遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

ちむどんどん

2009-01-21 21:34:06 | 
沖縄の泡盛リキュールです。味はシークァーサー、アルコール度は13%。基本的にはスピリッツを使っていて泡盛は2%しか含まれていません。でも、泡盛の風味にあシークァーサーの爽やかな酸味と香りでぐびぐび飲めます。宝酒造の製品。お酒に関しては伝統的な物を好みますが、こういうカクテルのような楽しみ方もアルコール文化の大切な要素のひとつでして嫌いではありません。欠点はつい飲み過ぎてしまい、翌日に残ってしまうことが多いことですね。
「ちむどんどん」とは琉球の言葉で「ドキドキする」という意味だそうです。宝のホームページを調べてみるとちむどんどんは販売されていないようですね。今出されている泡盛シークァーサーリキュールは「うさがみそーれー」という製品らしいです。「ちむどんどん」の方が可愛いのにね。

オバマ新大統領の演説の日本語訳をネットで読みました。格調高いだけでなく、厳しい現状認識を述べていてこれからの米国の行く先の困難さを示唆しています。重要と思ったところを下に抜粋します。

『一部の者の強欲と無責任さの結果であると同時に、我々全体が厳しい決断を下し、国家を新たな時代に備えることに失敗したことにより、経済は激しく弱体化している。家は失われ、雇用は減り、事業は閉鎖している。われわれの医療はとても費用がかかる。学校はあまりに多くが失敗し、我々のエネルギーの浪費は敵対者を強化し、われわれの地球を脅かしている。 
データや統計に左右されやすい危機の指標がある。予測は難しいが、それでも深刻なのは、米国の衰退は不可避であり、次の世代は目標を下げねばならないという国中の自信喪失である。私は今日、これらの挑戦は現実であり、深刻で数多く、容易に短期間で解決できるものではないと言いたい。しかし、米国よ、これを知ってほしい。「これらの挑戦は解決できるものだ」と。』
『我々の労働者は、この危機が始まったときより確かに生産的だった。我々の精神は確かに独創的だった。米国の製品とサービスは先週にも先月にも昨年にも劣ることなく求められている。しかし、私利私欲を守り、好まない決定を先送りするときは終わった。われわれは起き上がり、ほこりをはらい、米国再生の仕事を始めなければならない。』
『我々が今日問うべきなのは、政府が大きすぎるか小さすぎるかではなく、政府が機能するか否かだ。』
『市場(経済)が善か悪かも問題ではない。ただ現在の危機は監視がなければ市場は空回りすることを思い起こさせた。富裕層だけを優遇すれば国家は長く繁栄できない。』

今の経済的困難を「一部の者の強欲と無責任さの結果である」と述べたのは大胆でした。そして、「現在の危機は監視がなければ市場は空回りすることを思い起こさせた。富裕層だけを優遇すれば国家は長く繁栄できない。」と言って、明らかにウォール街のお金持ち達にケンカを売ってます。この大統領の就任の日、市場は株式の暴落で彼に答えました。熱狂の度合いが強いだけにマイノリティ出身の新しい大統領が困難に直面した時、どれだけの理解と支援が残されているか不安でもあります。しばらくちむどんどんしながら彼の政治を見守りましょう。

本日のお酒:宝リキュール ちむどんどん
コメント
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