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日経平均は、2週ぶりに下落

2025年02月23日 | 捕らぬ狸の経済



  2月21日
  日経平均 3万8776.94円(98.90円高)
  TOPIX 2736.53(1.93ポイント高)
  長期金利(新発10年国債) 1.425%(-0.015)
  1ドル= 150.56 - 150.58円(0.40円安)


2月17日 3万9174円  18億7863万株 4兆3941億円
2月18日 3万9270円  18億2711万株 4兆3533億円
2月19日 3万9164円  18億6848万株 4兆5866億円
2月20日 3万8678円  18億7799万株 4兆4888億円
2月21日 3万8776円  19億4682万株 4兆3160億円

株探ニュース 2025.2.22
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今週の【早わかり株式市況】反落、トランプ関税警戒と円高進行が重荷に

今週の相場ポイント
1.日経平均は2週ぶり反落、3万9000円下回る
2.トランプ関税警戒、自動車株に買い手控え
3.日銀高官がタカ派発言、米金利は上昇一服
4.国内長期金利は1.4%台に、15年ぶり水準
5.為替1ドル150円割れも、輸出株中心に逆風


週間 市場概況
今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比372円(1.0%)安の3万8776円と、2週ぶりに下落した。

今週はトランプ関税や円高が相場の重荷となった。
20日には日経平均が一時700円近く下落し、投資家の警戒感が高まった。
為替市場では1ドル=150円を割る場面があった。
日経平均は3万9000円台を再び下回りこの週の取引を終えた。


週明け17日(月)の東京株式市場は小幅高。
前週末の米国株市場は主要株価指数が高安まちまちで、為替市場は円高方向に振れた。
これを受けて日経平均は朝方安く始まったが、その後は底堅さを発揮した。

18日(火)も小幅な上昇にとどまった。
前日の米株市場は休場だったが、ここ強い動きをみせていた欧州株市場がほぼ全面高商状となり、東京市場にもこのリスクオンの流れが波及。
ただ、日銀の追加利上げ観測を背景に国内長期金利が1.4%台と約15年ぶりの水準に浮上し、これが市場センチメントを冷やした。

19日(水)は反落。
取引時間中に日銀高官のタカ派的発言が伝わり、追加利上げへの警戒感から売りが優勢となった。
トランプ米大統領が輸入自動車への追加関税について言及したこともネガティブ視され、自動車株を中心に買い手控えムードを助長した。

20日(木)は大幅安。
前日の米株市場では、同日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受けて米長期金利の上昇が一服し、主要株価指数は堅調に推移した。
一方、米金利の上昇一服で為替市場では円高が進行。
これが輸出株中心に日本株への逆風となった。

21日(金)は小反発。
前日の米株安の流れを引き継ぎ軟調にスタートしたが、植田日銀総裁の衆院予算員会で長期金利の急上昇を牽制する発言が伝わると流れが変わった。
為替が円安に振れ、日経平均はプラス圏に浮上。
ただ、3連休前で様子見ムードは強かった。


来週のポイント
来週は日米長期金利の動向がポイントになりそうだ。
日米金利差が縮小の方向に向かえば為替の円高から株安の流れも起こり得る。
また、26日に控えた米エヌビディア決算が市場にどのように受け止められるかにも注目したい。


重要イベントとしては、国内では28日朝に発表される1月鉱工業生産が注目される。
海外では25日に発表される米国2月コンファレンスボード消費者信頼感指数、28日に発表される米国1月の個人所得と個人消費支出、3月1日に発表される中国2月製造業PMIに注視が必要だろう。


日々の動き(2月17日~2月21日)
2月17日(月) 小反発、金融株や好決算株を中心に買われる
       日経平均 39174.25( +24.82) 売買高18億7863万株 売買代金4兆3941億円


2月18日(火) 続伸、欧州株高を受けリスク選好の買い優勢
       日経平均 39270.40( +96.15) 売買高18億2711万株 売買代金4兆3533億円


2月19日(水) 3日ぶり反落、追加利上げを警戒し売り優勢
       日経平均 39164.61( -105.79) 売買高18億6848万株 売買代金4兆5866億円


2月20日(木) 大幅続落、円高進行でリスク回避の売り優勢
       日経平均 38678.04( -486.57) 売買高18億7799万株 売買代金4兆4888億円


2月21日(金) 3日ぶり反発、日銀総裁発言を受け切り返す
       日経平均 38776.94( +98.90) 売買高19億4682万株 売買代金4兆3160億円


セクター・トレンド
(1)全33業種中、19業種が値下がり
(2)値下がり率トップはHOYAなど精密機器。輸出株はトヨタなど自動車も安いがソニーGなど電機は堅調
(3)内需株はOLCなどサービス、三井不など不動産、ファストリなど小売が安い
(4)景気敏感株は住友電など非鉄が大幅安で川崎汽 <9107> など海運が下落もSMCなど機械は上昇
(5)金融株は日本取引所などその他金融、野村など証券が売られたがコンコルディなど銀行は買われた
(6)値上がり率トップはENEOSなど石油


【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
1(1) 下水道
2(2) 人工知能
3(5) データセンター  生成AI市場拡大でAIデータセンターに脚光
4(11) 親子上場 解消の動き相次ぐ
5(12) 地方銀行 日銀による追加利上げへの思惑で高い関心持続
※カッコは前週の順位

  株探ニュース(minkabu PRESS)

コメント
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