散歩日記XX

主に趣味の話を書いているブログです。

優雅なはずの東京(16)

2021-11-22 17:00:36 | 飲み歩き・東京
東京駅に行き、早い時間から空いているウイスキーバー的な店を探す。広い駅構内で商店街ごとにネーミングがあるのだが、それがどこにあるのかが全く分かりにくい(札幌のアピア、エスタみたいなもんです)。別の商店街の地図には、周辺の情報が全くない。不親切だなあ。

何とか目的の商店街を見つけたのだが、そこに行こうとするも、どうやっても行けない。さすがに八重洲口と丸の内口を往復して、どうもそこは改札内にあるのではないかということがやっと分かったのだが、誰か早く言えよ! 時間はまだ早いし、先行きの予定が立たぬまま、東京駅の改札を通って中に入り、やっと目的の店にたどり着いた。

日本のウイスキー専門の店「S」へ。店頭の立ち飲み席にはお得なメニューがあるらしいのだが、とても立って飲む気分ではない。奥の2名用テーブル席に座らせてもらう。先客2名。後客1名で、さすがにウイスキーを飲むにはちょっと早いらしい。



私はサントリーオールドのソーダ割りと冷製ウイスキーチキンを注文。喉が渇いて、腹が減った。

オールドソーダ割りは久しぶりに飲んだが、なかなか行けると思う。



冷製ウイスキーチキンは非常にしっとりした鶏肉にほんのりウイスキーと醤油、酸味のするソース掛けで、これも美味い。



しかし、この後、夕食の時間は遅いはずなのだがどうしよう。ガッツリ食べるべきか。

と悩んでいたら、予想もしないメッセージが入った。今日は北海道が悪天候で、私が乗る予定だった飛行機は天候調査中なのだ(飛ばないか、飛んでも東京に戻る可能性あり)。本来、マイレージで乗る飛行機は前日までしか予約変更ができないのだが、悪天候となると変更が可能になる。千歳の風が一番強くなるタイミングを避けようとする便は、どうやら予約で満席だな。

となると、早く飛んで悪天候のピーク前に降りるか、遅く飛んで悪天候が回復傾向のところに降りるか。悩んだ結果、疲労感もあって飛行機を20時から17時に前倒しすることにした。よく分からないときは、前倒し行動にしよう。

さて、もう少し食べ足りなくて、鶫(つぐみ)12年ミズナラ樽仕上げと白レバーパテハニーマスタード掛けを注文。鶫12年というのは12年熟成の原酒に30年以上熟成させたモルトウイスキーをブレンドしたという、宣伝文句は魅力ある品だ。飲んでみると、ちょっとピリッとする刺激は強かったが、熟成感が確かに感じられる。



白レバーパテはハニーマスタードの少々甘くクドい味が、ウイスキーとマッチして、こちらも美味かった。



それでは羽田空港に向けて移動開始だ。最後の最後、東京駅で小さなギャラリーを発見。FRAGILE「こわれやすいいきもの」という展覧会をやっていた。バルーンアートを画にしたようなポップな作品展だ。



東京駅から浜松町に行き、モノレールで羽田へ。モノレール乗場では「ハハハハハ」とうつろな笑い声が響いているようだった。それにしても、あまり混雑していないようなのはありがたい。


→かなり強い雨が降ってきた。

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優雅なはずの東京(13)

2021-11-21 21:23:18 | 飲み歩き・東京
よし、やっと何とか良い時間になり、昨日開いていなかった焼鳥店の銀座本店へ。私より先に階段を降りて行った人が(店は地下一階)戻ってきたので、あれれと思ったが、案の定行列ができているのであった。やっぱり東京、どこにでも行列ができるのである。

この場合の対応策は考えていて、日曜日の銀座は閉まっている店も多いのだが(閉店してしまった店もやっぱり多かった)、最近、建物が登録有形文化財になった、現存する日本最古のビヤホール「L」へ。

ここに向かう途中、猛烈に嫌な予感がしてきたのだが、何とか一人なら入れそうな感じだ。しかも望外なことに、壁際の4人テーブル(4人座ったら狭すぎると思うが)に陣取ることができたのである。



ちょっとしてからやってきた店員氏に、パーフェクト黒ラベルを注文。やっぱり本店は泡の出来が良いような気がするね。



そして食べ物は、生ハム盛り合わせ。



結構、種類も量もあって楽しむことができた。山わさびがついてくるのも嬉しいところだが、もう少し多めにしてくれると有難いね。

もう一品は野菜を取るためのトマトマリネ(小)。持ってきた人が「生ハムのせのトマトマリネです」と言っていたので、ちょっと生ハムと生ハムがダブったかも。でも、味付けは酸味があるので、なかなか食べやすいな。



途中でエビス黒生を追加。





あわよくばもう一杯、もう一品とも思ったが、これが限界かな。もう引きこもり体制でコンビニで食料を買い込み、ホテルに戻ったら何と18時前だった。うーん、今回は夜が全然ダメだね。まあ、私が混雑する店を恐れているので、そこはやむを得ないところなのだが。

ということで、シャワーを浴びて、ハイボールを作って1人ホテル2次会だ。寂しい男よ。この後、延々と「美味しんぼ」を見て、23時過ぎに就寝。

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優雅なはずの東京(7)

2021-11-20 23:01:34 | 飲み歩き・東京
精神的に追い込まれた時は、優しさを求めて、銀座のバー「SH」だ。16時から開店している店なので、もう混雑しているかなと思ったが、なんとか幸いなことにカウンター右端の席を確保することができた。

店主のYさんに迎えられ、「お久しぶりです」と挨拶。ちょうど柘榴が出始めたということで、アンタレス(私のオリジナルカクテル)を注文する。



酸味より少し甘みが勝った感じもあるが、アンタレスを飲みながら、窓の外の銀座の街を眺める。ここは雰囲気のいい店だよね。



2杯目は「ごく普通の、だけど飲んだことのなさそうなウイスキー」と無茶を言ってみると、ディンプル12年が出てきた。もちろん知っているが、飲んだことはないかもなあ。

 

で、このウイスキーが40度にも関わらず、驚きの美味さ。何だろう、甘味とコクが遥かに想像を上回っているのだ。

そして最後は「今年のカクテルテーマがディタなので、それを使った強めのカクテルを」とお願いすると、バー「O」のオーナーだった大槻氏のオリジナル、アンシャンテがやってきた。ジン+ディタ+レモン+砂糖という、極めて単純なレシピのカクテルだが、オレンジフレーバーのジンを使っているということで、スッキリしつつも、面白い味のカクテルになった。



3杯定量ということで、勘定をしてもらい店を出る。Y氏の心温まる見送りを受けてエレベーターへ。これで殺伐とした気持ちは癒された。



ホテルに向かう途中、さすがに銀座は見るものが多い。彫刻(?)を見つけたのですかさず撮影。もちろん作品名、作家名は無かったが、FRPではなく、ちゃんと金属製の作品なのだ。





某ビルで「草間彌生版画展 生命のよろこび」をやっていたが、もう閉まっているため外からこっそり撮影。



しかし、まだまだ時間は早く、大勢の人が歩いている。



既に3軒行った私は、帰りにコンビニで夜食などを購入してホテルへ。ホテルのドリンクサービスでワイン2種(白、赤、量は多くない)を部屋に持ち込んで飲み直す。



ホテルのテレビでYoutubeチャンネルを見ることができ、「孤独のグルメ」「1980年代邦楽メドレー」「アニメエンディングテーマ特集」から「美味しんぼ」へとハマる。



アニメエンディングテーマ特集では、私のカラオケ得意曲も流れる。







「美味しんぼ」で海原雄山の「この刺身を作ったのは誰だあ!」「ぬう、味の分からぬ者ばかりだ」という名セリフを聞く。


→これは岡星さんね。

結局、23時頃に就寝。
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優雅なはずの東京(6)

2021-11-20 18:30:35 | 飲み歩き・東京
さて、まだまだ時間は早いので次はどうするかと思ったが、中途半端に食べたので、展望が思いつかない。うーん、今回の計画に反するのだが、次も立ち飲みに行くか。ということで、新橋SL広場近くにある「V」へ。

他人との距離が取れるのかどうか心配になっていたのだが、まあ、ギュウギュウではないくらいで、カウンターへ。飲み物をどうするか相当迷い、なんとかバイスサワーを注文。迷っていた間の店員嬢の雰囲気が怖い。

つまみはあまり迷わずにアジ刺しと納豆オムレツ。おっとっと、ここは食べ物の注文は紙に書くのであった。それを間違えると、また空気を悪くしそうだ。しかしながら、アジ刺しは相当歯ごたえがあって、十分行ける。これはなかなかいいねえ(250円)。



そして、このチェーン店の名物料理(と私が言っている)納豆オムレツは今日も良かった(180円)。作り方がある程度見えたのだが、卵は2個。納豆はパック1個分にみじん切りのネギを入れ、納豆タレを下味にしているようだった。うーむ、自分でも試してみるかいな。



途中、焼酎をおかわりしたものの、腹も満ちてきて、殺伐とした雰囲気にもやられ、早々に勘定をしてもらった。



しかし、このチェーン店、札幌にも進出してほしいものである。

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優雅なはずの東京(5)

2021-11-20 17:48:19 | 飲み歩き・東京
歩いて銀座8丁目まで移動し、ホテルにチェックインだ。今回は多少なりとも優雅な旅行ということで、少し広めの部屋(20平米、ツイン)を取ることになったが、これ、値段は普通の1泊分といって良いくらいなんだよね。特に国から金の出る〇〇プランのようなものは適用していないのだが、ありがたいことだ。



入口方面を振り返る。



バスルームは浴槽無しで、シャワーブースのみ。特に問題なし。



ホテルで少し休憩して、今日は新橋方面に移動。ゆっくりできるクラシックな焼鳥屋さんに行こうと思っていたのだが、どうも土日休みに変わってしまったらしい。うーん、計画が狂ってガッカリだ。銀座店もあるのだが、そこまで歩くのは遠く、ふらふらと立ち飲みの「T」へ。ここは日曜日も営業しているので、まず確実にやっているだろうということで来たのだが、ゆっくりするはずが立ち飲みになるとは…。

まず、土曜日も注文可能な祝日セットでビール小からスタート。この店おなじみの通し、生野菜がなくなったのかと思ったら、私が一番目の客だったらしく、皿にもった生野菜が出てきた。これを取って、辛味噌を盛り付ける。



セットで出てくるものは、次に煮込みである。これはなかなか美味い煮込みで満足。途中から唐辛子をかけて食べるのも良しである。この水準の煮込みが札幌でも普通に食べられないものかね。



それから、串3本はコブクロ、カシラ、もう一本は何かなあ。ちょっと疲れていたのでタレにしてもらい、添えられた山椒を付けると風味が効いている。



2杯目はレモンサワーを注文。これを飲んでいると、どうも騒がしそうな4人組がやってきたので(幸い一番遠い奥の方に行った)、このくらいにしておきますか。



※新ブログに移行して1年以上経つが、これがカテゴリー「飲み歩き・東京」の最初の記事となる。
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