くらのうえ市丸歯科ブログ

お口の健康を守りたい

ITIコンセンサスミーティングに出席しました

2010年08月17日 | 外部セミナー


8月8日 福岡で行われたITIコンセンサスミーティングに、
くらのうえ市丸歯科の歯科医師4名で出席しました。

ITIコンセンサスミーティングとは、2008年8月にドイツで行われた
第4回ITI議事録の知見を得るための会議で、
世界の最先端のコンセンサスを得ることができます。

ここでのコンセンサス(意見の一致、合意)とは、
世界中で研究されているインプラント治療に関する正統な論文を比較、検討することにより、
できる治療、できない治療を区別し、インプラント治療の携わる者に指標を与えるものです。
このコンセンサスに準じて治療を行えば成功率はより高まり、
逆にこれに従わなければ、できるかできないか分からない治療を患者さまで実験しているようなものです。
しかし、現在の日本では後者を行う歯科医師も少なくありません。これは許されることではないと考えます。

すべての治療行為が、100%の成功率を達成できるわけではありません。
仮に99%の成功率がある治療を行ったとしても100人に1人は満足な結果が得られません。
その1人に自分がなる可能性があるのです。そう考えると歯科医師はできるだけ確実、安全な治療を行うべきです。
安全、確実な治療とは世界中の研究者、臨床家が長い時間をかけてコンセンサスを作り、それに従った治療です。
これを実践するために、当院ではさまざまな情報にアンテナをはり、最新の治療を提供できるよう日々研鑚しています。



ITIコンセンサスミーティング後、同会場で第5回ITI Study Club 福岡が開催され、
当院の院長市丸がエリアリーダーとしてオープニングを務めました。
これは、くらのうえ市丸歯科が歯科界の中で大きな評価を受けている証の一つです。

当医院では、コンセンサスに従った最先端の治療を提供しています。疑問な点、不安な点があれば、遠慮なく質問してください。


くらのうえ市丸歯科
副院長 西琢磨


第1回ITI Study Club佐賀が発足しました

2010年08月09日 | お知らせ
皆さんこんにちは。
毎日暑い日々が続きますがいかがお過ごしでしょうか。

今日は、7/25(日)に佐賀のワシントンホテルプラザにて
ITI Study Club佐賀の勉強会が発足いたしましたのでそのご報告をさせていただきます。

ITI(International Team for Implantology:国際インプラント学チーム)とは、
インプラント学の国際学会です。数々の国際学会の中でも最も信頼されております。
今回その下部組織であるITI Study Club 佐賀が発足し、
エリアリーダーに当院の院長である市丸が任命されました。

この勉強会を発足させることは、佐賀県内でインプラント治療を行っている先生方との
ネットワークを広げ、ITIに蓄積された豊富な情報を共有することが目的です。
当日の勉強会では、最初に座長である当院の市丸が、
ITI治療ガイドラインに沿った正しい治療の必要性を講演致しました。









その後、西村賢二先生による
「インプラントを利用して咬合を変化させた症例」、

森永太先生による
「種々の問題を抱えた上顎無歯顎にサージカルガイドを応用した症例」が報告されました。

そして、最後にITI fellowの新村昌弘先生による
「Treatment options for implant placement in postextraction sites」
「World Symposium 2010 報告」についての講演がありました。

それぞれの先生方がインプラント治療に真摯に取り組まれ、
よりよいインプラント治療を目指して様々な努力をしておられました。
改めてインプラント治療の奥深さとその必要性を感じ、
これからもこの勉強会を通じて様々な先生方と意見交換をして行けたらと思います。

インプラント治療は、歯を失った時に自分の歯のように噛めるだけでなく
周りの歯を守る事が出来る、あるいは自分の歯のように綺麗に仕上がる等の様々なメリットがあります。
その為現在では、歯を失った時の第一選択肢と言われております。

しかし、最良の結果を得るためには、高い技術力を持った施設で正しい治療を受ける必要があります。
当院では常に最良の治療を御提供しておりますので、何かご不明な点などございました
らお気軽にスタッフにお声かけください。

それでは、暑さ厳しき折、お体には十分お気を付けて日々をお過ごしください。


歯科医師 江頭知子