散歩日記XX

主に趣味の話を書いているブログです。

暑い小樽(1)

2024-06-29 12:35:51 | 飲み歩き・北海道内
今日は出かける計画を立てていたのだが、どうにもこうにも出勤せざるを得なくなり、普段の出勤時間に家を出る。外はすでに暑くなる予感である。



通勤が約40分、勤務時間が1時間で仕事は終了。何もなければ朝一で江別セラミックアートセンターに行く予定だったのだが、それは断念してJR札幌駅から小樽へと向かう。空いているだろうと普通列車を選択したが、ほぼ満席。立っている人もちらほらいる。

私は無事に座ることができ、本を読みつつ小樽に向かう。そういえば朝里を出たところで列車が急停止し「線路に人が見えたので緊急停止しました。この停止により怪我をした人はいませんか」というようなアナウンスがあった。近くの人がショートカットしようとしたのか理由は分からないが、気を付けて欲しいものである。

多少の遅れで小樽駅に到着したが、まだ昼食時間には早めだからすんなり座れるのではなかろうかと思って、久しぶりに蕎麦の「Y」に行く。ところが、現在の開店は11時半のはずなのだが、11時半ちょっと前に行ったのに一旦満席になっているみたい。予約客なのだろうか。



そこそこ暑い中、20分ほど待って席に座る。手前のテーブル席と奥の蔵をつなぐ場所だが、壁側なので落ち着ける席であった。

 

事前にメニューを読んでいた私は、席に案内されると同時に速攻注文。まずは菊正宗樽酒純米(といっても瓶だ)。これは個性的な味がして、なかなか美味い。そしてちょっと出てくる蕎麦味噌が嬉しい。

 

酒の肴は夏だから冷奴だね。別盛ででてくる綺麗な薬味も良い感じである。



そうそう、豆腐の上にどかっと薬味を乗せられると、なんか違うと思うんだよな。



そしてさっぱりつまみ第2弾は鶏わさ。自分でわさびをすりおろすのはちょっとした手間なのだが、その手間がより気分を盛り立てるのだ。





まだ並んでいる客もいるので、そんなにくつろいではいられない。締めのせいろ(地物粉)を注文。もっとも年配客が多いせいか、私と同じくらいの時間に入った人たちは酒も飲まないのにまだ蕎麦を食べているけどな。



せいろには新しくわさびも付いてきたけれども、さっきおろしたわさびもまだ沢山あるのでどんどん使っていこう。すりおろしわさびなので、辛いというよりも、爽やかな香りと甘さがあるのだ。

この後、蕎麦湯も飲んだため、腹いっぱいで昼食終了。

ちょっと駅前方面に戻り、100円ショップで扇子を買い、本屋さんにいくも収穫なし。バスターミナルに大勢の人がいたのでスマホで調べてみると、JRが何本か運休になっている。私が帰るころまでには回復すると良いのだが…。気になりつつも、美術館などに行くことにするか。
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ちょいと出かけるとなると小樽(4)新規開拓

2024-05-04 18:20:47 | 飲み歩き・北海道内
さて、ゴールデンウィークの後半、私が小樽でいつもお世話になっている居酒屋さんは休みになることが事前に分かっていた。それはそれで、普段と違う店に行けるというチャンスでもある。最初は何度か行ったことのある焼鳥店を候補に考えていたのだが、どうにも気になっている店があるのだよね。

観光客の絶対来ないような小路に入る。



店名「TI」を見ると、焼鳥店にも思えるが…。



店頭メニューを見ると「網焼の部」「串焼の部」とあり、重複しているところもあるようだ。ええい、思い切って入ろう。



入ってみると先客なし。客席でおやっさんがぼんやりテレビを眺め、ママさんがカウンター内で仕込みをしている。明らかに地元の人には見えない私に困惑しているようであったが、カウンター中央、やや入口よりの場所に座らせてくれた。では、まず瓶ビールで始めるとするか。いや、通しの沢庵がシビレるね。



メニューを眺めて「ホルモン混合」というのを注文してみると、「網焼の部」と解釈されたらしく、ガス台が私の前に寄せられた。仕込みを見ていると、ものによっては金属のバットから、ものによっては一旦串にさしてあるのを抜いて盛り合せを作っているようで、やはり自分で焼いて食べたい人と、串にさして焼いてもらったのを食べたい人の両方に応えるスタイルのようである。

ホルモン混合(すなわちホルモンミックス)はこんな感じ。ピーマン、長ねぎ、玉ねぎが乗っているのも嬉しい(これ、550円だからね)。



タレはベースの醤油味タレをスープで割ったようだ。これはさっぱりしていて、いいんじゃないか。



よし、早速焼いて行こうではないか。ホルモンはいわゆるホルモン(腸)の他にレバ、ハツ、ガツ、割と肉っぽいところ(サガリ?)があり、バラエティに文句なし。味は、うん、いいんじゃないかな。



もう一シリーズ行こう。次は精肉というのを頼んだら豚精だった(450円)。飲み物は燗酒小とっくりを頼んだところ、見た目より量がある。下手に大とっくりを頼まなくて良かったよ。





豚精は冷凍されていたものをカットしていたが、これで十分なのよ。この店、営業が成り立っているのかなとも思ったが、私の後から地元の夫婦が来て、その後も予約が入っているようだ。そして、ぼんやりテレビを見ていたおやっさんだが、雰囲気からして体調を崩されているのかも。ママさんがきびきびと仕事をしていたが、それでも結構なお年。この雰囲気もそういつまであるものではないのだろう。



またいつか訪問したいと思う。

次の都合上、JR小樽駅に向かう。途中のビアホールは開店70周年とか。



移動は混雑しそうなエアポートを避けて各駅停車に乗り込む。10分先に出て、7~8分遅れて琴似に着くのだが、急ぐこともあるまいよ。

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ひっそりと小樽へ(3)

2024-02-10 18:15:09 | 飲み歩き・北海道内
17時近くなり、やっと馴染みの居酒屋「O」へ。但し、小樽は結構な雪が降ってきて、帰りの交通が心配になってきた。この間、小樽から札幌に移動できない人が発生していたじゃない。さっさと飲み食いして戻るようにしよう。



店に行くと1階に客の姿は無かったが、宴会料理の仕込み真っ最中で、2階は大勢の人が入っているようだ。一応、予約の電話を昼頃入れておいたので、座れないことはないからそこは心配していなかったが。

まずは燗酒でスタート。



いつもの刺身盛り合わせは赤貝、白身(平目か)、海老、ホタテ、ホッキ、マグロ、イカ、ゲソの8種類。寒い季節のせいか、白身はビックリするほど脂がのっている。イカとホタテの新鮮さも素晴らしい。海老だって身を外そうとしたら新鮮な頭の部分がついて出てくるし、ホッキ貝の歯ごたえも素晴らしかった。



そして早めに注文しておいた、ナメタガレイの焼き物。酒は秋田の六舟を頼む。





軽く干してあるとは思うのだが、カレイの身がむっちりと厚みがあって美味しい。中骨と少しヒレの焦げたところを除いて、ほとんど全部食べてしまった。酒も飲んだし、大きなカレイで一旦腹が膨れた。

それでは雪が降りやまない中、急ぎ琴似に戻ることにしよう。



次の店の関係上、JRで移動したいので、小樽駅へと急ぐ。途中のアーケードにはアイスキャンドルが灯っていた。

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連休中日は小樽(5)秋シャコ

2023-11-04 18:34:07 | 飲み歩き・北海道内
さて、こちらも前回は日曜休業だった居酒屋「O」へ。開店時間10分前くらいに行ったら営業を開始しているようだったので、そのまま入店だ。カウンター席には2組予約が入っており、2階座敷もかなりの混雑の模様。無事に座れることができて良かった。

寒くなってきたので、まずは燗酒を頼み、いつもの刺身盛り合わせを注文。但し今日はメニューに「小樽産 秋シャコ」があったので、それを1本追加してもらうことにした。



まずは何といってもシャコが美味い。そして今日はイカの歯ごたえが良く(寒くなって引き締まってきた?)、甘えびのミソが美味く、ホタテも良い感じであった。思わず冷酒・三千盛を注文して刺身に合わせる。



今日は少し注文の趣向を変えようかと思い、八角田楽焼きを注文。当然のごとく一匹だと思っていたのだが「ちょっと身が小さいから」ということで、二匹がならんで登場。これは食べきれるのかと思って箸をつけたが、胴体は内臓をくりぬいてあるので、背側の部分しか身が無く、何とか食べ切ることができた。味は淡泊な白身に甘めの味噌がいい。皮の部分を揚げたものがついているが、これも味噌を付けて食べる。



でも、思ったより食べた気がするな。店もフル回転の忙しさなので、今日はこのくらいで勘定をしてもらおう。



そして、次に行きたいところの関係上、今日はバスではなくてJRで移動だ。



備忘でメモしておくが、この店の2階の喫茶コーナーは長らく休業していたが、今日見たら営業再開しているようだった。但し「ただいま満席」の表示があったので、人気は高いかもなあ(写真撮影時は喫茶コーナーは終業済)。



駅に到着したらエアポートの発車直前だったので、スムーズに移動。隣の席は誰も座ることなく、快適に移動できた。
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小樽へ(4)いつも美味い

2023-08-26 19:10:34 | 飲み歩き・北海道内
小樽で久しぶりの訪問となる「O」へ。開店直前の時間に行ったら暖簾が出ていたので入らせてもらった。後で電話の空席確認の客を断っていたりしたので、ちょっと遅れたら入れなかったかもしれない。危なかった。

ということでビールスタート。「思ったより小樽は暑い」とママさんに文句を言う。



そしていつもの刺身盛り合わせを注文。この店は寿司も出すため、寿司ネタに使うようなスタンダードな魚しかないのだが、何度も通ううちにそこが良くなってきた。年を取ると、やっぱりオーソドックスに限るよ。



今日は赤貝、かんぱち、平目、ホタテ、ゲソ、イカ、海老、マグロ、ホッキの9種盛り。いずれも美味かったが、平目のもっちり感、マグロのきめ細やかさ、かんぱちの脂の乗りが特に良かったか。

そして早めに発注しておいた鰤かま焼きが到着。おお、結構サイズが大きいね(レモンの輪切りと比較して下さい)。



これには北の誉を合わせる。鰤の身は曇りのない味わいで、すっきりした白身魚のような気がしてくる。骨の間の細かい身も美味いんだよね。

そして締めに寿司(マグロ、平目、ホッキひも)。マグロと平目は刺身で美味かったところを握ってもらったので、これまた間違いない。ホッキひもは私の好物で、海苔で巻いて甘ダレを付けているところが他とはちょっと違う。むろん甘ダレとはいっても、くどい甘さは皆無なのである。



これで大満足。勘定をしてもらう時に、いつもの「子褒め」(若大将の焼いた魚はいい)をしておく。暇な前半の雑談に大将だけではなく、若大将も乗って来てくれたから、私の作戦は成功しているかもしれない。大将が引退した後はぜひ若大将にお店をお任せしたいと思っているのだが、考えてみると、私も引退(外に飲みに行けなくなる)という可能性があるのか…。



まだ明るい中、この間封鎖された高架下飲食街を見る。



高架下を抜けられなくなっているため困り、変な抜け道から小樽駅方面へ。





今日はまだ本屋さんに行っていないので、小樽駅前の紀伊国屋書店に行かねばならないのだ。





本屋さんではあまり収穫なく、駅まで来たので今日はJRで移動しよう。たまたま来ていたのが各駅停車だったので、ガラガラである。



小樽から帰る時に、雑誌の小樽特集を読む。まあ、雑誌を読んで、載っていた店にすぐ行くということも私にはないので、それはそれでよいだろう。

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2023一日散歩1(5)

2023-05-05 18:04:27 | 飲み歩き・北海道内
文学館で休憩したのち、ちょっと早めに出て飲み屋街を散策する。







今日はいつもの店に入れるかな? ダメだったらこの焼肉屋さんに飛び込んでみるか。



と思ったら、何とかいつもの居酒屋「O」に無事入ることが出来た。ちょっと遅れたら危なかったかも。

まずはビールでのどを潤しつつ、刺身の盛り合わせを注文。



大体いつもと同じなのだが、赤貝、ホタテ、イカゲソ、海老、イカ、カンパチ?、平目、ホッキ、マグロの9種類である。



珍しく最初にマグロを食べてみたら、これがなかなか美味いのね。それからカンパチらしき魚の脂ののりがすごい。早々に日本酒(秋田の六舟)に切り替えよう。



隣の席に座ったのはアジア系の観光客と思われるのだが、ザンギ、揚げ出し豆腐、ポークチャップとご飯を頼んでいた。「それはちょっと多いかもしれませんよ」と止めそうになったが、後で見ると食べきっていたので、若さというのは恐ろしいものである。

私はナメタカレイ焼を注文。これが素晴らしい仕上がりだった。まずは焼き具合を見て頂戴。



そして曇りのない身の白さを。



淡泊な身の部分とパリッと仕上がった皮を一緒に食べると絶妙だ。そしてヒレや縁側の部分もほぼ食べられるのだ。以前は「魚を焼くのに時間がかかるよな」と思っていたのだが、おそらく必然性があるのだろう。ここの若大将の魚焼きテクはピカイチだ。

後で女将さんに絶賛しておいた。子供を褒められて悪く思う親はおるまい。
私「ここの焼魚は間違いないですね」
店「中骨以外全部食べちゃって」
私「いや、全部食べられるんですよ、これが」

少食の私の締めは鉄火巻1本。



これでもマグロがはち切れんばかりに入っていて、十分なのである。



ああ美味かったと、今日は一日散歩きっぷ利用なので、バスには乗らず、JR小樽駅まで歩く。
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そうだ余市行こう(2)

2023-05-01 12:43:56 | 飲み歩き・北海道内
「竹鶴正孝記念庭園」の銘を見ながら、ウイスキー博物館へ。こちらもそこそこ見学客が来ている。





入ってすぐに映像展示と原酒ボトル。



そして昔の銘酒たち。シングルモルト北海道12年は飲んだことあるけど、今にして思えば貴重品だった。



シングルモルト余市ヘビリーピーテッド、ラムウッドフィニッシュ、マンサニーリャウッドフィニッシュ、アップルブランデーウッドフィニッシュ。一応全部飲んだことがある(自慢話が多くて申し訳ない)。



ニッカシングルカスク余市10年。やはりこれが原点といえるボトルだ。これが常時飲める状況であってほしい。



フロムザバレルもアルコールのパンチがあっていいウイスキーなのだが、飲めなくなったのう。



通称「ヒゲのおじさん」「ニッカおじさん」の資料。





しかしながら、展示を見ながら気もそぞろであったのは、このためである。有料試飲のコーナーが一番の目的なのだ。注文する前にじっくりメニューを見るのだが、希少品が無くなったねえ。一昔前だったら「これしかないのかい」って、言い捨ててしまいそうだ。



と、心の中で文句を言いつつ、シングルモルト余市シェリー&スイート(15ml 400円)を飲もう。シングル量の半分(15ml)よりは、若干サービス目に入っているのではなかろうか。これはやはり甘みがあって濃厚、華やかさがある。


→写真の白い線はプラスチック板の切れ目である。

試飲場は真ん中にポットスチルがあり、その周囲が円形カウンターになっているのと、いくつか小さなスタンディング用テーブルが置いてある。



2杯目は余市に来ていながら、珍しさを優先してシングルモルト宮城峡モルティ&ソフト(15ml 400円)を飲む。こっちを先に飲めば良かった感はあるが、程よいモルト風味と、軽めながらしっかりした味わいでいいじゃないか。ちなみにアルコール度数は55度なので、酒の弱い人は「ソフト」に騙されて飲まない方が良いと思う。



真昼間から飲むのはこれくらいにして、残りの展示スペースを見ていこう。こんなのいつ出たっけ「ニッカデイズ」。と思ったら、海外限定販売ウイスキーなんだそうだ。これを試飲させろよな!



昔よくお世話になったオールモルト。一応グレーンの入らないブレンデッドウイスキーらしい。私って結構贅沢なのを無造作に飲んでいたのだね。



これも貴重なザ・ブレンド・オブ・ニッカ。一応飲んだことはあるはず。



そしてアルコール度数が低いせいもあるかもしれないが、値段が安かったのでとてもお世話になっていたニッカノースランド(2級)。何しろピーク時には2日で1本飲んでたよ。



そして現地でウイスキーづくりを学んで書いた「竹鶴メモ」。



清書してあるバージョンもあったけど、これって出版しないのだろうか。



それからニッカは当初「大日本果汁株式会社」として発足した。ウイスキーづくりには時間がかかるため、とりあえずリンゴジュースなどを出荷していたからである。その製品シールかな。



そして「品質のニッカ」を裏付ける名場面集(どこかが「宣伝の○○」とか余計なことは言わない。あそこも日本におけるウイスキー製造の重要なかなめだったのだ)。イヤミな国税庁長官が実名で出ているのもすごいね。



ということで、なかなか見ごたえのある博物館だったが、試飲メインにしてなってしまった。滞在時間は40分程度だったが、じっくり資料を見れば、もっと時間がかかるであろう。
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1日散歩だったはず(6)

2023-04-08 19:21:02 | 飲み歩き・北海道内
雨の中、前回は違う店に浮気をしたが、今回はいつもの居酒屋「O」へ。カウンターに先客2名、私の後からすぐ2名で、危なく座れないところだった(2階には沢山席があるらしいが行ったことがない)。昼に日本酒を飲んでいるので、様子見でビールスタート。



昼が生ちらしだったので、すこし方向性を変えて、酢の物盛り合せを注文。



何気ない盛り合せだが、イカ、エビ、タコ、しめ鯖、赤貝、ホッキひもと貝柱、もずく、胡瓜と入っている。エビが型が良く、大ぶりで(1本を3つにカット)美味しい。ホッキは昼にも食べたが季節なのだろうか。味付けが美味いので、もずくや胡瓜も美味い。

さらに様子を見つつ、北海鬼ころし(1合)を注文。



最初に注文しておいた宗八カレイがじっくりと時間をかけて焼きあがってきた。



宗八はヒレや皮の部分も美味しく食べられるように焼いてありながら、身の部分はしっとり仕上がっている(干物感が無い)という素晴らしい出来栄え。これはかなり待つのも当然と言える、若大将の焼テクニックであろう。

思わず千歳鶴を1合追加してしまったが、意外と昼食の存在感が続いており、その後、食べ物の追加注文をためらう感じ。バスの時刻を見ながら、勘定をしてもらうことにした。

今日も楽しい一日で、一日散歩きっぷが無いのは残念だったが、JR縛りが無いので帰りはバスに乗ることが出来た(バス停留所の方が家に近いんだよね)。歩数は17,437歩、歩いた距離は12.1kmと列車・バスに乗っていた時間が長いため、それほどではなかった。帰りもウトウトしつつ、もちろん街中に出る気力もなく、家に帰る。ま、いいでしょう。
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冬の小樽(5)新店開拓

2023-02-25 18:10:42 | 飲み歩き・北海道内
小樽に来ると、大体1軒目は決まった店に行くことが多いのだが、今日は久々に新店を開拓したい。慎重派の私も世の趨勢に流されて、そういう気持ちになっていた。そして、前回来た時に建物の風情がなかなかいいんじゃないかと思っていた、居酒屋「K」へ。開店と同時に入ったので、1番目の客となり、無事にカウンター最奥の席に座る。ここはカウンターが2席区切りになっているので、1番奥に座れば、隣に来る人はいないということになる。

まずは様子見のウーロンハイ、通しはサーモンの昆布和えでスタート。



今日はおばちゃん(いや、お姉さん)3名体制で、私がメニューを眺めていると「たこ美味しいよ」と声がかかった。よし、それでは活たこ焼を注文しよう。生のたこをさっと炙って塩胡椒しただけなので、すぐに出てきた。



これは身にさっくりと歯が入って、食べやすいし、美味いね。さすが箸置きをたこにしているだけのことはあるね。



ここで、後客が来始めて、私の隣(1席空けて)には、韓国人らしい若い女性が座った。こういう時、私は「隣が若い女性で嬉しいなあ」というより、ちゃんと注文が出来て、齟齬が生じないかが猛烈に気になるのである。

ここで私の注文、刺身盛り合わせ(近海もの)1人前が到着した。ボタン海老、カニ、ニシン、イカ、ホッキという品ぞろえで、カニは平凡だが、それ以外は非常に鮮度が良い。ボタン海老の頭の部分なんて、身がかたまってガバッと取れるし、イカやニシンの歯ごたえも申し分なしだ。



これはコップ酒だな。燗にしてもらおうと頼むと、鳩燗(鳥の形をした燗付器で、炭火で温める)したものを入れてくれる。



さて、隣だが、私と同じ活たこ焼が出てきたところで、「私はこれを注文していない」的なことを英語で言っている。これは多分、品名を見て「(粉物の)たこ焼」を想像していたんじゃないかな。なので、低レベルの英語で「たこはオクトパスなのである」ということを説明して、(多分)理解してもらった。

そして次の注文をスマホで翻訳して店の人に見せようとしているのだが、店の人は「字が小さくて見えん」と言っているので、身振り手振りも入れて「ズームアッププリーズ」というと、何とか分かっていただけたようだ。ふー、日本で嫌な思いをさせないためにと思うと、大変だね。

この店の看板には大きく「焼魚おでん」と書いてある。さっき見たおでんはメチャクチャ美味そうだったが、量が多すぎる(1人前5個)。悩んだ結果、焼魚の部からニシンの醤油漬けを注文。巨大ニシンだったら困るのだが、半身だということである。



おお、ちょうど良いじゃない。そして、ニシンを干してあるため水分が程よく抜け、身のきめ細やかさが味わえるようになっている。こりゃ美味いね。店のお姉さんが「皮まで食べられる」というので、全部食べてやりました。

追加したコップ酒が残ったので、締めに椎茸を注文。「ソテーになるけどいいかい」と出てきたのを見ると、椎茸だけではなく、エリンギ、舞茸も入ったバター焼きのようなものであった。ま、これは美味いからいいか。



というところで腹が一杯になった。日と時間帯によっては相当混雑しそうだけど、良い店だった。またいつか来る時があるだろう。

 
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新春小樽(5)

2023-01-08 19:00:01 | 飲み歩き・北海道内
17時前になり、ゆるゆると繁華街へ。気温は0℃と表示があったのだが、やはり札幌よりは寒いような気がする。


→新しく建ったホテル。

前回は昼に訪問した居酒屋「O」に久しぶりの夜訪問である。今日は1階カウンター席は終始私一人だったので良かった。2階には家族連れ、身内関係の宴会が多かったようである(海外の観光客も1組)。

外は寒かったが、千歳鶴生酒でスタート。



いつもの刺身盛り合わせを注文。今日は赤貝、カンパチ、平目?、海老、ホタテ、イカ、ゲソ、ホッキ、マグロという安定した品ぞろえと味である。



これを食べながら、早めに焼物を発注。銀鱈かま焼きは無いとのことだったので、鰤か鮭かと悩んで、鮭かま塩焼きを発注。



2階が賑わっているせいか、思ったより時間がかかった。パリパリに焼けた皮と程よい仕上がりの身がともに美味い。

待ち時間の間に徐々に満腹感が増してきて、〆は鉄火巻きと味噌汁(豆腐、なめこ、エノキ、舞茸)で軽めに仕上げることにした。


→赤身と少し脂の入ったところが入っている。



後で何か食べたくなるような気もするが、とりあえずこれで満足。「また伺います」と挨拶をして外に出た。



今日は次の関係もあるので、高速バスではなく、JRで移動しようと小樽駅に向かう。



ちょうど良いタイミングでエアポートに乗ることができた。駅舎に近い方は混雑していたが、先頭車両はスカスカで嬉しい。



あっという間に琴似到着。
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