カーステレオでさだまさしの『夕凪』という歌を聴いてて金沢に来たころのことを思い出しました。あの頃、誰も知ってる人がおらず、誰も信じられず、自分の未来も信じられず、本当は自分はどこにいるのか、どこに行くのか、明日はくるのか、何も分かりませんでした。超楽観主義の土佐人の血が流れているとはいえ、どう頑張ればいいのかさえも見当がつきませんでした。走るコースもゴールまでの距離も分からず砂の上を走れと言われているような日々。
『夕凪』という曲では、主人公は海風が止まって凪になった砂浜に腰掛けて、再び風が戻るまで海に沈んでいく夕日と波に消されていく自分の足跡を見つめています。
あの頃、よく海を見に車を日本海に向けて走らせました。海であればどこでもいい。やみくもに海沿いの道を走って、座って海を見つめられる場所を見つけて、じっと海を見ていました。日が暮れて見えなくなっても波の音がして風に潮の香りがあれば十分でした。じっと見ているうちに目がなれて黒い波が見えてきます。そんなに長い時間ではありません。気は晴れませんが、ため息をひとつついて再び車にエンジンをかければ金沢に戻れました。
海猫たち さあ もうお帰り
僕も砂を払おう
僕の影が消える前に 消える前に・・・・
(さだまさし『夕凪』より)
本日のお酒:球磨米焼酎 白岳 しろ
『夕凪』という曲では、主人公は海風が止まって凪になった砂浜に腰掛けて、再び風が戻るまで海に沈んでいく夕日と波に消されていく自分の足跡を見つめています。
あの頃、よく海を見に車を日本海に向けて走らせました。海であればどこでもいい。やみくもに海沿いの道を走って、座って海を見つめられる場所を見つけて、じっと海を見ていました。日が暮れて見えなくなっても波の音がして風に潮の香りがあれば十分でした。じっと見ているうちに目がなれて黒い波が見えてきます。そんなに長い時間ではありません。気は晴れませんが、ため息をひとつついて再び車にエンジンをかければ金沢に戻れました。
海猫たち さあ もうお帰り
僕も砂を払おう
僕の影が消える前に 消える前に・・・・
(さだまさし『夕凪』より)
本日のお酒:球磨米焼酎 白岳 しろ