ゆめ未来     

遊びをせんとや生れけむ....
好きなことを、心から楽しもうよ。
しなやかに、のびやかに毎日を過ごそう。

今日のお昼は、再び、一楽さんで

2017年05月03日 | 食は文化だ
一楽 岐阜市神室町 2017.5.3

4月25日、岐阜市文化センターに落語の前売り券を買いに行ったので、柳ヶ瀬でお昼にしました。
うちのKさんのたっての要望で 『一楽』 さんに行きました。

今日は、少し小さめとのことですが、両方楽しむことが出来る 「オムライスとみそかつセット」 をいただきました。



ハーフと言っても、どちらも、ぼくたちには充分な量でした。
オムライスもみそかつも両方、美味しかったです。

狭い廊下のようなカウンターは満席、外でお待ちのお客様もチラホラと。

         『 一楽 』

       住所 岐阜市神室町2-2
       TEL ( 058 ) 265 - 7346

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岐阜会館 これまでハンバーグを忘れていました!

2017年05月02日 | 食は文化だ
岐阜会館 岐阜市司町 2017.5.2

レストランでいただくお食事メニューのなかで、人気の上位に入っているのが 「ハンバーグ」。
これは、間違いなしと確信していたのですが..........

さて、今日は何をいただこうかと、メニューを眺めていたら、「ハンバーグ定食」 が目に留まりました。
「おお! ぼくは、ハンバーグを忘れているぞ」、と気づき、早速、注文。
そんな訳で、今日のランチは、ハンバーグ定食に決定。



デミグラスソースのバランスとお肉の程良い味つけ、それが肉の旨みを引き出し、美味しいハンバーグに仕上がっていました。

ジューシーで美味しいハンバーグ。
皆さんも是非、ご賞味あれ。

       『 岐阜会館 』

     住所 岐阜市司町39-1
     TEL ( 058 ) 264 - 2151

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガラパゴス ノンフィクションを思わせる社会派ミステリー

2017年05月01日 | もう一冊読んでみた
ガラパゴス(上・下)/相場英雄  2017.5.1

 「しかし、働くってのはそんなに難しいことなのか?」
 「働きたい、単純にそう思うことがこんなに面倒なご時世になっているとは考えもしなかったよ」
 「普通に働き、普通にメシが食えて、普通に家族と過ごす。こんな当たり前のことが難しくなった世の中って、どこか狂っていないか?」


一生懸命働き、お金を貯めて幸せになりたい。
こんなささやかな思いさえ、努力して、がんばっても実現を阻む現実が、今の日本の社会にはあります。

ノンフィクションを読んでいるようなミステリーでした。
日本の労働界の過酷な現状を告発するルポルタージュとして 『ガラパゴス』 を読みました。

『2017年版 このミステリーがすごい!』 国内編第19位ですが、19位とは思えない面白さです。
ミステリーは娯楽です。重たい内容のものは、敬遠されがちなのでしょう。
それが、この順位になった原因かも知れません。
それでも、ぼくには面白いミステリーでした。

そんな結果を招いたのも自己責任、本人の努力不足だよ、いよいよ働き方のスタイルが自由に選べる、努力が報われる社会の到来..........どんなに努力しても報われない人々がいるという、過酷な現実はある。

派遣労働者の扱いは。

 <派遣労働者にかかるコストは人件費ではありません>
 <部品以下かもしれませんね>

 外注加工費
 我々は部品や備品と同じ扱いで、足りなくなった分を補うという意味で外注の加工費としてカウントされているのです。部品以下かも知れませんね


経営者の努力。

 「いいか、鳥居。運ってのはな、自分で作るもんだ。結果的に運が良かったって言っとる奴はたわけだ。自分で流れを作って、運気を強引にでも惹き寄せる。それがビジネスだがね」

 <ビジネスチャンスだと思えば、どんなリスクを取ってもでも利益を取りに行くのが企業のトップの仕事だ>


このミステリーには、東海地方の都市がたくさん出てきます。
特に岐阜が多かったように感じました。美濃加茂市、海津市など。
三重県では亀山も出てきます。

そんななかで、面白かったのは千代保稲荷神社(ちよぼいなりじんじゃ)が出てきました。
岐阜の人は、ご存じの方が多いと思われます。
「おちょぼさん」の愛称で親しまれているお稲荷さんですが、全国的な知名度はいかがでしょうか。

 「千代保稲荷神社(ちよぼいなりじんじゃ)は、岐阜県海津市平田町三郷1980にある稲荷神社である。京都の伏見稲荷、愛知の豊川稲荷とともに、日本三大稲荷の一つともいわれることもある。(Wikipedia)」

先日、NHK「ドキュメント72時間 2017.3.3」で放送されました。

  黄金の串カツに願いを

小説の中のこんな車が、市場に出回るとも思えないのですが..........。

 里美が言った通り、足元がバタつく。さらにボディの剛性感がかなり低いと感じた。車体が撓むことで、乗り心地を一層悪くしているのは田川のような素人にも分かった。線路沿いの道路が、緩やかな下りの右カーブへと差し掛かった。自然とエクセスLの速度が上がると、乗り心地はさらに悪化した。車体が軋む感覚に襲われ、シートの縁を押さえてしまう。

    『 ガラパゴス(上・下)/相場英雄/小学館 』

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鍵の掛かった男 有栖川作品をもう一冊

2017年05月01日 | もう一冊読んでみた
鍵の掛かった男/有栖川有栖  2017.5.1

先日読んだ 『狩人の悪夢』 は、本格ミステリーが余り好みでない、ぼくにも楽しく読み終えることが出来た一冊でした。
そこで、 『鍵の掛かった男』 も読んでみました。

ミステリーの内容よりも、大阪中之島巡り、コーネル・ウールリッチ(別名ウィリアム・アイリッシュ)や福田紀一の作品の話が、ぼくには大変興味深かった。
現役の時から、出張などでもっぱら出かけたのは、東京。大阪というのはなぜか、ぼくには縁遠かった。
それだけに大阪の話は、大変興味深く、楽しく読むことが出来ました。

このミステリーでなんともうらやましかったのは、ぼくの人生には、銀星ホテルのような素晴らしいホテルと出会い、愛し、ホテルを定宿としてリフレッシュ休暇を楽しんだ思い出がなかったからです。
長い人生の中で、こんな一時が持ちたかったとつくづく思いました。

有栖川有栖氏を理解するヒントらしきものが、このミステリーの随所に散見されるような気がしました。

 私は言葉の力を信じる小説家で、本格ミステリを愛する論理の徒である。

 『越えられる者だけ俺の世界に通れ』と嘯いている。
 好きになれない人間の群れからいったん退却し、人間を好きになりたいと足掻きながら小説を産み落とし、それを読んでもらうため人間の群れに戻っていく。------あなたのことでしょう?

 ほとんど読んだことがないんですけど、推理小説ではたいていそういう人が犯人なんですよね。一人だけ○○な人

 知っていることのないことを知っているのが犯人で、推理小説の犯人はうっかり口を滑らせてしまいます。そして、刑事や探偵に『あなたはどうしてそれをご存じなのですか?』と急所を突かれる。


■ 大阪を知る上で。

 宮本輝 『泥の河』
 福田紀一 『霧に沈む戦艦未来の城』
 富樫綸太郎 『堂島物語』
 淀屋橋をポケットマネーで架けた豪商・淀屋
 浪速の豪商
 天神祭の関連書

 近代建築の写真集


■ このミステリーを書くきっかけとなったのか。

 不朽の名作『幻の女』の献辞はこうだ。<M----ホテル 六〇五号室に/心からの感謝を捧げる/(もうその部屋に住まなくていいことになったので)>。ホテルに対する愛憎こもごもが窺える。

 「『聖アンセルム923号室』、コーネル・ウールリッチ。------どんな小説ですか?」
 「ニューヨークにある古いホテルが舞台で、その923号室で起きた七つの物語からなる小説です。」
 十九世紀に華やかにオープンしたホテル。そのある部屋を通り過ぎる様々な宿泊客と、ホテルがみすぼらしい老残の姿となって取り壊されるまでを描いているようだ。


    『 鍵の掛かった男/有栖川有栖/幻冬舎 』

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする