昨日は、私の働く店舗で看護学生の二年生の方がいたため、しかも偶然シフトの一時間前に出勤してきたため、コミュニケーションを図りました。
話していると、病院付けの専門学校で学生をしているとのことでしたので話が弾みました。
結局のところ、看護理論が分かっていない先生から教えられると、理論と実践が結びつかないため、看護介入が根拠や目的、目標数値や状態が結びつかないので、ルーチンケアとなる。これは看護師がやる必要なく、ヘルパーさんにやってもらえば良くなるという説明をしてあげました。
つまり、現在の看護理論の教え方だと、医療と看護、看護と福祉との境界線が曖昧で、それは教える側が医療、看護、福祉をそれぞれしっかり学んでいないため、自分の得意な分野だけでしか対象を捉えることができてないからこのような問題が起こるのです。
入院中特に急性期であればADLですが、退院促進、セルフケアのレベルで見るとICFとなるのです。
ここが理解できていないと、セルフケアの実現は困難で、回転ドア現象となるのです。
本来、コメディカルが働く病院、医療現場では、医療、看護、福祉がそれぞれその領域を俯瞰できるレベルで理解していないと共有できないのですが、残念ながら、医療、つまり医者が強すぎる、何故ならば、診療報酬制度自体が、患者のためにあるのでなく、医者を守るため、病院経営を守り、そこに薬を納めるビッグファーマを守るためにあるからなのです。
ですから、医療現場では、医者が看護師さんを顎で使い、看護は福祉を見下す態度を取る、つまり横の連携を取るはずが縦のヒエラルキーを作り上下間の階級闘争をさせて、現実的な医療現場の問題や制度、厚生労働省の悪事に目が行かないのです。
例えば、看護師の夜勤が安すぎることや待遇が悪いことも全く見直せてません。
これらは、患者利益を第一に考えているプロフェッショナルならは、ストライキをして、制度を変えていかなければいけません。
こんな単純なことを医療従事者は考えませんし、
『全ては患者のためにとか患者利益』
と口だけで行っていて、結局自分達の利益しかないのです。
はなから改善するつもりはありません。
厚労省も医療経験のない官僚が牛耳ってますし、厚労省に取り込まれた医療従事者は国民の健康のことよりも、自分の名誉を求めてしまうため破滅に向かっていくのではないかなと思います。
上位組織がこの堕落ばかりですから、結果として現場もバラバラで私利私欲しかない。
ですから、看護教育は大切なのですが、教員は大学での地位など私利私欲ばかりで、しかも知能が低く、常識から乖離している。
医療が病院が倒産するという考えがないからです。
国家資格だから倒産しない、これは正解かもしれませんが、人口減社会となり税収も低減しているため、淘汰され始めます。
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