前回からの続きです。
過去記事
野球を代表するスポーツ=賭博の道具=暴力団資金源のという哀しい現状
野球を代表するスポーツ=賭博の道具=暴力団資金源のという哀しい現状 2
参照してください。
今回は日本のど真ん中の「プロ野球」についてです。
日本の国技といえば、相撲かもしれませんが、プロスポーツとして古参のスポーツは、「野球」といえます。
サッカーも人気が出てきましたが、世界と比較するとそのレベルは今一歩でしょう。
マフィア、ヤクザは、スポーツベッティング=ギャンブルを盛り上げるためには、常に話題性「スター選手」を産み出す必要があります。
そのために、「年俸を破格な金額提示したり、女子アナや芸能人とトップアスリートが結婚できる」というような派手な話題をメディアを通して振り撒き続けています。
そんな淡い期待を抱いてか、少年達は部活動、クラブ活動に精を出しているのではないかと気の毒になってしまいます。
スポーツ特待制度も悪しき習慣だと思いませんか?
仮に成功しても、ヤクザや暴力団、海外マフィアに取り込まれてしまうのですから、、、、、。
それでは、まず野球賭博について見ていきましょう。
・・・・・・(組関係者を逮捕へ…「中胴元」で関与か 張図利容疑、巨人元選手事件 )
プロ野球・巨人の選手らによる野球賭博事件で、警視庁組織犯罪対策4課は、 指定暴力団山口組系暴力団に関係する男が賭博に関与した疑いが強まったとして、 賭博開張図利容疑で近く逮捕する方針を固めた。同課は賭博が暴力団の資金源になっていたとみて、更に捜査を進める。
捜査関係者によると、男は横浜市内に拠点を置く山口組系暴力団の関係者とみられる。
男は巨人選手の知人の大学院生の男(41)=賭博開張図利罪で有罪判決が確定=のルートで賭博に関与したとみられ、
チーム間の戦力を調整する「ハンデ」などの情報を提供する一方、賭け金の一部を徴収していた疑いが持たれている。
賭博には巨人の笠原将生元選手(26)=賭博開張図利ほう助罪などで有罪判決が確定=ら複数の客が参加。
同課は客の証言を積み重ねるなどして、男が関与した疑いが強いと判断した模様だ。
これまでの捜査で、賭博を主催する胴元には大、中、小の階級があることが判明。同課は大学院生は「小胴元」で、
男はより上位の「中胴元」として賭博に関与していたとみている。
事件を巡っては、同課は大学院生ルートの他、飲食店元経営者の男(38)ルートでも捜査。元経営者のルートでは、
元経営者や「中胴元」の山口組系組幹部の男(43)らを賭博開張図利容疑で逮捕し、いずれも有罪判決が確定した。
客だった巨人の3選手は賭博罪で罰金刑となり、笠原元選手とともに契約解除になった。
【宮崎隆、黒川晋史】
・・・・・・・(転載ここまで)
一体何を言っているのかさっぱり解りません。
プロ野球選手が賭博をしていたということしかわかりません。
関わった彼らはどうなったかというと
週間文春にて
笠原選手、寿司職人に、
福田選手はトレーナー、
松本は警備員、
高木は資格が復活する三月に備えて実家でトレーニング
という事らしいです。
他のサイトの説明を見ていきましょう。
・・・・・・・・(野球賭博の仕組み)
毎日新聞によると野球賭博というのは、まず「中継店」と呼ばれる仲介役を通して1試合に10~20人ほどお客を集めるということ。そして、チームごとの戦力差を調整するためにハンデがある。「ハンデ表」の作成を専門に行う「ハンデ師」という人から10万円ほどで購入するということだ。
野球賭博 数百万円賭ける常連客も 元胴元の組関係者
http://mainichi.jp/articles/20160501/k00/00m/040/119000c
毎日新聞 2016年5月1日 7時30分
ハンデとは何なのか?
例えば、強いAチームと弱いBチームの試合が賭けの対象になったとする。この場合、強いAチームに賭ける人が殺到してしまい、これでは賭けにならないということで登場するのがハンデである。当然、この場合、弱いBチームにハンデが付けられる。
高校野球では力量差が大きいので3点、4点というハンデが設定されることが多いらしい。しかし、プロ野球では、細かく0.1点単位でハンデが付けられて大抵は2点以下になることが多い。
小数点が付くことでより賭けが面白くなるということなのだが・・・
野球賭博というのは、実際の点差から付けられたハンデの数字を引いた結果になる。
1点以上の差が付いていれば、文句なく勝ちとなるが、1点未満になった場合は、小数点以下の数字にしたがって配当金が割引されたりする。
ハンデでゲーム性が高まる
例えば、AチームとBチームの試合でハンデがBチームに1.2付いているとする。
そこで、Aチームの勝ちに10万円を賭けたとする。
実際の試合で、AチームがBチームに3点差で勝ったとすると、
3-1.2(ハンデ)=1.8
1点以上になるのでAチームに10万円賭けた人は勝ちになる。
ところが、もしこれが3点差ではなく2点差だったとしたら、
2-1.2=0.8
この場合、1点未満になり、その小数点以下の数字に従って配当金が割り引きして支払われることになる。
Aチームに10万円を賭けた客の勝ちになるが、儲けは賭け金の8割に減額され8万円になる。
さらに、1点差で勝ってしまった場合はどうか、
1-1.2=ー0.2
Aチームは試合には勝ったが、賭けている客としては負になる。ただ、10万円全額を取られるのではなく、20%にあたる2万円を支払うことになる。
このように小数点があることによって、少し負ける、少し勝つという状況が生まれてくる。たとえ、外れたとしても当たりに近づいたとお客が認識できる場面が多いほど賭博は魅力的になりはまる人が多いということだ。
絶妙な数字を設定するハンデ師とは何者?
昔ながらの元プロ野球選手、プロ野球関係者が自分の勘やチーム事情を予想して付けたり、最近は、もとメディア関係者も流れているのではないかということだ。メディア関係者がハンデを付けるということは、コンピュータを使いデータを分析するなど主流になっているとも言われている。
彼らは、フリーで活動しているわけではなく、やはり組織に抱えられているということだ。
ハンデ師の仕事は、試合の結果を当てることではなく、このハンデなら賭けたいという大衆心理をくすぐれるハンデをどれだけ付けられるかだ。賭ける人が、AチームにもBチームにも半々分かれるくらいの絶妙なハンデを作れるのがハンデ師の仕事ということになる。
当然、そのことは胴元が儲かる仕組みにつながる。
賭ける場合には、1試合だけ狙い撃ちだと勝てる可能性も高くなるので、最低3試合賭けることなどリスク分散をしている場合もあるようだ。そのことも、いかに胴元が負けないかということにつながる。
笠原将生容疑者の逮捕は見せしめ
おそらく、今回の笠原容疑者の逮捕は見せしめと思われる。裏の暴力団にこれ以上派手なことをやれば・・・というメッセージ。
捜査の本命は、笠原容疑者の後ろにいる暴力団であることは間違いなく、暴力団との交際が指摘される大物OBの名前もささやかれているという話も・・・
今後の捜査の焦点は、斉藤容疑者の背後に暴力団関係者がいないか、資金が流れていなかったかなど実態解明に移る。
・・・・・・・(転載ここまで)
ハンデ師がハンデ表を作成して、賭博が開始するということ。
笠原の逮捕は、見せしめ逮捕であり、何故見せしめたかというと、胴元に上納金が十分入っていなかった
ということかもしれません。
少し長い解説ですが
プロ野球史上に残る大八百長事件「黒い霧事件」についてはこちらです。
そして、ハンデ師とはなんぞやという簡単な解説があります。
・・・・・・・(球界震撼】巨人の現役選手も手を染めた野球賭博の仕組み 2015年10月28日 ギャンブル プロ野球 野球賭博)
ジャイアンツ現役選手らの野球賭博騒動が大きな話題になったが、昔からプロ野球界と野球賭博は切っても切れない関係だった。 というのも、野球賭博には "ハンデ師" の存在が必要不可欠であり、これにより単に勝ち負けだけを予想すればいいというゲーム性ではなくなっている。
●優秀な"ハンデ師"を抱えることが胴元のカギ
例えば、今回の日本シリーズでホークスとスワローズの戦力差やコンディションを見て、ハンデ師が "ホークスの方が有利だからスワローズにハンデ1.5点" といった数字を付けたとする。 この場合、ホークスが勝つ方に賭けていて、実際にホークスが勝ったとしても、「設定されたハンデ以上の点差で勝たねば当たりにならない」 のだ。 よって、この例えの場合はホークスが2点差以上で勝たねば配当は貰えない。
このハンデの存在のお陰で、プロ野球のみならず、高校野球なども非常に白熱した展開が楽しめるようになっている。 甲子園常連校であっても、"ハンデ8点" などと付けられていれば、弱小校にも "目がある" からだ。
ちなみに、当たった後の金の流れについてだが、まず寺銭は 「当たった場合の1割」 が基本となる。 野球賭博には様々な流派の "胴元" がいるのだが、どこでもだいたいこのルールだ。 そして勝った場合の配当は (原則として) 2倍で固定。 10万突っ込んでいたら、20万の戻しだが、そこから寺銭1割(2万) を差し引くので、18万円が返ってくる事になる。(今更だが野球賭博は違法行為なのでダメ、ゼッタイ!)
この倍戻し(-寺銭) というルールと説妙なハンデが演出するゲーム性により、ドはまりする人間は 「倍プッシュしてれば絶対に負けない!」 と甘く考え、何度か負けても張る金額を安易に倍々に増やして地獄に落ちる。
基本を説明したところでハンデ師の話に戻すが、こうした絶妙すぎるゲーム性を演出するハンデ師は、各選手の能力や、日ごとに変わる調子の出来不出来、またはプライベートで何か精神的に凹むような出来事がなかったかどうかなど、あらゆる情報に精通していなければ務まらない。 ハンデ師がボンクラでは胴元が大損する可能性すらあるから、どれだけ優秀なハンデ師を確保できるかが胴元の手腕なのである。 胴元の理想を言えば、ハンデに惑わされて外す客が多ければ多いほど良いし、また勝った客と負けた客の間で動く金額のバランスが良ければ、寺銭だけでも充分な実入りになる。 だからこそ、試合の裏も表も正確に予測でき、他が持って来れないような精度の高い情報を入手できる "プロ=選手" を抱き込み、ハンデ師として共犯関係にしようと必死になるのだ。
野球賭博の胴元は、ほぼ間違いなくヤクザ者である。 だが、昔と違って今はプロ野球選手が堂々とヤクザ者と付き合っていては大問題になるし、そもそも選手にも警戒されてしまう。
よって、「あの選手はハンデ師として、もしくはハンデ師に情報を提供する役割として抱えておきたいな」 と考えた場合に、暴力団の名前を出さずに友人として近付き、頃合いを見て 「お小遣い稼いでみない?」 と声を掛け、欲をかいた選手をイリーガルな世界に引きずり込み、「キミはもう犯罪に手を染めたんだから抜けられないよ?」 と、ズブズブと底なし沼にハメて行くのである。
ここから先は私個人の単なる妄想だと前置きしておくが、山口組の分裂騒動などヤクザ業界も大変な状況になっている。 組が割れるという事は、シノギを巡って様々なトラブルが巻き起こるだろうし、場合によっては流血沙汰にも発展するだろう。
そして何より、優秀なハンデ師さえ捕まえられたら鉄板で儲けられる野球賭博を新たに仕切り出す人間も続出するかもしれない。 その為には、繰り返し述べているが "優秀なハンデ師" が必要なのだから、今の内から未来のハンデ師候補にツバを付けて回るヤクザがいたとしても何の不思議もない。
蛇足になるが、昔のプロ野球界(特に関西系のチーム) には、「あなたその洋服どこで買ったんですか?」 と聞いてみたくなるセンスの選手が大勢いらっしゃった。 どこのメーカー物か見当もつかない奇抜な色合いのスーツにシャツ、妙に先の尖ったアブドーラ・ザ・ブッチャーでも履かないようなエナメルの靴、お約束のようなゴールドのネックレス......、そんな不思議な洋服・靴・アクセサリーは、ヤクザ屋さんからの選手への贈り物だったりした。
そしてそんな独特な服装をしている有名選手は、現役引退後に裏社会でハンデ師として名前を聞くようになったりする。
プロ野球史に残るような名選手が何人もハンデ師に就職していたのだから、今現在もそれなりの選手が抱え込まれていたとして何ら不思議ではない。 ただ、昔と違って表立った付き合いや、パっと見てバレる事が出来なくなったから、迂回ルートで人材を確保しているだけなのだ。
それはそうと、今年の日本シリーズは打線もピッチャーも好調なホークスに対して、ヤクルトにハンデが付けられ、2点差以上でホークスに勝って貰わねばならなかった訳だが、開幕からホークス2連勝は非常に、何というか、ごちそうさまでs......。 いや、違法行為である野球賭博はダメ、ゼッタイ!
Written by 荒井禎雄
・・・・・・・・(転載ここまで)
野球賭博は「ハンデ師」の腕前で決まる。
そのハンデ師が作るハンデ表の出来で賭博が盛り上がるかどうか左右される。
そのハンデ師は、当然、確度の高いハンデ表を作る必要が出てきますから、現役選手を囲い始める。
さらに、大きな利益を出すために、組織的に八百長をするために、「現役選手の取り込み」をするということです。
しかも、高校野球でもこのようなことが起こっています。
それはそうですね。
NHKやテレ朝が試合をリアルタイムで流していますから、賭博としてはこれ以上盛り上がるものはありません。
つまり、甲子園をNHKが放送しているのは、賭博を助長しているだけだといえます。
しかも、地方予選を流しているテレビ局もありますから、これはまさに、「日本列島ぐるみの賭博行為」
をやっていることになるのではないでしょうか?まさに日本を支配しているのは、暴力団=イルミナティだといえるのではないでしょうか?
よっぽどのことが無い限り、暴力団はスポーツ選手と関わってきます。
いずれにせよ、スポーツは暴力団にのっとられてしまっています。
<甲子園で実際出回ったハンデ表>
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