くらのうえ市丸歯科ブログ

お口の健康を守りたい

BLS研修会に参加しました

2009年11月30日 | 外部セミナー
11月29日(日)
当院の歯科医(江頭)と歯科衛生士(小川・前田)で
佐賀県歯科医師会館にて行われた、
BLS研修会(AEDを含む成人一次救命処置)の研修会に参加致しました。

ここ数年で日本でも公共施設を中心にAED(自動体外式除細動器)の設置が進んでいます。
当院にもAED(自動体外式除細動器)を設備しておりますが、
使用方法を知らなければ何もなりません。

7月、院内セミナーにて、人形とAEDを使用し、
救命処置の訓練を行いましたが、
再度、研修を受ける事により、より確実に行えるようになりました。
たった4ヶ月で、忘れている事もあり、
一年に一度と言わず、より積極的に研修を受ける必要があると思いました。

以前、ブログに記載しましたが、
当院では、モニタリング(血圧・血中酸素濃度・心電図)や
酸素吸入、笑気鎮静も導入しております。

笑気鎮静法は、鼻より笑気と酸素を吸入していただく事で、リラックスして治療をお受けいただく事ができます。 治療中、ドキドキしてご気分が悪くなる事や、恐怖心が強くとても緊張してしまう、という事があるかもしれません。

そのような時は笑気鎮静法がとっても効果的なんです。お気軽に、スタッフにお声をかけてください。


くらのうえ市丸歯科
歯科衛生士 小川希和子



咬合育成(矯正治療)セミナーを修了しました

2009年11月16日 | 外部セミナー
今年の7月から11月までの5ヶ月間、咬合育成アドバンス、タイポドントコース(実習)を受講し、修了しました。講師は咬合育成の権威である北海道の高田泰先生です。

院長(市丸)、副院長(西)が参加しました。日、月曜(おもに祝日)を使ったセミナーで、全部で10日間コースでした。

上の写真がタイポドントです。
人工の歯に矯正器具を付けてその動き方をシュミレーションする道具で、どんな症例でも再現することができ、治療方法の習得、治療結果の予測などが行えます。
 この5ケ月間、タイポドントとにらめっこしながら、いろいろな症例と対峙し、あらためて矯正治療の奥深さを知り、興味と自信を獲得してきました。


しかし、矯正器具だけで歯を動かして不正咬合(歯並びの悪さ)を治したとしても、顎関節に負担がかかったり、後戻りをおこしたり、歯の根っこが吸収したりと、さまざまな問題を抱えてきます。
また、大切な歯を4本抜いて矯正することが多くなります。
これを解決するためには咬合を育成するという考えが必要になります。


咬合育成とは、姿勢、食事、習癖などの改善により、不正咬合(歯並びの悪さ)を予防することを最大の目的としています。顎の成長は遺伝も関与していますが、後天的な要素が大きく、不正咬合になる要素を取り除くことで、歯並びは格段に良くなります。それだけでは改善できない時、成長期のうちから矯正器具を用いて、永久歯を抜歯することなく不正咬合の改善を行います。


 当院では、虫歯と歯周病の予防が確立され、次の予防のターゲットは乳幼児からの不正咬合の予防を目指しています。
虫歯、歯周病、不正咬合の予防の始まりは、赤ちゃんがおなかに中にいる時から始まります。

咬合育成や歯列矯正(歯並びの治療)にご興味がある方はぜひ御来院ください。

 院長、副院長が、このセミナーのため、留守の時もあり、患者さまにはご迷惑をおかけしたかと思います。今回のセミナーを実践し、皆様により質の高い治療を提供することで、お許しを頂きたいと考えております。


くらのうえ市丸歯科
副院長 西琢磨


歯科衛生士研修会 第二日目(最終日)で講演しました

2009年11月16日 | お知らせ
11月8日(日)、佐賀市のアバンセで行われた
「歯周治療を基本から学ぶ二日間コース」第2日で
当院の院長(市丸)が講演しました。

前回と同様、たくさんの歯科衛生士(約80名)の方が参加されており、
朝10時から15時までと長い時間、私たちも一緒に勉強させて頂きました。

以下の内容での講演です。

・歯周基本治療(2)
  禁煙指導
  モチベーション・プラークコントロール
  スケーリング・ルートプレーニング
・全身疾患と歯周疾患との関係 


今回、院長が講演するにあたり、私たちスタッフも僅かながら
資料作りのお手伝いをしました。
市丸歯科に入社した頃は、仕事内容の難しさを感じつつも
歯科衛生士としてのやりがいを感じたのを覚えています。
現在も徹底した滅菌システムに加え、当時と変わらない環境で仕事をすることができています。

今回の講演内容が少しでも聴きにきてくださった皆さんのお役に立てればと思っております。
そしてその事が、ご来院頂く患者様のお口の中から全身への健康に繋がっていけばいいなと思っております。


くらのうえ市丸歯科
歯科衛生士 小川希和子









AFD臨床カリオロジーコースに参加しました

2009年11月09日 | 外部セミナー

11月3日「AFD臨床カリオロジーコース」に
当院の院長(市丸)、副院長(西)、歯科医の江頭で参加致しました。

講師はイエテボリ大学カリオロジー科の
Dowen Birkhed[ドーペンビルクヘッド教授]と
Peter Lingstrom[ペーターリングストレム教授]です。

内容は
・カリエスの発現と進行
・カリエスリスクとアセスメント
・個人ごとの治療方法と対応プログラム
・カリエスの再発予防を考慮した保存修復治療
・歯根面カリエスの診断と病態及び再発予防可能な治療
・スウェーデンにおける新しい取り組みと今後の課題

カリオロジーとは虫歯の予防や治療を総合的にとらえる新しい学問分野です。
個人ごと、歯ごとにリスクを考え、フッ素を積極的に使うという考え方が中心です。
日本では、虫歯になってから、削って詰めることがまだまだ主流で、虫歯を確り予防する考え方は、まだまだ不十分です。

当院では、2000年開院当初から、このカリオロジーの考え方に基づいた診療を積極的に行っています。そのため、当院の患者さまは、虫歯で悩むことは非常に少なくなっています。

4,5年前にも、Dowen Birkhed[ドーペンビルクヘッド教授]と
Peter Lingstrom[ペーターリングストレム教授]の講演をスタッフ全員で受講しました。今回は、情報のチェックのために3人が受講しました。

やはり、個人個人のリスク診断を行い、フッ素を積極的に使うことが大切なことを再確認しました。

また、新しい話題として、歯牙酸蝕症と口臭がありました。

虫歯と歯牙酸蝕症との違いは、
虫歯は歯についているばい菌が酸を出し、歯を溶かしますが
歯牙酸蝕症は直接、酸が歯に影響します。

ではどんな人が歯牙酸蝕症になりやすいのでしょうか。

・スポーツ選手
・不安症、過食症、拒食症
・薬物中毒、薬物の副作用
・果実好き、ベジタリアン
・妊娠中(つわり)
・逆流性食道炎
との事でした。

歯牙酸蝕症かどうかは、歯の状態を模型で比較していく、
或いは写真で比較していく事で経過を見る事ができます。

当院では初めて御来院いただいた時より、お口の状態を知る為、
治療の計画を立てる為にもお口の中の写真を撮らせて頂いております。
その後、治療の段階において比較の為に写真を撮らせて頂いておりますが、
虫歯や歯周病に加えて、今後は歯牙酸蝕症の診断にも役に立てるのではないかと思っております。

口臭治療は新しい分野です。当院でも、より積極的に、取り組む必要がある分野のようです。
口臭は、主に口の中のバイキンが原因です。これを退治することで口臭はほとんどなくなります。お悩みの方はご相談ください。



くらのうえ市丸歯科
歯科衛生士 小川希和子