20240113ギャラリー巡り

本日はさいとう→スカイホール→三越→富士フイルム→大通→エッセ→エッセミニの７か所。

出発時は好天。それにしても短期間で雪が積もった。



■さいとうギャラリー「New Point vol.21」。
小川豊「心のひだ」：２点展示されていたが、片方が緑をベースに色覚検査のような色合いに見える。意図的なのかどうなのか。
朝地信介「うつろい」：赤系の色彩を使った作品だが、樹脂をかぶせたかのような滑らかな表面が特徴的。
管定「迷路20231012」：フォークで巻き取ったスパゲティのような迷路の図。他に指紋のような迷路の作品もあり、面白い。

作品を見ていると知らない人（展示サイドの人？）に突然話しかけられてやや困惑。また、その展示サイドの人が作品の前から避けようとしないことにも困惑。普通は外から見に来た人が優先ではあるまいか。

■大通美術館「楢原武正展　地上の太陽」。年始恒例、楢原さんの大通美術館全体を使ったド迫力の展覧会である。入口から右に回り込んだコーナーにある、展覧会タイトルをイメージさせる、黒い大地に赤い太陽を輝かせた作品が目を引く。

http://odori-b.co.jp/photo%20gallery/2024/narahara/sakuhin07.htm
（大通美術館のホームページにリンクしています）

今年は確か７月ごろの市立小樽美術館のグループ展に参加されるという話を聞いた。「また来年もここでやるから、よろしく！」と元気な楢原さんであった。

■ギャラリーエッセ（ミニギャラリー）「カミムラルイ個展－青の再構築－」。土曜日は作家在廊日にしかオープンしないのがミニギャラリーの常だが、この展覧会では会期末まで毎土曜日やっているようだ。展覧会タイトル通り「青」が特徴的な作家だが、今回、意外とそれ以外の赤系統の色彩も入っていることに気がついた。それから、人間は抽象版画においても、何となく風景のような具象を見出しがちだが、意識的に遠近感を抑えて、具象に見えないような工夫をしている気がする（私の気のせい？）。とりあえず、行っておいて良かった。

地下鉄で琴似に戻ってくると、またそこそこの雪が降っている。北国の冬はこういうものである。

定番休憩ポイント

ドニチカキップをなくしたかと思い、ちょっと焦った。なぜなら、さっぽろ駅から大通に行こうと思っていたのだが、今の私には歩いて行くのがとても大変に思えるからである。幸いなことに券が見つかり、大通へ。ちょっと新古書店に立ち寄っていこう。

その後は、最近の定番休憩ポイント、喫茶店の「ＫＳ」へ。かなり客が入っていたが、一番手前の席が空いていたのでそこに座る。但し、この席はちょっと座面が傾いており、私の腰に合わないのよね。座布団を折り込んで、先の方を少し高くして座る。

今日はブレンドではなく、クラシックモカというのを注文してみた。



酸味は口に入れた直後にスッと消え、どちらかというと苦み主体のコーヒーで、私好みであった。

休憩したのは良かったが、この先、どこかに行く気力も消えたので、帰るとするか。

お勧めの昼飲みセット

先日、居酒屋のマスターに強くお勧めされたので、札幌駅近くの中華料理店「ＨＲ」で昼飲みをしてみることにした。どちらかというと、大衆中華料理店なので、昼食時間からずらして13時半前に到着。本当はテーブル席が良かったのだが、残念なことにカウンター席に誘導されてしまった。後５分遅ければ人が減って、テーブル席だったような気がする…。

ま、それはともかく、初回なので昼飲みセットＡにしよう（このセットも券売機で券を購入するのである）。



飲物はビールでスタート。お通しというのは実に無難な枝豆だった。



一品選べる料理は、つい工夫なく回鍋肉を注文。昼の客もおさまり始めたところなので、すぐに出てくる。



回鍋肉は昼飲みセットのせいか量が少なめだったが、なかなか本格中華料理っぽい味付けである。腹も減っていたし、これはビールと合わせて食が進むね。飲み物の２杯目はレモンサワー。そして何か一品追加してみようと最初から思っていたのだが、ここは葱チャーシューにしてみよう。



おっと、単品注文だけあって、破壊力のある品が来た。チャーシューが７枚だったか？　下には茹でもやし、上には葱・ゴマ・タレがかかった立派な一皿である。さらに、食べてみるとチャーシューは程よく温まった状態のため脂身部分も食べやすく、ほんのりと八角の香りがする。下にあるもやしもすこし温かく、最適な出し方をしていると思う。

思いがけぬ量に主食を食べずとも腹いっぱいになってしまい、これにて終了。惜しむらくは落ち着かないカウンター席だったことで、もう一回、テーブル席でゆっくり楽しんでみたいものである。



この後、店を出て地下鉄に乗ろうとするとドニチカキップ（地下鉄乗り放題券）が見当たらない。考えた結果、今の店に戻って「地下鉄の切符を落としてなかったですかね？」と聞くと、店のお姉さんが「はい、これでしょうか？」と満面の笑みで手渡してくれた。これは大きな加点ポイントである。ぜひもう一度、行こうではないか。