少しご高齢のバイクの修理です。
キーを廻しても電気が何も点きません。エンジンもかかりません。という故障です。
お客様からお預かりの時は、、、バッテリー電圧正常。メインヒューズの電圧正常。メインキー裏の基盤の電圧0V。という事で、もっと詳しく点検です。
シート、タンク等の外装を外して、テスターで電気を追いかけます。
各カプラーを、、、
原因がありました。
メインキーカプラー ~ ワイヤーハーネスカプラー、ここが!
接触不良で熱を持って焦げてしまったようです。。。
修理方法としては、、、ワイヤーハーネス、メインキー の交換!が正しい修理方法だと思いますが、、、
今回は、、、
患部のカプラーの交換で対処いたしました。
切り取ったカプラーは6Pですが、手持ちが無かったので3Pを2個使います。
端子ですが、純正で使われているのは小さく細いので、接触面が大きい端子のカプラーを選びました。
端子って圧着ペンチでつぶして作りますが、さらに根元の部分をハンダを流しておきました。
やらなくても良かったかもしれませんが、、、
カプラーの組みつけにW社のブレーキプロテクターを使い、今後の腐食を防ぎます。
本来はブレーキのパッドの組み付けなどに使う製品ですが、、、
電装の防水、腐食にも使えます。
国内バイクメーカーの純正ケミカルではこの様な製品は、、、無いのかなあ。。。
使用する場所に応じてこの2種類を電装系には使っていますね。
他にも怪しい部分がありましたので、グリスアップです。
とりあえずタンク、シート下にあるカプラーは、、、
すべてグリスアップをしてお仕舞いにしました。。。
長い年月でこの様な部分も腐食がジワジワと進んできますね。
腐食しないようにするにはこの様な方法で対処するのがよろしいかと。。。
電気の故障でした。
10月20日と21日は連休になります。