新型コロナの拡大が止まりませんが、対策を全くしなかった場合、いつ新型コロナが収束するのか、適当に試算してみました。
こちらが現時点の新規感染者数です。
緊急事態宣言とかはしていないので、1か月の間に新規感染者数は10倍のペース以上で増加し続けています。
対策が全く行われなかった場合、8月末には、12,000人/日、9月末には12万人/日、10月末には120万人/日となり、11月中には、日本人のほとんどに感染が広がってしまいます。
日本の人口は12,500万人ですが、その内の7割までが感染し、あとの人は何らかの理由で感染しないままだとすると、感染者の総数は、8,750万人に達します。
つまり、今のままだと12月初めには、感染するだけし尽くして、感染者には抗体ができるため、これ以上感染する人が無くなり、自然に新型コロナは収束して行くことになります。
GO TOキャンペーンの実施により、感染速度が速まれば、さらに収束までの期間は短縮されるかもしれません。
問題点としては、感染者の1%が死亡するとした場合、死亡者が87万人にまで達する可能性があることです。
今から100年前のスペイン風邪の際にも、日本の人口は今の半分位でしたが、日本中に感染し尽くして、収束するまでの2年間の間に40万人死亡しています。
このことから、対策を全くしなければ、今後、目を覆う様なことになりかねないという専門家の方もいる訳です。
素人の自分でも簡単に試算ができる位なので、当然、政府関係者や東京都知事、大阪府知事なども既に周知の状況だと思います。
数ヶ月の間にこれだけの死亡者が出るのは、太平洋戦争末期以来ですが、日本の国体、経済維持の為には、多少の犠牲はやむを得ないという判断になったのかも知れません。
しかし、実際には感染者が拡大し続けて行くと、幼児、小学生、中学生などにも集団感染が起き、8月下旬頃には子供達の死亡者も出てくるかもしれません。
こうなると、憤慨した親達から対応への不満が噴出し、政府や知事も経済活動を廻すなどと言えなくなり、再度の緊急事態宣言を出さざるを得なくなります。
WITHコロナという、仕事や学校などの持ち場を捨てての撤退を許さない、一億総特攻みたいな玉砕型日本モデルが、日本人の生命と経済を、急速に破滅へと導いて行っています。
GO TOキャンペーンから、再度のステイホームへ待ったなしの状況です。