1ヶ月前、トラクターのエンジンがかからなくなってしまったので、クボタに連絡して担当の方に来てもらい、症状を説明して点検してもらいました。
錆びていたスローブローヒューズ も交換。
オイルエレメントはレンチで外して、新しいエレメントのパッキン部分にオイルを塗って、手でギュッと締め込みます。
バッテリーは、充電器でフル充電しました。
無事耕せました。排気ガスの色や、エンジン音も問題ありません。
結果は、このトラクターは圧縮漏れしていてもうダメです。30年も経過しているので買い替えるしかありませんよとの事でした。
トラクターの平均的な耐用年数は15年だそうなので、既に二倍位使っています。
しかし、よくよく考えてみると、セルも回さずに判断されたのと、少し前にオイル交換した際には、ちゃんとエンジンがかかっていたので、なんとなく納得がいかない感じです。
なので、農機具整備士に変身して、自分で徹底的に整備してみる事にしました。
エアクリーナーとファンベルトを新品に交換します。クボタ純正は高いので汎用品です。
ワコーズのオイル添加剤も注文しました。
ファンベルトは、調整ボルトを緩めただけではうまくはまらず、オルタネーターを外して取り付けました。
錆びていたスローブローヒューズ も交換。
グロープラグも、1/3の値段の中華製の汎用品に交換します。
奥まった場所なので、ラチェットレンチに繋ぐ延長バーやディープソケットも購入しました。
オイルエレメントはレンチで外して、新しいエレメントのパッキン部分にオイルを塗って、手でギュッと締め込みます。
オイルは指定の10W-30オイルから、気密漏れ防止のため、より固い20W-50オイルに入れ替えました。 古いアメ車とかに入れるオイルです。
オイルジョッキで入れる際に、なかなか流れ出ない位の高粘度です。
ラジエター液は、エンジンがかかるのが確認できてから後日交換します。
バッテリーは、充電器でフル充電しました。
これでセルを回してみます。
シリンダーと、ピストンの擦れる音が大きめで、エンジンはかかりません。
軽油のミストで、シリンダーとピストン間のオイルが流されて気密が保たれていない感じです。
ブローバイガスの量も多めです。
なので、グロープラグを外して、その穴から注射器でオイルを10ccずつ、直接ピストンにかけました。
これで再度セルを回すと、エンジンがズボボウンと一発でかかりました。
ピストンリングとシリンダーの隙間にしっかりと濃いオイルが入ったみたいです。
さっそく、家の近くの田んぼを耕してみます。
無事耕せました。排気ガスの色や、エンジン音も問題ありません。
ミッションオイルはまだ汚れていなかったので、交換不用と判断しました。
あとは、フロントドライブシャフトへのギアーオイル追加、チェーンケースのギヤーオイル交換と、各摺動部分へのグリスアップをする予定です。
これが済めば修理は完了です。
あとは、整備を定期的にしておけば、あと20年位は使えるでしょう。