今日観た映画は、女王トミュリス。
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なかなかハードな内容です。
紀元前500年頃に中央アジア辺りにいたとされる、遊牧民の女王の話です。
映画の舞台となったカザフスタンの映画なので、独特の雰囲気があります。
日本でいえば、縄文時代の終わりから、弥生時代の始め頃の時代です。
紀元前のギリシャの歴史家、ヘロドトスが文書に書き留めた内容に沿って、話が進みます。
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しかし、こうしてみると、46億年続く地球の歴史上、人類の歴史の記憶はほんの一瞬であって、地球の支配者でも何でも無いのかもしれません。
当時世界の半分を支配していたペルシア王に招待された王が、酒食の接待を受けていた際、謀殺されてしまいます。
旦那を殺害された報復に、女王トミリュスが地域の遊牧民を束ね、ペルシア軍と対決して勝利を収めた伝説に基づいた映画です。
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なかなかハードな内容です。
江戸時代に、当時北海道や北方領土を支配していたアイヌ民族と、松前藩の戦いを思い出しました。
アイヌ民族との戦争が長引き、なかなか決着がつかないため、松前藩が和睦交渉と称して、酒宴の席でアイヌ民族のリーダー、シャクシャインを謀殺した事件です。 この後、アイヌ民族の組織だった抵抗は無くなり、急速に衰退して行きました。
古来から、うっかり人を信用してしまうと、とんでも無い目に遭ってしまう事が度々あったんですね。
現代でも、ニコニコしながら近寄ってくる人には特に気を付けないと、振り込め詐欺や、給付金詐欺などに巻き込まれたり、いいようにコキ使われてしまったりするのです。