くらのうえ市丸歯科ブログ

お口の健康を守りたい

当院は徹底した滅菌・消毒 院内感染対策を行っております。

2014年05月19日 | お知らせ

5/18(日)読売新聞の1面に、このようなショッキングな記事が掲載されました。

 

当院は、2000年開院当初からすべての診療機器を滅菌・消毒し、院内感染対策を徹底して行ってきております。そのため、記事に掲載されているような感染の心配は全くありません。(※当院のホームページもご覧くださいhttp://www.10shika.jp/safety.htm。)

歯を削る医療機器を滅菌せずに、使い回しの使用をすると、別の患者様のバイ菌やウイルスが感染する可能性が高くなります。


この事を、院長の市丸は歯科医療関係者に、早い時期から問題提起しておりました。しかし、残念ながら、歯科界全体では対策が進んでいません。

その背景には、歯科治療に対する保険診療費が低く設定されているために、滅菌する費用を負担できないことが挙げられます。


当院では、安全・安心な歯科医療を最優先しております。そのため、患者様には経済的御負担をお願いしている場合もありますが、よろしく御理解ください。 

何かご不明な点がございましたら、スタッフにお知らせください。

 

 (医)くらのうえ市丸歯科・新鳥栖インプラント歯周病センター  TEL:0942-81-5410

                                          院長  市丸英二


第52回筑後佐賀糖尿病学術講演会に参加しました。

2014年05月07日 | 外部セミナー

先日4月18日(金)、佐賀市アバンセで行われた、第52回筑後佐賀糖尿病学術講演会に当院の歯科医師、歯科衛生士で参加させて頂きました。

医科主催の講演会でしたが、テーマが歯周病であり、「歯科からの糖尿病医療連携のアプローチ」という演題で、愛媛の原瀬歯科医院 院長 原瀬忠弘先生が講演されました。

                                     

当院HPの歯周病治療のページにも記載していますが、歯周病は細菌の感染症であり、様々な全身疾患と深く関わっています。

糖尿病と歯周病の関係は特に密接です。糖尿病には、網膜症、腎症、神経障害、心筋梗塞、脳梗塞などの合併症があります。現在ではこれらの疾患に加え、歯周病が糖尿病の第6番目の合併症であるといわれています。

  1. 糖尿病の人は歯周病の罹患率が高く重症化しやすい
  2. 糖尿病の人が歯周病治療をすると、血糖コントロールが改善する
  3. 重度の歯周病があると、糖尿病の合併症の発病率が高くなる

 

糖尿病と歯周病には上記のような関連があるのです。

毎日の食生活を含めた生活習慣を見直し、歯周病を予防することが糖尿病など全身の生活習慣病を予防することにつながります。

日本の成人の27%が糖尿病もしくは糖尿病予備軍であり、37%が未治療というデータがあります。

糖尿病の早期段階では自覚症状が乏しく、自分では糖尿病だと気づかないことが少なくありません。実際、歯周病などを訴えて来院される患者様の中には、糖尿病の治療を受けていない人や、糖尿病であることに気づいていない方も多いのです。

当院は、院長が歯周病学会認定指導医ということもあり、医科の先生から糖尿病の患者様の歯周病治療を依頼されることが増えています。また、当院を受診されて、糖尿病を疑う場合、医科の先生に患者様の糖尿病の検査・治療を依頼することもあります。

今回のように医科主催の講演会で、歯周病について取り上げられたことは、非常に画期的で意義のあることであったと思います。

今後も医科の先生方と積極的に連携を図り、糖尿病など全身疾患を有する患者様の歯科治療を行うことで、全身状態の改善に寄与できるような体制を整えてまいります。

お口のことでお困りのことがありましたら、是非当院に御相談ください。

 

(医)くらのうえ市丸歯科 新鳥栖インプラント歯周病センター(佐賀県鳥栖市)

                 TEL:0942-81-5410         歯科医師  松下 麻紀