遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

経済雑感7

2009-01-26 22:09:17 | たわごと
英ポンド急落 通貨危機再来の懸念も(北海道新聞) - goo ニュース
昨年、シティバンクの口座を閉鎖してから外貨貯金なんぞ持っておらんのですが、為替レートの動きぐらいは社会人のたしなみとしてちらちらと見ています。というか、欧州通貨とオセアニア通貨の落ちっぷりがすごいんでついつい目がいってしまうんですな。
ちょっと英国経済に興味があるなら、AERAにも連載をもってるアルファブロガーぐっちーさんの『グレート・ブリテン』というエントリーを読んでみることをお勧めします。それから、ジム・ロジャースさんのインタビュー記事も↓
ポンドはドルと等価まで下落も、米大統領も同じ過ち=ジム・ロジャース氏(トムソンロイター) - goo ニュース
要するに「ポンドは終わった」そうです。(笑) 英国がリセッションに陥ったのは知ってましたが、「英国の国際収支には2つの大きな穴がある。北海油田の枯渇と金融業界だ。」というコメントは衝撃的です。こうなると英国にはミートローフとスコッチウイスキーしか残ってないやん。プレミア・リーグのサッカーなんかやばいですよ。マンチェスター・シティは昨年UAEの投資グループに売られちゃったし、リバプールやチェルシーも売却の噂が出ています。噂にあがってくる転売先は中東ばっかし。
ロジャースは、「痛みを受け入れ、資産をクリーンにし、再スタートを切るべきだ」と提言しています。つまり、お金をつぎ込んで延命させるのではなく、損失を確定させて不良債権を切れと言ってるわけです。結局、日本が10年以上かけて渋々やったことをさっさとやらなあかんってことなんでしょうね。これをやるとたくさんの会社がつぶれて失業も増えます。しかし、だからといって先送りにすればさらに大きな代償を払わなければならなくなる。
ロジャースさんのお話はとても面白いので、記事をみつけたら一生懸命読んでいます。今のところ明るい展望があるのは商品市場と中国だそうな。他の国では、台湾、カンボジア、モンゴル・・・。日本は頑張ってはいるんだけど、少子化が深刻。おそらく、今の10代が40代になる頃には日本は大変な事態に陥っているといいます。もし彼が今10歳の日本人だったら、怒って革命でも起こすかもしれないらしい。(笑) 
コメント
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