ゆめ未来     

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許されようとは思いません 女達の悲劇を描く短編集

2017年05月15日 | もう一冊読んでみた
許されようとは思いません/芦沢央  2017.5.15

『2017年版 このミステリーがすごい!』 国内編 第5位
「窮極の選択を迫られた女達の悲劇を鮮やかに描くハイレベルな作品集」

とのことだが、ぼくにはこの一冊で充分。
面白く読んだのは、「目撃者はいなかった」の一編のみ。
他の短編は、ぼくはあまり気持ちよく読むことが出来なかった。
ミステリーは、娯楽ですから、出来るなら楽しく読めるものを選びたい。

ぼくが頷いたのは、この言葉、物語の理解にもつながります。

 『終わりがねぇものはおっかねぇよなぁ
 『終わりがあるとわがっていれば、人間、大抵のことには耐えられるもんなんだけどねぇ』

「こんな弁当喜ぶのは、ひからびた婆ぐらいで、どこの子供が喜ぶか?」と、つい口走ってしまった。

 カバンから小さなお弁当を出した。五穀米に里芋の煮物、子持ちししゃもに塩昆布、具だくさんの味噌汁だ。

ぼくは、この建物に非常に興味が湧きました。
ミステリーからも、時々思いもかけない楽しい知識を得ることがあります。

 カリフォルニア州サンノゼにある建物..........
 霊媒師に告げられ、本当にその通りにし続け............
 建物は延々三十八年もの間増築され続けていた..........
 その階段のいくつかは外に繋がっていたり壁に取り付けられただけの偽物のドアに繋がっていたり..........


建物は、『ウィンチェスター・ハウス』 として、実存しています。

    ウィンチェスター・ハウス

  『 許されようとは思いません/芦沢央/新潮社 』

コメント
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