さて、最終日。静岡には2016年に静岡近代美術館というのができたらしいが、公設の美術館ではなく私設美術館のようである。「シャガール展」というのが微妙だったのと(あまり好きではない)、オープンが10時半で時間的余裕があまりないので断念し、駅前のデパート松坂屋へ。
地下でお土産を見てから、最上階に上がると雑貨フェアをやっていた。
そこから1階降りると、街中ビル内水族館があるみたい。行かなかったけれども、最近札幌にもできた都市型水族館というのは人気があるのかも。
この後は、静岡駅方面で早めの昼食場所を探す。ふむふむ1000円か。マグロの質がどうなんだろう。
「まるごと静岡セット」はかなり充実した感じ。
大衆酒場もオープン直前だ。ここの「ほろ酔いセット」は南鮪赤身刺し(天然南まぐろ)って書いてあるから、期待できるかも。
違う店では入荷無しだった生しらすが入荷している店を見つけた。店によって違うもんかね。
チェーン店っぽい寿司屋さんがあったのだが、「プレミアム」にもほどが過ぎるだろう。
飲食店は概ね11時に開店しそうなので、その時間に飛び込みたいのだが、人気の店は徐々に行列ができ始めている。そこまでして食べたいものもなあ…。私は11時になった瞬間に行列のできていなかったこの店に飛び込んでみることにした。
1番目の客なので、落ち着くカウンター席の端に座り、これを注文。
飲物はメニューにあるやつが「ほとんど大丈夫です」ということで、マルエフ中瓶(650円)にした。
ビールを飲んでいるとすぐ出てきたのが、あらかじめ用意しているのであろう清水鮪(ぶつ盛り)。これは後に取っておいて日本酒に合わせよう。
そしてこれも当然用意ができている静岡おでん。大根と竹輪が出てきた。魚粉の香りが良く、大根から食べるとその汁気が実に美味い。色ほどしょっぱいわけではなくて、大根の味を引き立てる味付けなのだ(竹輪はまあ普通だな)。
そして静岡で浜松餃子。静岡とは距離も遠く、県庁所在地である静岡市より人口が多い浜松市。仲が悪いと聞くが、この店に行列ができていなかったのも、浜松系列だからとかそういう理由なのかな(今調べたら、勘繰り過ぎで静岡市の会社だった)。最初からタレが辛いのがなんだが、この餃子美味いね。4個というのもちょうどいい。
餃子でビールが捗ったので、静岡は岡部の酒、初亀プレミアムを追加注文。
そしてお好きな1品から黒はんぺん焼き。黒はんぺんは結構甘みがあり、そこをネギと生姜でさっぱり食べる。そしてさっき取っておいたマグロぶつも、マグロ刺身を出したときに端っこが残るのだろう。日本酒にピッタリで悪くないよ。
ということで酒も食べ物も十分だ。適当に入った割には良い店で、お勧めできる昼酒セットだった。静岡の飲食店街は札幌に比べてはるかに昼酒セットが充実していてうらやましい。「静岡市はいいねえ。」

→あんた、今は合併して静岡市だけど、元清水市の出身だよね。