皆さま、こんにちは。
歯科衛生士の小川です。
7月31日(日) 佐賀県歯科衛生士会主催の歯科衛生士生涯研修会にて
「歯周基本治療 メインテナンスの実践~歯科衛生士がどのようにアプローチし何をすべきか~」という表題で講演させて頂きました。
内容は、まず海外と日本の歯科衛生士の業務内容について。
予防歯科の需要が高まっている先進国では、歯科衛生士の業務がきちんと認められています。
日本ではまだまだ認められていない部分も多く、私たち歯科衛生士が更に実力をつけ、日本人の口腔環境を良くする為に頑張らなくてはならないお話をしました。
日本では予防が大切と分かっていながらも、歯科治療に関しては
「痛くなったら治療してもらう」「歯石を取ってもらう所」と、何か起ってから歯科に行くのが当たり前のように思われているような気がします。
患者さんの「銀歯が取れたから詰めてほしい」「虫歯の治療をしてほしい」実はこの事は
健康で一生自分の歯で食べたい!というご希望なのではないでしょうか。
目の前の問題である詰めてほしいというご希望も、穴があいたままでは心配だから。
つめてもらったら大丈夫だと思っているから なのです。
実はそうではない、予防への道があり歯科への関わり方を変えて頂きたいことを患者さんに知ってもらいます。
今回の講演では、診査について、リスク検査について、患者さんへの説明について。
歯科衛生士が中心となって行います。
その事をお話させて頂きました。
休日なのにも関わらず、多くの熱意ある歯科衛生士の皆さんに参加して頂けました。
私が初めて学会で発表させて頂いたのが約15年前。
当時は、学会の歯科衛生士部門は閑散としていたものです。
今は歯科衛生士の皆さん、とても勉強熱心な方が多く、学会でも多くの参加者で賑わっています。
私たちの想いが、患者さま、そして国に届くと良いな!と思います。
今回の講演は2時間でした。途中喉がからからになったり、器具の名称をど忘れしちゃったりしましたが
参加してくれた後輩やアルバイトさん、他の歯科医院で働いている交流のある方より、
楽しかった!や、インプラントの所が勉強になった!など感想をもらえ、とても嬉しかったです。
講演するにあたり、院長にはディスカッションの時間を設けていただき、色々とご指導いただきました。
現在後輩二名が日本歯周病学会の認定歯科衛生士の資格取得の為に資料作りをしている為、
そのディスカッションもしてくださっています。
院長、お忙しい中ありがとうございます。
後輩たちがどんどん成長していく事も、私自身のモチベーションに繋がっています。
みんな、一緒に頑張りましょうね!
(医)くらのうえ市丸歯科 新鳥栖インプラント歯周病センター(佐賀県 鳥栖市)
TEL : 0942-81-5410 歯科衛生士 小川希和子