もっと自由にやればいい

東大が秋入学移行案…春入試維持・年度内に結論(読売新聞) - goo ニュース
1990年には１千万人いた15~19歳の若者は、今は６百万人切っている。受験がどーのこーのという向きは今でもあるのだが、明らかに競争は緩くなっている。ちょっと頑張ればいい大学に行けるのだよ。たいしたことない。もちろん、団塊の世代を見ると競争が激しいだけでは優秀な人材が育たないのも確かなんだな・・・。w
現在、団塊ジュニアの世代が出産できる年齢を終えようとしているので、もはやこれから若年現役層が増える見込みは全くない。産む側の人間の数が右肩下がり！　これから産めよ増やせよと騒いでも赤ちゃんは０歳で生まれる。１８年かけないと１８歳の人間にはならないんだよ。w　だ・か・ら、もう制度をいじるには待った無しなのだ（手遅れという説もあるが）。我々の『大学』がどうあってほしいか、東大だけに考えさせていてはだめだ。

僕の意見、結論から言います。（少なくとも旧帝大クラスの）大学教育は世界常識に合わせるべきです。それに合わせられない人に配慮する必要はありません。そういうガラパゴスな日本人の数が少ないのですからね。学生も教官も国籍すらどーでもいいです。どんだけ優秀な人材を最高学府に集めることが出来るかが勝負。アジア諸国で中産階級が勃興してくるのだから、そこから優秀な人材を集めないといけません。平均レベルの高い労働力よりも、一人の天才を見つけて育てる方向にしかこの国には道がない。普通にものを作るだけなら、かなり高品質のものをアジア諸国で作れるのだ。テレビや携帯電話作りを韓国に負けたとしょぼくれているうちは、衰退への下り坂を転がり落ちるだけでしょ。そんなもん、高性能パーツを与えて、彼らに作らせとけばええねんって。

今年の学会で感じたんだけど、英語でプレゼンできなかったら短時間の口頭発表さえ許されない雰囲気じゃないか。もう、英語は当然持ち合わせてる基礎能力として受け入れて制度設計した方がいいね。最初辛くても頑張って使ってると、講義くらいはけっこうやれるようになるもんだよ。たぶん。(笑)
日本のフニャフニャ学生集めて日本語しかしゃべれない先生に教育させるのは地方がやればいいと思う。

ついでに、僕は『飛び級』を認めるべきだと思っている。新卒採用の悪習も止めるべきで、半年刻みできめ細かい制度を整備して期間が３年半でも４年半でも４年卒業と同じと解釈して遇すればええじゃない。カレンダーでガチガチにしばるメリットって全くないと思うよ。

本日のお酒：菊姫　鶴乃里