散歩日記XX

主に趣味の話を書いているブログです。

2023年12月のカクテル

2023-12-31 23:03:43 | 飲み歩き・札幌市内
足腰が痛いため職場からすすきのまで歩いて行く気力が無く、また年末のすすきのに行く気があまりせず、控えめの19杯。寒さゆえ、アイリッシュコーヒーを3杯飲んだ。これは珍しいかも。

ウイスキー 10
ウイスキーソーダ 3
アイリッシュコーヒー 3
アメリカーノ 1
ホットバタードラム 1
ジャックローズ 1
合計 19
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2023年の本

2023-12-31 09:00:00 | 読書
2023年に読んだ本の中から、面白かったものを上げる。
(5行ごとの改行は単に見やすくするためのものである)

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「居酒屋ワカル」深谷かおる
「聖なる怠け者の冒険 挿絵集」フジモトマサル
「不可触領域/軍靴の響き」半村良
「ひとり酒場 家飲み手帖」ひろみん
「ソース焼そばの謎」塩崎省吾

「ヴァーチャル日本語 役割語の謎」金水敏
「無言板アート入門」楠見清
「鋼鉄紅女」シーラン・ジェイ・ジャオ
「新任警視 上下」古野まほろ
「人類の知らない言葉」エディ・ロブソン

「工作艦明石の孤独4」林譲治
「君が見たのは誰の夢?」森博嗣
「たかが殺人じゃないか」辻真先
「酒処春來荘日乗 弐」丸岡久蔵
「レモンハート37」古谷三敏

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今年のベスト5は以下としよう。
■「居酒屋ワカル」深谷かおる
猫が経営する居酒屋を舞台にしたマンガ。とにかくささくれた気持ちにスッと来た。

■「不可触領域/軍靴の響き」半村良
1970年代に書かれた本だが、現在の不穏な空気を見通すかのような本。まあ、人間社会には常にバカがいて、何年かごとにしゃしゃり出てくるだけかもしれないが。若いころ読んでピンとこなかった部分もあったが、今読むと感想が違う。

■「ヴァーチャル日本語 役割語の謎」金水敏
「○○じゃよ」という博士語、「よろしくってよ」というお嬢様語、「○○アルヨ」という怪しい外国人語などの成り立ちを丹念に過去のマンガから拾い集めた本。何だか面白い。

■「鋼鉄紅女」シーラン・ジェイ・ジャオ
なんか「クドいな」と思う所も多々あるのだが、男女の性差や地位問題と巨大ロボット対決SFを合体させた作品。今調べてみたが、作者は中国出身でカナダ在住とのこと。さすがに中国でこの話は書けないのではないかという気がする。

■「君が見たのは誰の夢?」森博嗣
読んだ時に、これは森版「ロボットと帝国」(←アシモフ作ね)ではあるまいかと思った。彼のデビュー作(厳密には最初に書いた小説が最初に出版されたのではないのだが)から、全作品を通じて埋め込まれた長い長い人類の血脈というか歴史というか。デビュー時点でここまでの構想を練っていたのだろうかという疑問は、アイザック・アシモフに関しても思うのだが、どうだろうか。
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2023年の飲食

2023-12-31 08:00:00 | 食べ歩き
12月30日で今年の外食も終了だ。今年、飲食したものについて1年間の写真を振り返りながら「これ良かったな」というものを取り上げる。素晴らしく美味いものも多いが、いつもの店、気楽な店という「感じがとても良かった」ところも入っているのはいつものことである。後は過去にアップ済の写真を大量に再掲しているので、画像が鬱陶しいなあという方には申し訳ない。

いつもの店の選べる3点盛り。値段が上がって300円になったが、つまらない通しを出す店は本当にここに学んでほしい。



ザクロの赤が美しい、ジャックローズ。



天丼+瓶ビール(中)の幸せ。



土瓶蒸しが大好きな私。



鍋焼きうどんの幸せ。庶民だから、幸せレベルが低いかも。



小料理屋さんのお任せ盛り(5品)。私が酒を飲むときは、こういう出し方を好むね。



いつもの刺し盛りに蝦蛄を一本足してもらう。



そして焼魚が美味いのだ。





小樽の懐かしいラーメン。



いつもの名居酒屋で恒例刺身盛り合わせ。



心和む店で何気ないつまみを出してもらう。



ランチコースの愉しみ。





松本市でガツンとソースカツ丼。



長野名物、特大コロッケ。



松代の寿司屋さんで悪くない生ちらし。



妙に体になじんだ、豚ときのこのバターポン酢。



最高に美味い。上田市の美味だれ焼き。



長野市で馬刺し。



長野市でわさび料理三種。酒泥棒です。



近所の寿司屋さんで生ちらし。一度、夜に行きたいのだが。



お得な傑作、たぬき丼。味噌汁も美味い。





しばらく行ってないから、この店の焼肉も食べたくなった。



珍しいぞシイラ刺し。



さらば、小樽コロンビア(閉店してしまったので、名前を出す)。



このやきとりを食べて40年。



静岡でステキな昼飲みセット。ビールはマルエフ。





沼津の名バーを再訪。





沼津で予想外の豪華刺し盛り(写真のボケが惜しまれる)。



静岡の老舗居酒屋。ここに来たら、ながらみを。



二十四軒の小料理屋さんで、びっくり刺身。



北海道らしからぬ牛皿(他に煮込みが名物)。



琴似のバーでいつもながらシャープなカクテル。

 

いい料理出すんだけどなあ。この日の客が悪かったよな、しかも一人だけ。





余市ニッカのレストランでリタ婦人レシピの料理を。



琴似の寿司屋さん。刺身で一杯、上寿司で締めるくらいが私にお似合いですよ。





この店も行かないとなあ。土曜日の開店前には人がならんでいるのを何度か見て行く気が減少中。

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2023年のアート

2023-12-31 07:00:00 | 美術・アート
さて、12月29日に最後のギャラリー巡りを終えて、恒例の1年を振り返るアート関係の記事である。まずは2023年に気になった展覧会を列挙する。5行ごとの空行は単に少し見やすくするためのものである。また、順番は上の方が時期が後になっているはず。

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まずは展覧会部門。

スカイホール「札幌大谷高等学校美術科第35回卒業制作展」
本郷新記念札幌彫刻美術館「生命体の存在」
北海道立文学館「左川ちか 黒衣の明星」
ギャラリー創「近藤マリア ルイーザ明子写真展 Passing by 通りすがりに」
STV北2条ビル、時計台通ビル「札幌大谷大学芸術学部美術学科 油彩専攻作品展」

HOKUBU記念絵画館「黒崎彰と舩岳紘行」
市立小樽美術館「中村善策と加賀の北前船主・西谷家」
札幌芸術の森美術館「深堀隆介展 水面のゆらぎの中へ」
ギャラリー門馬「小林麻美個展 次の予鈴が鳴り響き、」
北海道立近代美術館「足立美術館所蔵 近代日本画と北大路魯山人展」

北海道立近代美術館「揺さぶる絵 変貌する日本画のイメージ」
苫小牧市美術博物館「特別展 四季が彩る美の世界」
高井鴻山記念館「鴻山の愛でた名品展」
北野美術館「秋の日本画 彩の季節をあじわう」
上田市立美術館「第23回共同巡回展 福岡アジア美術館所蔵作品展 うるおう アジア ―近代アジアの芸術、その多様性―」

大丸画廊「今日もどこかで 稲恒佳奈日本画展」
スカイホール「鉾井直作展」
SCARTS「㐂久⼀本店創業百周年記念展 㐂久⼀100年~まちとアートと家族の物語」
北海道旧本庁舎改修事業仮設見学施設
らいらっく・ぎゃらりぃ「中橋修回顧展」

スカイホール「伏木田光夫油絵個展」
HOKKAIDO ART GALLERY「中村善策&田辺三重松展」
北海道立近代美術館「トリック×イリュージョン」
SCARTS「100 DISCOVERIES あなたの知らない魅惑のトルコ」
苫小牧市美術博物館「美術所蔵名品選:風景画×静物画編」

大丸画廊「Heart of mine 小川豊展」
札幌芸術の森美術館「艾沢詳子 gathering-集積する時間」
小樽市民ギャラリー「北海道文化奨励賞 上嶋秀俊展」
岩見沢市絵画ホール 松島正幸記念館「尾形香三夫追悼展」
大通美術館「佐野果帆子1人卒業制作展」

札幌市資料館「札幌市立大学 原初展VOL.3」
北海道立近代美術館「サンリオ展」
SCARTS「NorthPRINT-北海道の現代版画-」
札幌彫刻美術館「New Eyes 視線のはなし」
大通美術館「文字の世界 楢原武正展」

小樽市総合博物館「令和4年度アイヌ工芸品展 2022 小樽市制100周年記念事業「アトゥイ-海と奏でるアイヌ文化」」

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ここからベスト展覧会を選出してみよう。

■北海道立文学館「左川ちか 黒衣の明星」
私はほとんど詩を受け付けないが、珍しく興味を持った詩人の展覧会。詩集も1冊買ったが、まだ読んでいない。

■高井鴻山記念館「鴻山の愛でた名品展」
長野県小布施町の高井鴻山記念館で、あまり期待せずに入ったら意外な名品揃いでお得感があった。

■SCARTS「100 DISCOVERIES あなたの知らない魅惑のトルコ」
100点の写真が並ぶ展覧会だったのだが、トルコの風景に感心。

■岩見沢市絵画ホール 松島正幸記念館「尾形香三夫追悼展」
展覧会を見始めたころから「この人の作品は何なんだ、どうやって作るんだ」と思っていた人の惜しまれる追悼展。

■小樽市総合博物館「令和4年度アイヌ工芸品展 2022 小樽市制100周年記念事業「アトゥイ-海と奏でるアイヌ文化」」
全く期待しないで行ったら、相当充実したアイヌ工芸品展が開催されていた。もっと宣伝をしっかりやって欲しい。

もう一つ、次点を挙げるならば、次の展覧会である。
■らいらっく・ぎゃらりぃ「中橋修回顧展」
画業(彫刻、版画あり)50年から、自選の回顧展を開催。非常に素敵な展覧会だった。

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続いて作品部門から。

山内壮夫「鶴の舞」
青木美歌「Gil-SA-3W」
竹内博「なんてったってゴム長」
上村塁「Horizon II」
福田高治「作品2023‐C」

深堀隆介「方丈ノ夢」
山元春挙「瑞祥」
ジョルジュ・ルオー「シエールの思い出」
善光寺「仁王門」「山門」「本堂」「経蔵」
伊藤若冲「鶏百態図」

葛飾北斎「自画像信濃路旅姿」
楓月まなみ「風韻」
久藤エリコ「よりそう」

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ベスト作品は次の5点である。

■山内壮夫「鶴の舞」
北陸銀行本店の上に立っていた彫刻作品が場所を変えて見事に復活。間近で見る時の異形感もなかなか。

■青木美歌「Gil-SA-3W」
久しぶりに繊細な青木ワールドを拝見できてうれしい。

■上村塁「Horizon II」
今年の版画展示でことごとく「ハッ」とさせられた上村の作品を1点。私好みの色なのだろう。

■山元春挙「瑞祥」
北海道立近代美術館「足立美術館所蔵 近代日本画と北大路魯山人展」から、思わず「ロジャー・ディーンだろ」と言ってしまった名作。

■伊藤若冲「鶏百態図」
小布施の地で見た思いがけない名品。これは地域の宝物だ。

単発の作品とは言い難いので、次点としておこう。
■善光寺「仁王門」「山門」「本堂」「経蔵」
17年前に長野県に行ったときは松本市中心に滞在したが、今年初めて長野市、さらには善光寺に行ってきた。なかなか満足。
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