社労士(社会保険労務士)さんのひとり言

社会保険労務士ブログは早く卒業して、グルメブログにしたいものです。

交通事故と健康保険。

2004年12月22日 09時08分02秒 | Weblog
 私は1回だけですが人身事故を起こしたことがあります。まあ、相手は学生さんで、1回だけ病院に行ったきりだったので、起訴はされませんでしたけどね。しかし、この事故で得た教訓は大きいものがあります。

 まず、一つ目は、「間違った情報でも、知識のないものはだまされてしまう」ということです。私が学生さんを病院まで連れて行ったのですが。その病院の受付が「交通事故には健康保険は使えません。」というのを真に受けてしまいました。実際は交通事故にも健康保険は使えるし、使った方がメリットがある場合があります。しかし、「知らない」とういうことは恐ろしい事です。私は、社会保険労務士になるまで、「交通事故には健康保険は使えない。」と信じきっていました。

(実際は、学生さんが1回しか病院に行かなかったので、健保を使わないでも問題はなかった。後で、保険からそのお金が返ってきたから…。)

 二つ目は、「会社の対応が従業員のやる気をそぎかねない」と言うことでした。保険屋さんが私に言った事は「この程度の事故なら、人身にはしないのが普通。なぜ示談にしなかったのか。」でした。総務部長が、現場に来たが翌日なのに、こちらが勝手に示談には出来ないだろう。事故の責任はこちらにあるので、人身事故にしたのは仕方がないのですが、問題はその後でした。

 免停講習(1日講習29日短縮)で1日有給を取ったら、「支店長にお詫びをしろ。」。 検察に出頭するため有給を取ったら「支店長にお詫びをしろ。」。 私の方は、「いいかげんにしろ。」。 何で同じ事故で2回も3回もお詫びせんにゃあいかんの? その前に始末書も出したでしょ。それに有給だろ。さらに、総務部長から2時間説教。それも同じフレーズの繰り返し。

 その後、転勤をくらうと言う「おまけ」までついたのですが、その時、「会社の対応が大事」ということを学びました。もしかすると、社会保険労務士になろうとしたのは、そのときからかもしれませんね。

後日談…その総務部長が退社する時に、餞別が集められました。私ともう一人は餞別を出しませんでした。すると、上司がやってきて「皆出しているのだから。」と餞別を出す事を説得されまして…。私は最後まで抵抗しましたが、とうとう出さされました。(もう一人は2回目の説得で出した。私は5回まで粘った。)しかし、総務部長に私の抵抗が伝わったかどうかは不明。会社側は、「ふとっちょえすあーるは、頑固で困る。」と思ったらしいですが。

事故には気をつけて。

2004年12月21日 21時55分33秒 | Weblog
 今日、交通事故が起きた…という連絡が入りました。現場は、私が仕事中だった場所から約10分ぐらいの県道です。それで、急いで現場に駆けつけました。

 事故の内容は、信号が赤になったのでブレーキをかけて止まったら、後ろの車がぶつかってきたと言うもの。幸い、双方けがはありませんでした。それでも警察を呼び、人身になるかもしれないので、現場検証だけはすませていました。(この程度の事故だと、被害者が、人身にすると言わない限り人身にはならない。その場合、医師の診断書が必要になる。) 

 今回の事故は、あまりもめないと思います。しかし、もめる例も多々あるのです。

 私が会社にいた頃の話です。会社の先輩が事故を起こしました。相手は、自転車です。被害者?は、「大丈夫。」と言って、家に帰ったらしいのですが。次の日、いきなり「やはり痛い。」と言い出したのです。当然、痛いのが本当かどうかは本人にしかわかりません。そこから、人身事故に切り替え。先輩は罰金を払わされました。

 信じられないかも知れませんが、医師は、簡単に診断書を書きます。ひどい例では、窓口で診断書を要求されたのを診察なしで書いてしまったということもありました。その診断書を元に行政処分(免許停止や免許取消)が決まってしまう事すらあるのです。

 12月。忙しいし、あわただしいでしょうが、やはり、事故だけは起こしたくありませんね。下手をすると事故処理が正月までずれ込んでしまいますし。運転の荒い時期ですが、安全運転を心がけたいものです。 
 

そんな自己申告制度は意味がありません2。

2004年12月21日 19時19分03秒 | Weblog
 ある会社の話です。なぜかは知らないのですが、その会社は、社会保険労務士が数人ついていました。労働保険は○○事務所。社会保険は○○事務所。そして、私が助成金関係を依頼されていました。

 ところが、ある日、事務員さんと話をしていたら、賃金体系再構築のため、新しい社労士が入ると言うのです。そして、最初に行うのが「自己申告制度の導入」とのこと。

 私は断言しました。おそらく、その自己申告制度は定着しないだろうと。理由は、社長の性格にあります。

 社長さんは典型的なワンマン社長さんなのです。以前、社内提案制度を実施した時に、忌憚ない意見を書いた社員を干して、会社を辞めるように仕向けた事があるのです。(実際辞めてしまわれたそうですけど。)

 自己申告は、少なくとも、本当に思っている事が書けないと意味をなしません。うわべのことをやっても意味がないのです。まず、「自己申告制度ありき」ではなく、社長の意識改革を始めにやらない限り、この会社での自己申告制度定着は定着するわけがないのです。

 人事制度は、社長や管理職の考え方が変わらない限り、変えるべきではないと思います。そうしないと高いお金を取られただけで、もとの木阿弥になりかねないのです。そんなお金があるのなら、少しでも社員に還元した方がましだと思います。

今日は早出。

2004年12月20日 07時41分19秒 | Weblog
 最近、アクセス数が頭打ちなのに、IP数が増えてきていると言う現象が出てきた。何でだろう? 一時は一日3回の投稿をしていたのだが、一日1・2回に抑えたからかも…と分析している。そう言えば、アクセス解析ができるサービス(と言っても有料だが。)が始まったようだ。このブログは、「書く練習」のために始めたのだから、詳しい解析をしても仕方がないかな…とも思う。まあ、様子見かな。

 今日は、隣県に行く。ついでに、ちょっとお歳暮でも見てくるかな。と言っても、私はお歳暮を出さない主義なのだが。ついでに言うとお中元も出さない。出しだすと、終わりに出来ないからだ。そのため、特にお世話になった方には、お中元・お歳暮の形を取らずに、「いい物が手に入ったから。」とか「いい物を見つけたから。」とか「○○へ遊びに行ったから。」と言ってお渡しする。

 「つまらない物ですが…。」という言い方もしない。つまらない物を送ったら失礼だろうと思う。あくまでも、「あなた様のためにいいものを見つけました。」という言い方を貫く。

私にも少量ながらお歳暮が来るのだが、事業主さんからのお歳暮には困る。お返しがしづらい。このブログを通じてお願いする。そういうお気遣いはご無用。それよりも顧問料を値上げしてください。


そんな自己申告制度は意味がありません。

2004年12月19日 20時25分13秒 | Weblog
 私が会社にいた時の話です。労働組合と会社の話し合いで、自己申告制度が始まりました。従業員の能力を活用するために鳴り物入りで始まったのですが…。その後、1年ほど経ったとき、オルグ(この表現自体古いですかね??)で発言を求められた私は「そんな自己申告制度は意味がありません。」と言いました。本当は「時間の無駄。」「こんな制度を作って満足しているようでは、労働組合の価値はありません。」とまで言いたかったのですが、さすがに、そこまでは言いませんでした。

 なぜ、私が「意味がない。」と言ったのか。理由は2つあります。

1、上司の検閲がある自己申告制度…課長と課員が自己申告の用紙をはさんで話をする。それはいいのです。しかし、自己申告の用紙をコピーさせ、下書を書いた上で面談し、書き方を指導するような自己申告では意味がありません。実際、「あなたは、今の仕事に向いていると思いますか?」という質問に対して「向いていない」に○をした課員に、課長が「向いていると思う」に○をするよう説得したと言う事例がありました。事前検閲をするような自己申告制度は、意味をなしません。

2、自己申告用紙が部長で止まる…課長と面談して書いた自己申告は、その上の部長が別用紙に書き換えて提出するようになっていました。そして、部長が書いた書類は課員に対してフィードバックされません。つまり、人事部に届いたかどうかもわからないのです。そんな自己申告には意味がありません。

 私の言った意見が通ったのかどうかはわかりませんが、一年後、自己申告用紙は直接人事部に通るようになりました。それが当たり前なのですがね。

 私は、その時、社会保険労務士なる資格を知りませんでした。つまり、労務管理の事は全く知らなかったに等しいのです。そんな私でも穴が見えるような制度を、労働組合が疑問も持たずに応じてしまう…という現実を見たとき、情けなく思った覚えがあります。

(この項、続く。) 

コンピュータは消耗品??

2004年12月18日 17時18分40秒 | Weblog
 コンピュータの調子がおかしい。3回に2回は、電源が普通に切れなくなった。そのため、強制的に電源を切る羽目になってしまう。すると、コンピュータを立ち上げるたびに、スキャンディスクが入る。そして、このスキャンディスクがまた固まることがあるから始末に悪い。こうなると、再び電源を入れ直し。本当にいらついてしまう。

 壊れかけ?のコンピュータは、デスクトップ型である。買ったのは数年前。未だに98を走らせている。OS上は、問題はないのだが、メモリが64と小さい。それをメモリクリーナでごまかして使っている状態である。

 実は、このコンピュータ。一度、どうしようもならなくなった。電源を入れても立ち上がらなくなったのだ。さすがに、コンピュータがないと仕事にならないため、一時は買い替えも考えた。しかし、お金を使いたくない時期だったので、ハードディスクを買い替え、コンピュータを再生した。ハードディスク代の7千円でごまかした…とも言える。それが一昨年の事である。

 そこから考えると、このコンピュータの元は取ったのかもしれない。コンピュータに詳しい「みじんこ」さんも「思ったときが買い替え時です。」と言われていた。うーん。買い換えようかな…。

 しかし、本当に「コンピュータは消耗品」とは、よく言ったもんだ。3年おきに買い換えるのが理想なのかも知れない。そこら辺の経費計画も考えておかなければならない。 

事務所勤めをした事がありません4。

2004年12月18日 10時10分24秒 | Weblog
 「えじっさん」さんが、「事務所勤めをした事がありません3」にコメントしていただいた文章をかみしめています。

 「えじっさん」さんが書かれたコメント。「退職については、大きく2通りあると思います。「流出」と「輩出」です。見た目は同じでも、中身は全然違います。」

 その通りですね。「流出」と言うと見限られた…というイメージがあります。「輩出」の方がイメージがいいですね。

 「えじっさん」さんが書かれたコメント。「しっかりと育ってもらい、人材を「輩出」する事務所になりたいと思います。」「『人事の専門家』である以上、自分の職場が徒弟制度や使い捨て事務所ではいけないと思います。」

 私がだいぶ前に書いた文章ですが。ある先生が大声で、「事務員はバカの方が使いやすい。」と言われていた事を批判しました。その先生は「指導はしない。」と言い切っておられます。私は、その先生を社労士としては認めていません。優秀な営業マン…労務管理を売り物にしているコンサルタントもどき…だと思っています。社労士の資格はたまたま持っておられるだけでしょう。
 
 その、理由は、「えじっさん」さんの書かれた「『人事の専門家』である以上、自分の職場が徒弟制度や使い捨て事務所ではいけない…」と言うことです。所長にバカとしか見られていない事務員が労務管理の仕事をやっているなんて信じられません。顧問の会社に失礼ですよ。

 しかし、今の時代に、「人材を輩出する事務所」を作り上げるのは、かなり困難である事を否定できません。実際、私の知り合いの社労士は、所長先生との約束を反故にされました。つまり、独立時には、自分が見ていた事業所を持って独立する…はずだったのを、事業所ゼロで放り出されたのです。

 独立時の約束を守るのも、「人材を輩出する事務所」の必須条件だと思います。最近では、「覚書」の作成も必要かな…と思うようになりました。

(この項、終了。しかし、反響によっては続編を書きます。)

 

忘年会は終わりにしたい…。

2004年12月17日 22時33分51秒 | Weblog
 「ふとっちょえすあーる」が「でぶっちょえすあーる」になりかけています。連日の酒飲み会は、私のウエストを確実に拡大させ、いつものベルトの穴がきつくなってきました。さすがに、こう毎日では困るのですが、明日(土曜日)をはさんで、明後日には餅つきに呼ばれています。餅つきといっても、やはり酒がついてきますからね。ちょっと、きついですね。

 忘年会のお誘いはうれしいのですが、近年、酒が一段と弱くなっています。大学時代は、缶ビール350を飲むのが拷問に近かったのですね。それを少しずつ訓練して飲めるようになったのですが。40過ぎたらダメだなあ。

 しかし、先輩社労士は「ふとっちょえすあーる君は酒が強い」と思っておられるようです。私の前に、ビール瓶が集中して置かれます。私は、ビール3杯が限度。それ以上は、きついです。体調の悪い時は、次日に残ってしまい、2日酔いならぬ3日酔いに苦しむ羽目になります。

(ちょっとした疑問。会社の命令で忘年会に出て、急性アルコール中毒になった場合、労災は認められるのでしょうかね? 酒を飲んでるからダメ??)

 酒を飲む事の多いシーズン。皆さんは、お体に気をつけてください。肝臓を壊さないようにねー。

 私も忘年会は、これで打ち切りにしたいですね。出来るものなら…。
 

電話は時間を奪う。

2004年12月17日 13時39分51秒 | Weblog
 今日は朝から先輩の事務所へ行き、仕事の打ち合わせをしました。その後、関係している建設業さんの現場の様子を見て…。それで午前中の仕事終了。今、ブログを見ながら、返事を書いたり、資料を作成したりしています。

 そう言えば、さっき社労士さんから電話がかかってきてたなあ。運転中なので取らなかったですけど。最近、警察がうるさいですからね。イヤホンを買っているのですが、使わなくなりました。着けっぱなしにしておくと、耳が痛くなります。それと、「取りたくない電話」も取らざるを得なくなりますからね。液晶画面が見えないですから。

 では、こちらから電話し返すかどうか…ですが。いっしょに仕事をしている社労士さんには電話を返します。社労士以外の士業先生でも同様です。事業主さんの場合は当然返します。しかし、その他の電話は返しませんね。メモが入っていれば別ですけど。なぜかと言うと、時間を食うからです。通話料も高いですし。

 それと、結論と言うか本題が後に来るような方には電話したくありませんね。私は短気ですから、途中で「それで何が言いたいの?」と聞きたくなってしまいます。前置きはなくても良いのです。

 そのため、数人の先生とは電話ではなくメールで打ち合わせをしています。メールなら時間を選ばないですから。それと、電話のように先方の時間を奪いません。(中には、こちらの都合を聞かずに一方的にしゃべる方がおられます。こういう方は論外だと考えています。) それと、メールなら文章が残りますからね。言った言わないの水掛け論を防ぐ事ができます。

 私は、電話、ファックス、メールを状況によって使いわけます。そして、意外に使うのがハガキです。たまにはスローな伝達手段もおつなものだと思います。

(ワン切りくさいのは電話に出ません。どうしても気になる場合は、公衆電話から電話します。それなら携帯電話の番号を知られる事がありませんからね。)

 

 

 

 

解雇について講演。

2004年12月16日 22時46分51秒 | Weblog
 2時間の講演です。

1、労働基準法上の解雇ルール…今年一番目の法施行。解雇ルールとは何か。そして、労働基準監督署は変わったか。(変わっていないような気がする。)

2、整理解雇の4原則…日本食塩事件だっけ。

3、解雇にまつわる法問題…民法の規定について。(権利の濫用と公序良俗違反。)

4、解雇と労働組合…意外にややこしいです。

5、就業規則と解雇…就業規則を甘く見ちゃあダメよ。

6、その他。

 うーん。2時間つぶせるかなあ。それと、事例を拡充させなければなりませんね。

求職者が来ないのですが…。

2004年12月16日 08時59分03秒 | Weblog
 意外に多い相談が、「求職者が来ない」というものです。ハローワークに求人を出しても、誰も来ない。数ヶ月たっても来ないのです。原因には、いろいろ考えられます。

ケース1。厳しさを予感させるものは嫌われます。特に営業職の場合は。例えば、「能力次第で高給可能」という書き方をすると、「能力がないと厳しく当たられる」という不安感を感じさせる恐れがあります。このケースは、中古車センターでした。求人票を見ると、営業の厳しさが前面に出ていたので、嫌われたのだと思いました。そこで、文章をやわらかくしました。「自動車が好きな人、募集します」みたいに。まあ、それでも増えなかったですね。数人しか来ませんでした。(それでもゼロよりはマシ。) やはり、営業職=体育会系のイメージが強いのかも知れません。

ケース2。税理士事務所。条件が大卒と簿記2級以上でした。これが誰も来ない。まず、学歴を緩和しました。簿記2級の資格者には会計学校の生徒が多いからです。それと、ハローワークだけでなく、その会計学校に求人を出しました。そうしたら、週2・3人の応募が継続したようです。

ケース3。現在、関わっている相談です。一級建築士を探すと言う作業ですね。これは、まず、ハローワークを使います。つまり、こちらから「一級建築士募集」の求人票を送りつけるのです。それと、人材銀行でも探します。今回のケースは給料があまり高く出せない会社です。そのため、年齢を緩和します。つまり、60歳以上でも65歳以上でもかまわない…という条件を明確にします。高齢者=使いにくい…というイメージがありますが、うまく使えれば、あの年代の方ほど働いてくれる従業員はいません。また、経験も豊富ですしね。

 集まりにくそうな人材は、広く深く探すべきです。ただ、面接をきちんとやること。いくら人材が欲しいからと言って、能力的なものでは妥協するべきではありません。
 

バッジあれこれ。

2004年12月15日 19時28分51秒 | Weblog
 弁護士は「ひまわり(それとてんびん)」税理士は「サクラ」行政書士は「コスモス」って、何かわかります? 答…バッジに描かれている花。

 ちなみに、社会保険労務士はキク。その中にSRと書かれています。それが何と!! プラチナ製なんですよ。

 だいぶ前ですが、ヤフー掲示板で、各士業のバッジについて聞かれた事があります。それで、ネットで調べたのですね。その時に思ったのですが…。税理士会のホームページには必ずと言っていいほど、次の言葉が書かれています。「税理士は、 必ず地域の税理士会に所属しており、「税理士証票」を持ちバッジをつけています」

 しかし、社労士は買うんだな。お金を出してバッジを買う。逆に言うと、「バッジを持っていない社労士もいる」かも知れないという事ですね。買わなきゃあ無いんだから。

 私は、社労士もバッジを付ける事を義務化した方が良いのではないか…と思いますね。それで、税理士さんのようにHPで書きまくったらどうでしょうかね。「社会保険労務士は、 必ず地域の社会保険労務士会に所属しており、「社会保険労務士証票」を持ちバッジをつけています」なんてね。

(ちなみに行政書士は無料でくれた。と言うよりも、会費に含まれているのかもしれません。)

  

同級生が逮捕された…。

2004年12月15日 08時37分09秒 | Weblog
 昨日、新聞を読んでいたら「新潟県中越地震の義援金詐欺」という記事が掲載されていた。前に勤めていた会社の名を名乗り、義援金の名目で2千円をだまし取った…というのである。記事を読み続けていると、私と同い年の男性。その上、家も近い。名前を見ると、何か見覚えのある名前であった。

 まさかと思ったが、私の本棚から同窓会名簿を取り出して見た。同姓同名である。おそらく間違いあるまい。彼は私の同級生であった。

 他の新聞によると、2千円の詐欺には余罪があるらしい。また、今回の逮捕は正確に言うと「再逮捕」であった。その前に、前職で代金の詐欺を行っていたらしい。

 私は、以前、彼に会ったことがある。その時、彼は「今、東京の会社に勤めている。」と話してくれた。明るい表情だったことを鮮明に覚えている。

 それから彼に何があったのかはわからない。地元に帰り、前職に就職し、そして、その会社を辞めた。それだけである。人間は変わる。いい方にも悪い方にも。

 ただ、彼が、これを機に立ち直って欲しいと思う。微罪なので、実刑はないと思ってはいる。(これだけは前歴等で左右されるから、断定はできないが。) 彼には、まだやり直しの時間があると信じたい。

生活保護と住民税滞納。

2004年12月14日 08時50分38秒 | Weblog
 ある方からの相談。
 「住民税を滞納してるんだけど。」「それで?」「役所から、出頭するよう手紙が来た。どうしたらいい?」「払えないものはどうしようもないけど。いくらぐらい滞納されているのですか?」「10万円を超えたぐらい。」「何で滞納したの?」「払っていない人間も多いから、俺も払わなくていいだろうと思って。」「…絶句。」

 こういう相談が増えてきました。本当に頭が痛くなってしまいます。税金を払わない理由が、「払えないから。」なら、まだましですけどね。「他人も払っていないから。」って。類は友を呼ぶとはよく言ったもんだ。

 昨日、ある飲み屋で聞こえてきた中年男女の会話。
 男「あんた、年金もらってるの?」女「うん。もらってる。」男「それじゃあ、生活保護があまりもらえないだろう。」女「うん。その分差っ引かれる。」

 これ以上聞きたくないので帰ってしまいました。この二人。その飲み屋では常連です。酒飲んで歌うたって。健康そのもの。仕事で疲れてがっくりきていた私よりは元気いっぱいです。

 年金額の削減や福祉水準の見直し。そして増税はまじめに働いている人間を直撃します。それに対して、福祉を食い物にしている連中がビール片手にカラオケ三昧じゃあ…。

 今日の二日酔い気味は、この会話でますます疲れたからかも知れません。


困ってしまう事業主。

2004年12月13日 08時39分58秒 | Weblog
 仕事をしていると、困った事業主に当たる場合があります。正直、付き合いが切れるとホッとしてしまいます。

1、支払を後回しにする事業主…特に、スポット仕事は困りますね。「お金が払えないので、来月に回させてくれ。」…って。契約不履行だろうに…。

2、どこからか、大うその情報をもらってくる事業主…「先生。コンピュータを買うと助成金が出るらしいな。」「そんなもんないですよ…。」 

3、脅しをかけてくる事業主…助成金を断った時、電話で脅しをかけてきましてねえ。そんなもんに動じるわけがないのに。

4、ただで聞いてくる事業主…ご丁寧にも顧問社労士がいたりする。その社労士さんに聞けよ。そうしたら「あいつは信用できない。」 なら、変えればいいじゃん。それで、無料奉仕じゃあ割に合わない。

5、後から値切ってくる事業主…「あとから考えたら、ちょっと高いのでは?」 事業主さんが知らないところで仕事をしているの。全部を見せているわけじゃあないでしょう。10万の仕事を3万で出来るか!!

6、サイトが長い事業主…20日締めの翌々10日払い…って。3万程度の金を待たせるなよ。そういう会社だと、賃金の締めから支払日までが異常に長い場合が多いです。従業員も困っています。

7、安い料金であれもこれもやらせようとする事業主…契約には難しい労災は別途相談となっているでしょ。特別な事例は別料金!!

 いや、とにかく大変です。