若い子のお話を聞いてると、分からない言葉が多いなあ。と、思います。
新しいパソコンを買ってもらったいとこ。どう?使いやすい?と聞いたら、
「めっちゃぬるぬるして使いやすい!!」
と。
…は???ぬるぬる、って、何?と聞いたら、
「かくかくしてないってこと!」
と。
…?????
若い子の間では、パソコンなどが調子よく動くことを、ぬるぬる、と言うらしい…。調子が悪いとかくかく、と言うらしい。うーーーーん…そうかあ。大正生まれの私には、分からない表現だあ。
今日のレッスンでも、その話になり、高校生になる生徒さんは、パソコンぬるぬる、というのは、常識的に知っていました。ママの方は、
え?!何それ?!とびっくりしていましたが、娘さん、ママに、
「かくかくしてないってこと!」
と、いとこと同じ説明をしていました。
よくわからん(笑)カザフスタンの首都か!って感じですが…
カザフスタンの首都は、ヌルスルタン。
ヌルっとして、スルっとして、タンタン進めば、何か良いじゃないですか!
ヌルスルタンとしたパソコン、流行らせよう。
そして、また、びっくりしたことが。
レッスン中に、次の曲は何にしましょうか、と、有名な、「青春の輝き」の楽譜を見ていたら、邦題は青春の輝き、なのに、原題が、「I Need to Be in Love 」と、書かれていました。えええ!そうなるんだ?!かなりすごい訳なんですねえ。私だったら、「私は愛をする必要がある」とか訳しそうです、という話に。そこはまた若い生徒さんはすぐにスマホでグーグル翻訳です。
「I Need to Be in Love 」を、日本語に訳すと、
「青春の輝き」
と表示される!!
逆に、青春の輝き、を英訳すると、「I Need to Be in Love 」になると。
…すごいなグーグル翻訳。
私が夜パソコンでやってみても同じように表示されました。
ちなみに、何でも訳せるのかと、
「閑さや 岩にしみいる 蝉の声」
を、日本語訳してみたら、
「しみいるしみいる蝉の声」
と、表示されました。…応援か??相槌か???
そこのけそこのけお馬が通る、みたいになっている。
「今は昔 竹取の翁といふありけり」
を日本語訳してみたら、
「竹取物語翁竹取物語 」
と、なりました。
うーーーん、謎です。
そういえば、先日子供向けの図鑑を見ていたら、こんなふりがながありました。
これは…いいのか????
中学生の時に、理科のテストで、ベネジクト液の反応の問題で、赤褐色、が答えになるものがありました。
平仮名はOKでしたが、「せきかっしょく」と書いた人は×で、「せっかっしょく」と書いた人は〇でした。
先生は、採点に当たって、手当たり次第の辞書を調べまくり、せきかっしょくが×であることを確認して、×にしたそうです。それがとても印象的だったので、とても違和感が。
私の広辞苑にも、
せきかっしょく、の記載はありませんでした。
しかし、このパソコンでは、せきかっしょく、では変換できますが、せっかっしょく、では変換できませんでした。
同じ日に読んだ別の本、1975年発行の小説には、黒褐色(こっかっしょく)とふってありました。これも、こくかっしょく、じゃないんですね。
実は、数日前まで、文章読解、を、ぶんしょうどくかい、だと思っていた私でした。
文消毒会、と変換したパソコンに苛立っていましたが、間違えていたのは私でした。
日本語は難しい。
明日もぬるぬるがんばりましょう。