


先日アップした自宅のクローゼット収納、ボチボチと着手して見ました。
てをつけてみて初めて気が付くところも幾つか有り、設計上の問題点、図面作成上での問題点、企画から見通しの甘かった部分だとか思った以上に深い問題点が幾つか出ました。
そう言えば一番最初に設計したとき、ここはどうするか作るときまでに考えようとか、ここは正確な寸法が出しきれないから最後に原寸を計って製造しようとか、とにかくファジーに考えてたところが時間と共に忘れ去られ、施工を始めてやっと気がつくと言った状態に我ながらあきれました。
施工自体はだいぶアドリブでの改修工程も入りましたが、本体施工の方は何とか終わり、残すは引き出し前板を作り直してもらって後日の施工と言う所まで何回かに分けた中での施工でこぎ着けられました。
今回の施工を通じて、これがお客さんの物件だったらとか、この施工を当社の営業マンが作業したらどうなんだろうかとか、多方面からの見方をしながら自分一人で工事を行ってみたわけです。
そして幾つかの重要な課題を見つけたような気がしています。
先ずは企画設計の段階から施工をどう進めていくのか等を頭に入れて検討する必要が有ること。
自社製品だけでなく、建物や施工場所を熟知し取り合わせや兼ね合いで問題点が発生する可能性が有りはしないかも細かに確認しておく。
設計から図面化されたもののなかでも普通じゃない場所はより細かなチェックが必要で、単体図面での確認ではなく、組み合わせしながらのチェックが必要である。
今回、2~3点の問題箇所が見付かりアドリブでの改修をしながらの施工では有ったわけだが、ボディをあらあらに組み上げるまでに一人で約3時間 、
トラブル改修をしながら一番端の部位を組み上げ、更に引き出し本体を取り付けたりをするのに約3時間、
残すところは設計上の問題で前板を作り直して、それの出来上がってくるのを待っての施工で完全終了。
一人っきりでの施工作業なんですが、総作業時間8時間弱で全てが終了出来そうです。
これで収納容量が増え収納しきれていなかったものの一部も綺麗に収まってくれるでしょう。