くらのうえ市丸歯科ブログ

お口の健康を守りたい

長崎大学歯周病学教室同門会・学術講演会で発表してきました。

2017年02月28日 | 外部セミナー

2017年2月4日に長崎大学歯学部で行われた長崎大学歯周病学教室同門会・学術講演会に院長と2人で参加してきました。
この会は、ブログでも何度かご紹介したことがある毎年2月恒例の、われわれが長年在籍していた長崎大学歯学部歯周病学教室主催の会です。
私が市丸歯科に就職して8年間、毎年、欠かさず参加しています。
さらに4~5年ほど前からは、ただ参加するだけでなく、院長と交互に毎年発表することを目標に掲げており、今のところ順調に目標を達成しています。
昨年は院長が発表しましたので、今年はわたくしが「重度慢性歯周炎に対して徹底した歯周基本治療と最小限の歯周組織再生療法で対応した1例」という演題で、
重度の歯周炎を抗菌療法と歯周組織再生療法によって寛解させた症例について約20分間講演させていただきました。
質疑応答の時間や講演後の懇親会の席において、多くの先生方にご質問やご指導をいただき大変有意義な発表となりました。

われわれは、よく講演会や学会等で発表する機会を与えていただいております。
その準備にあたって、教科書や論文をあらためて読み返す機会が増えます。
また、発表により自分たちの治療や考え方が身内以外の方々から客観的に評価されます。
この繰り返しによって日常の治療レベルが向上し、より患者様の口腔健康に還元できると考えています。
今後も、学会等での発表も含め、知識や技術の研鑽に努めていきたいです。

夜の懇親会では、懐かしい後輩・同期・先輩の先生方と、思い出話や近況報告に花を咲かせながら、楽しい時間をすごすことも出来ました。
来年は、院長の発表の番ですので、精一杯サポートしたいと思います

 

     くらのうえ市丸歯科 新鳥栖インプラント歯周病センター(佐賀県鳥栖市)

副院長 山口 竜亮


日本口腔インプラント学会 第34回九州支部学術大会「健康寿命に貢献するインプラント治療」に参加してきました

2017年02月04日 | Weblog

 

1月21日、22日に日本口腔インプラント学会 第34回九州支部学術大会「健康寿命に貢献するインプラント治療」に院長、チーフの小川さん、私で参加してきました。

専門歯科衛生士講座を受け、内容は「インプラント開始前の歯周病の評価と治療」についてでした。

現在、日本の70歳以上の咀嚼状況は「なんでも食べる事ができる…62%」です。約40%の方がなんでも食べる事が出来ないのです。

また、咀嚼能力が低いと 日常生活、行動能力が低下しやすいとのことでした。

                                                            

インプラントの役割は、咀嚼機能の回復、残存歯の保護です。長期にわたりインプラントを管理するには、まず①全身疾患の把握 ②喫煙 ③歯周炎がコントロールされているかが重要になってきます。

②喫煙している方のインプラントの問題発生率は、タバコを吸ってない方と比べると7倍高くなるとのことでした。喫煙は害しかないため、インプラントの治療を始める前に禁煙を必ずして頂く必要があります。

また③歯周炎がコントロールされているか では、歯周病の既往がある方のインプラント周囲炎にかかる率は、歯周病がない方と比べるとなんと5倍です。なぜかというと、ご自身の歯からインプラントへ歯周病菌が感染するからです。

 

当院では、インプラントをされている方のみではなく全ての患者様に全身疾患の把握や口腔内の診査をさせて頂きます。もちろん飲まれているお薬なども把握します。そして、歯周炎をコントロールし、インプラントの手術などにはいり、その後長期にわたりインプラント、自分の歯を残すための口腔内の自己管理能力を高めることにつながると考えています。

 

(医)くらのうえ市丸歯科 新鳥栖インプラント・歯周病センター(佐賀県鳥栖市)

   TEL:0942-81-5410