を、やり直すという設定のドラマが好きです。
自分でも、人生やり直せたらいいななどと、妄想したりもします。
第一回目の説明書きは、こうなっています。
主人公 近藤麻美(女優 安藤サクラが演じてます)、33歳独身。幼馴染の友人と同級生の噂話で盛り上がった
ある日の夜、トラックにはねられてあっけなく死亡。しかも、死後の案内人に告げられた来世は、人間ではなく・・・。
ガッカリした麻美は、もう一度、近藤麻美として同じ人生をやり直し、徳を積めば人間として生まれ変わる
確率が上がると聞いて、人生のやり直しを選択する。と書いてあります。
徳とは、善い行いのことです。ところが、この善行に、主人公は、苦労します。関係ないですが、
神奈川県藤沢市に、善行という地名がありますが、由来はわかりませんが、住んでおられる方は、みんな、
善い行いをされているのだろうか?喧嘩をせず、幸せなのだろうか?などと考えてしまいます。
私は、このドラマを観ていると、阿弥陀如来様のすべての者をお浄土に救いたいという願いが、
なぜ、起こされたのかを考えさせられます。
親鸞聖人のお言葉では、仏願の生起本末(ぶつがんのしょうきほんまつ)です。
私には、自らの力で、徳を積み、来世に善い世界に生まれようと願うことは、不可能です。それが、仏願の生起です。
だからこそ、私に代わって、ご修行をし、徳を積み、その功徳のすべてを、南無阿弥陀仏の名号に
込めて、私に与えて下さるのが、阿弥陀如来の救いです。
浄土真宗は、他力の救いを説きます。他力=他人の力ではありません。
他力とは、阿弥陀如来の本願力です。阿弥陀如来様の願いは、既に、成就し力となって、私に届けられています。
それが、本=本願、末=本願成就という意味です。
私に、善人になりなさいなどと、条件は一切出されません。条件が一つでも付いたら、救いからもれる私がいるからです。
阿弥陀如来様の救いは、そのままの私を救う教えです。100パーセント他力の救い、自力無効の教えなのです。
私の力は、何一つ、必要ありませんし、浄土に生まれることに役立ちません。その救いを、聞かせて頂くのです。
南無阿弥陀仏は、全ての方に、常にはたらいています、その証拠に、私の口から南無阿弥陀仏と出て下さっています。
明日の保証はどこにもありません。今、仏願の生起本末を聞いて、今、救われる教えです。
最初の言葉は、法語カレンダー2月より、度🟰救という意味です