12月6日
日経平均 3万9091.17円(304.43円安)
TOPIX 2727.22(15.02ポイント安)
長期金利(新発10年国債) 1.050%(-0.015)
1ドル= 150.09 - 150.11円(0.32円安)
12月2日 3万8513円 16億9076万株 3兆9896億円
12月3日 3万9248円 21億3594万株 5兆0748億円
12月4日 3万9276円 18億9739万株 4兆2927億円
12月5日 3万9395円 18億4236万株 4兆2150億円
12月6日 3万9091円 14億4671万株 3兆5595億円
■株探ニュース 2024.12.7
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今週の【早わかり株式市況】4週ぶり反発、米株高に追随し3万9000円台回復
■今週の相場ポイント
1.日経平均は4週ぶり反発、3万9000円台回復
2.GPIF運用目標引き上げと報道、思惑買い呼ぶ
3.米半導体規制で日本対象外、相場上昇に弾み
4.買い優勢地合い続く、米株高受けリスク選好
5.週末金曜は反落、米雇用統計控え手控え感
■週間 市場概況
今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比883円(2.3%)高の3万9091円と、4週ぶりに上昇した。
今週は概ね堅調な地合いだった。
米株高に追随する形で日本株も上昇基調をたどり、日経平均は3万9000円台に乗せ、更に上値を伸ばした。
ただ、週末にかけては目先の上昇の反動や、米経済指標の結果を見極めたいとの思惑が強まりやや軟化した。
週明け2日(月)の東京株式市場は上昇。
朝方は為替市場で急速な円高が進行したこともあり、買い手控え感が強まり下値を試す展開に。
ただ、その後為替が円安に振れると急速に買い戻されプラス圏に浮上した。
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が運用利回り目標を引き上げるとの一部報道が伝わり、株式組み入れ比率が高まるとの思惑を呼んだことも強気優勢の地合いを後押しした。
3日(火)は大幅高。
日経平均は700円を超える値上がりで3万9000円台を回復した。
前日の米国株市場でハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が3週間ぶりに史上最高値を更新したことを受け、東京市場でも半導体関連株を中心に上昇し全体を押し上げた。
米政府が発表した半導体輸出規制で日本が規制の対象外となったことも相場上昇に弾みをつけた。
4日(水)は売り買い交錯のなか小幅高で着地。
終始方向感に欠ける地合いだった。
個別では売りに押される銘柄も多く、東証プライムの8割近い銘柄が値下がりした。
5日(木)も買い優勢の地合いを維持。
堅調展開が続く米株市場を受けてリスク選好ムードが高まった。
買い一巡後に伸び悩む場面もあったが底堅さを発揮した。
6日(金)は反落。
前日までの上昇の反動で利益確定の動きが出た。
この日夜の米雇用統計の発表を控え、買い手控えムードが強まった。
売り優勢の地合いながら、日経平均は3万9000円台をキープして取引を終えた。
■来週のポイント
来週は為替動向が相場を左右する展開が増えそうだ。
昨晩発表された米11月雇用統計の影響の見極めに加え、米景気指標や日銀短観が為替に与える影響にも注目したい。
日経平均は3万9000円台を維持できるかが一つのポイントとなる。
重要イベントとしては、国内では11日朝に発表される10-12月期法人企業景気予測調査、13日朝に発表される日銀短観、同日のメジャーSQ算出が注目される。
海外では9日に発表される中国11月の消費者物価指数と生産者物価指数、10日に発表される中国11月貿易収支、11日に発表される米国11月消費者物価指数に注視が必要だろう。
■日々の動き(12月2日~12月6日)
12月2日(月) 反発、朝方に下値模索も急速に買い戻される
日経平均 38513.02( +304.99) 売買高16億9076万株 売買代金3兆9896億円
12月3日(火) 大幅続伸、先物主導で3万9000円台回復
日経平均 39248.86( +735.84) 売買高21億3594万株 売買代金5兆0748億円
12月4日(水) 3日続伸、方向感を欠くなか後場切り返す
日経平均 39276.39( +27.53) 売買高18億9737万株 売買代金4兆2927億円
12月5日(木) 4日続伸、米株高を受けリスク選好の買い優勢
日経平均 39395.60( +119.21) 売買高18億4236万株 売買代金4兆2150億円
12月6日(金) 5日ぶり反落、米株安を受け利益確定の売り優勢
日経平均 39091.17( -304.43) 売買高14億4671万株 売買代金3兆5595億円
■セクター・トレンド
(1)全33業種中、27業種が値上がり
(2)値上がり率トップはフジクラなど非鉄
(3)カシオなど電機、IHIなど機械、トプコンなど精密機器といった輸出株が高い
(4)第一生命HDなど保険、SBIなど証券、日本取引所などその他金融といった金融株も買われた
(5)内需株はリクルートなどサービス、三越伊勢丹など小売、三菱倉など倉庫が上昇
(6)値下がり率トップは東電HDなど電気・ガス。ディフェンシブ株は京成など陸運も安いがヤクルトなど食料品は堅調とまちまち
■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
1(5) 円高メリット
2(1) ペロブスカイト太陽電池
3(6) 半導体 米半導体株高受け一斉高も信用買い残が重荷
4(17) 地方銀行 日銀の早期利上げ観測強まる
5(2) 仮想通貨
※カッコは前週の順位
株探ニュース(minkabu PRESS)