7月10日
日経平均 2万2290.81円(-238.48円)
TOPIX 1535.20(-22.04)
出来高 13億3791万株
長期金利(新発10年国債) 0.015%(変わらず)
1ドル=106.84円(0.40円高)
7月6日 2万2714円 10億2539万株 1兆8013億円
7月7日 2万2614円 10億9360万株 2兆1263億円
7月8日 2万2438円 11億5596万株 2兆1599億円
7月9日 2万2529円 11億7582万株 2兆2220億円
7月10日 2万2290円 13億3791万株 2兆4589億円
■株探ニュース 2020.7.11
--------------------------------------------------------------------------------
今週の【早わかり株式市況】小幅続落、日米での新型コロナ感染の再拡大が重し
■今週の相場ポイント
1.日経平均は2週連続下落、週間の下げは小幅にとどまったが買い手控え感強い
2.週明けは上海株市場などが大きく買われ、これを背景に買い戻し誘発し大幅高
3.米国では新型コロナ感染拡大が加速、国内も都内中心に感染第2波警戒局面に
4.ETFの分配金捻出に絡む売り圧力なども意識され、週央以降は地合いが悪化
5.半導体関連が買われ、個別ではソフトバンクGが20年ぶり高値で全体を支える
■週間 市場概況
今週の東京株式市場は日経平均株価が前週末比15円(0.07%)安の2万2290円と2週連続の下落となった。
今週は週初に日経平均が大幅高したものの、新型コロナウイルスの感染拡大が米国で加速したほか、日本でも都内で1日当たりの感染者数が過去最高を記録するなど感染第2波に対する警戒感から買い手控えムードの強い週となった。
ETF決算に絡む分配金捻出に伴う売り圧力も意識された。
週明け6日(月)は日経平均が大幅高となった。
中国・上海株市場や香港が大きく水準を切り上げたことが市場心理を強気に傾け、空売りの買い戻しなどを絡め上げ足が加速した。
7日(火)は反落も下げ幅は100円弱と限定的。
上海株が前日に続き強い動きを示したことなどが下支え効果を発揮した。
8日(水)は新型コロナの感染拡大に対する警戒感が強まった。
前日の米株市場では新型コロナの感染者数に歯止めがかからないことを嫌気してNYダウ、ナスダック総合指数ともに安く、東京市場でもリスクオフの流れに。
ETFの分配金に充てる資金捻出の売り圧力も意識され日経平均は終盤に下げ幅を広げた。
9日(木)は気迷いムードのなかも反発して引けた。
米国株市場では前日にナスダックが最高値更新するなどハイテク株が強く、東京市場でも半導体株中心に追い風。
ソフトバンクグループが大幅高し20年ぶりの高値圏に浮上したことも日経平均を後押しした。
もっとも値下がり数は全体の7割に達するなど地合いは悪い。
10日(金)は240円近い下げで週初の大幅高の分が完全に消失。
ETF絡みの売りが重荷となったほか、都内の新型コロナの新規感染者数が240人以上確認され過去最高となり、リスク回避の色が強まった。
■来週のポイント
都内の新型コロナの新規感染者数が2日連続で最多を記録しただけに、来週も上値の重い展開が続きそうだ。
新規感染者数の増加が続けば警戒感が強まり下値を探る動きになることも想定される。
■日々の動き(7月6日~7月10日)
7月6日(月) 3日続伸、中国株急伸を受け上値追いが加速
日経平均 22714.44(+407.96) 売買高10億2539万株 売買代金1兆8013億円
7月7日(火) 4日ぶり反落、前日急伸の反動で利益確定売り優勢
日経平均 22614.69(-99.75) 売買高10億9360万株 売買代金2兆1263億円
7月8日(水) 続落、手掛かり材料に欠けるなか上値の重い展開
日経平均 22438.65(-176.04) 売買高11億5596万株 売買代金2兆1599億円
7月9日(木) 3日ぶり反発、米株高受け買い優勢も上値は重い展開
日経平均 22529.29(+90.64) 売買高11億7582万株 売買代金2兆2220億円
7月10日(金) 反落、東京都の新型コロナ感染者数増加で売り優勢
日経平均 22290.81(-238.48) 売買高13億3791万株 売買代金2兆4589億円
■セクター・トレンド
(1)全33業種中、29業種が下落
(2)国際石開帝石など鉱業が値下がり率トップ
(3)菱地所など不動産やJR東日本など陸運、三菱倉など倉庫・運輸など内需株が
大きく売られた
(4)輸出株はトヨタなど自動車、オリンパスなど精密機器が下げる一方
ソニーなど電機、ダイキンなど機械は値を保つ
(5)三菱UFJなど銀行、第一生命HDなど保険といった金融株が安い
(6)内需株で唯一、KDDIなど情報・通信が買われた
■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数上位5テーマ)
1(1) デジタルトランスフォーメーション(DX)
2(3) 半導体
3(2) 5G
4(6) テレワーク 更なる普及に向け富士通など大手の動向に注目
5(99) 水害対策 熊本豪雨で警戒感高まる
※カッコは前週の順位
株探ニュース(minkabu PRESS)
■モーニングスター 2020.7.11
--------------------------------------------------------------------------------
株式週間展望=ETF買い入れ期待で下値固く/日銀購入条件の緩和意識、新型コロナの感染者増警戒まで、米中政情に引き続き警戒
東京株式市場では今週(6~10日)も日経平均株価とTOPIX(東証株価指数)に温度差が生じ、二極化の様相を強めた。
外部環境の面では、国内外で再び新型コロナウイルスが感染拡大に向かっている。
一方、日銀のETF(上場投資信託)購入条件の緩和傾向が注目され、来週(13~17日)も下値を支える要素となる可能性がある。
今週の日経平均は前週比で15円安の2万2290円となった。
週初に急伸したもののその後は上値が重く、25日移動平均線を下回って週末の取引を終えた。
ただ、TOPIXは1.1%安となり、ハイテク寄りの日経平均がアウトパフォームする展開が続いている。
内閣府が8日に発表した景気ウオッチャー調査では、現状判断DIが前月比プラス23.3ポイントの38.8まで急回復した。
緊急事態宣言が解除されたことで、国内の景況感が改善している。
しかし、ここへきて新型コロナの感染者数が再び増加しつつあり、前倒しで経済のV字回復を織り込んできた市場は強気になり切れない。
それでも、東京エレクトロンが今週も上場来高値を更新するなど、リモート需要で世界的に好調な半導体をはじめ、ハイテクセクターの銘柄を物色する意欲は旺盛だ。
米国や中国企業の株価も同様で、保有株の値上がりを手掛かりにソフトバンクグループも頑強な動きを維持している。
ハイテク株が相場を引っ張る一方、ボトムはETF購入による日銀のサポートが意識される。
基本的には前場終値のTOPIX下落率(前日終値比)が0.5%以上になると実施されてきたが、9日には0.3%安でも日銀は買い入れを行った。
実は、5月以降で前場0.5%未満の値下がりでもETFを購入したのは3度目となる。
また、底値付近の3月には前場終値がプラスでも強行した例もある。
市場には、「日銀がETF買いのハードルを下げたのではないか」という認識が植え付けられた格好だ。
さらに、資金捻出(ねんしゅつ)の売りが警戒されたETFの分配金基準日の集中日(8、10日)を通過したことで、来週は需給的な不安が軽減される。
このため、新型コロナの新規感染者数が上値の重しになり得るものの、下値余地は限定されそうだ。
来週の日経平均の予想レンジは2万1950~2万2750円。 (市場動向取材班)
提供:モーニングスター社
--------------------------------------------------------------------------------
新型コロナウィルスの感染再拡大に対する政府の対応が、ぼくにはチグハグに感じられて仕方がない。
2020年7月11日朝日新聞朝刊見出しに、『感染拡大 緩和は進む』 とあり「再び感染が拡大する中、首都圏1都3県の知事はテレビ会議で会談し、感染防止へ向けた行動を呼びかける共同声明を出した。一方、政府は10日、社会経済活動の段階的再開を予定通り勧め、イベント参加の上限を1千人から5千人に緩和した。」とある。
このチグハグ感。
外国人の目線で見たとき、どう理解するだろうかと考えた。
2020年7月11日 朝日新聞 「be between 読者とつくる/ワイドショーを見ていますか?」 おもしろく読みました。
ここ4カ月ほど、コロナ問題一色だったテレビのワイドショー。
巣ごもりで見る人が増え、一時視聴率も大きくアップしました。
アンケートからは「わかりやすい」「どうでもいい話題を扱っている」など賛否両論が寄せられましたが、最近の政治ネタなどの扱いに期待する声も出ているようです。
みなさんは見ていますか。
アンケートの結果、ワイドショー(情報番組)を見ている人と見ていない人は拮抗している。
奈良の女性(54)は「最近は政治・経済を扱い、見応えがあると感じることが増えた。」
千葉の女性(74)は「政治がひどくなるなか、当たり障りのないニュースではもの足りない。権力を批判するワイドショーのほうが面白くなった。」
次の意見、ぼくも同感です。
東京の男性(66)は「政治やコロナについての疑問は本来公共放送のNHKが追求すべきだと思うが、その姿勢が感じられない。ワイドショーのほうが追求している。」
ここにも同じ疑問を持つ人がいた。
「ジャーナリストと称する政権の代弁者みたいな人があっちこっちに出るのはなぜか」(神奈川、55歳女性)
ところで、このワイドショーを、あるところでコメンテーターの発言内容をビデオで確認するのではなく、記録担当者がリアルタイムに逐一メモを取って報告するそうだ。
コメンテーターによっては、メモ数 “ゼロ” という方もあるとか。 笑ってしまいました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます