くらのうえ市丸歯科ブログ

お口の健康を守りたい

Heinz教授の講演を聴きました!

2010年05月31日 | 院内研修
去る5月25日(火)米国スタンフォード大学より、
Furthmayr(Heinz)教授、Heinz教授の奥様であり、
ご自身も教授であられるUta教授が、当院にお越しになられ、
二時間にわたる講演をして下さいました

5月22日(土)より、当院の院長がお二人の接待をさせて頂いたのですが
鹿児島の霧島などを観光し、当院に来ていただきました。
お疲れもあったかと思いますが、それを感じさせないパワフルな講演でした

今回の講演はパブリックな内容ではなく、私たちが聞きやすいよう
どちらかというとプライベートな内容でした。
旅のお話や、ご夫婦のこと等です。

お二人は共にパイロットでもあり、世界中を旅されています
そしてHeinz教授は愛車ビートルのメンテから庭のお手入れまで
何でもご自身でされるそうです。
日本が好きとの事で、庭の敷地の一部には日本庭園を作られており、
鯉が泳いでいる写真を見せていただきました。






お二人はご夫婦になられ30年だそうです
夫婦で共に仕事で成功されるには多くの努力と苦労があったのではと
思いましたが、奥様であるUta教授は苦労とは感じたことはないとの事でした。
また、長く共に働きながら素敵な夫婦を続けていく秘訣をお聞きした所、
裏表のない夫婦関係、そして喧嘩もする事だそうです。
信頼関係が大切ですね。
また、Heinz教授は若き頃、どんな壁でも打ち破れると信じ、
がむしゃらに頑張ってきたとの事でした

夢を持ち続け、努力する事はその人を輝かせ、
そしていつまでも生き生きとした人生を送る事に繋がるのだと感じました

世界でご活躍されている、お二人の教授が当院にお越しになられた事、
このような機会は今後なかなかないように思います。
また二時間の講演の同時通訳をしてくれた院長、最後はかなり疲れが見えましたが(笑)
このような機会を作ってくださり、感謝しております。


くらのうえ市丸歯科
歯科衛生士 小川







医療従事者研修会に参加いたしました

2010年05月29日 | 外部セミナー
こんにちは。くらのうえ市丸歯科、歯科衛生士の前田です。

5/20(木)に佐賀県保険医協会 医療従事者研修会に参加いたしましたので、そのご報告です。
今回は、K’sオフィス医療専門接遇トレーナー 佐竹桂子先生による
「行きたくなる病院,行きたくない病院~些細な事で患者様は傷付いています~」
という講演を聴いて参りました。

誰しも自ら病院に行きたいと思う人は少ないと思います。
痛みや何らかの不都合があり、仕方なく来られる方がほとんどではないでしょうか。
どうせ行くなら、やはり良い病院に行きたいと思うのは皆さん同じだと思います。

では、患者様にとって行きたくなる病院とは、どのような病院なのでしょうか?
それは、スタッフ一人一人が自分達(患者様)の立場に立って話を聞いてくれ、
いつも笑顔で優しい対応をしてくれる事ではないでしょうか。
それによりスタッフとの信頼関係が築け、安心して治療を任せられる事に繋がるのではないかと思います。

逆に行きたくない病院とは、どのような病院なのでしょうか?
 例えば、事務的な対応をされたり、聞きたいけど質問出来ないような雰囲気など、
病気を治そうとしているのに、逆にストレスを溜めてしまうような環境で、
それが段々患者様に不安や不信感を募らせ、離れていく原因になるのではないでしょうか。

日々の診療の中で、私達スタッフが何気なく口にしている言葉や行動、態度の一つ一つが
患者様にどのように思われているのか、
改めて考えさせられる良い機会となりました。
患者様に安心して治療を受けていただけるような環境作りを目指して、日々頑張って行きたいと思いました。

ITI world sympsium 2010に参加しました

2010年05月04日 | 外部セミナー
4月14-17日にジュネーブ(スイス)で開催されたITI world symposium 2010に、院長(市丸)が参加しました。
14日のプレシンポジウムから最終日まで、真剣にほとんどのセッションに積極的に参加してきました。




インプラント学の基礎医学から臨床学まで、知識の整理と新しい情報の取得に非常に役に立ちました。インプラント治療は、骨とインプラントの結合状態から、結合組織とインプラントの結合状態を重視する傾向にありますが、本学会もそのことを反映したものでした。また、ITを駆使したguided treatmentなど、将来のインプラント治療の方向性を占う貴重な情報を得ることができました。
 会は4000人を超える歯科医を中心とする世界中からの参加者であふれ、非常に活気のあるものでした。



多くの先生方とディスカッションをしました。オーストラリア在住の多くの日本人を診ているロス先生からは、“どうして日本の歯科治療レベルは低いのか?”と率直な質問をされました。日本の歯科保険制度が劣悪なため、科学的に正しい治療が行いにくい環境であることや、当院を含め少なくない医院が、このことに挑戦し国際レベルの治療を行っていることを説明しました。日本の歯科治療が世界の笑い物になっている現実に対して、歯科医として率直に反省し、当院が国際レベルの高い治療レベルを維持することはもとより、日本のシステムの改革の必要性を痛感しました。 
友人であるハーマン教授(スイス)が、Full Professorに昇格したことを、会の時に知りました。数名の日本人で彼の昇進パーティーを行い、その時に、生物学から日常の臨床の問題点まで、真剣に議論してきました。



近い将来に、来日してくれるとのことでした。また、彼からは、研究施設に研修に来るように誘われました。できれば、スイスに再訪問し、共同研究に参加させていただければ。。。と夢を持っています。近い将来共に再会することを約束しました。 今回の学会に参加し、非常に素晴らしい経験と情報を得ることができました。今後、当院の一人ひとりの患者様の治療レベルの向上に役立てたいと思います。 

参加に際して、院長が不在であったため、皆様にはなにかとご迷惑をおかけしたと思います。一人ひとりの患者様に、より高度な治療を提供することで、お詫びに代えさせていただく所存です。

院長 市丸英二