精神科は元ヤクザ、チンピラが多いの？それって妄想なの？？

訪問看護に入っていると危ない人結構多いです。
寝たきりでバイタルチェックして、服薬確認するだけの人なのですが、左手の小指薬指の第一関節がない人とか…。
ヤクザや、チンピラが沢山入院してくる有名な精神科病院を退院された方で、昼間は障害者総合支援法のデイサービスをお年寄りの通所している施設に通われており、アパートには、ほぼ24時間、訪問介護が入っています。難病やら、寝た切りで総合支援法の介護給付、一般指示書で入ってますが、薬はこれでもか！というくらい山盛りです。
完全に肝臓やられる量をヘルパー介助で三度三度内服しており、いつ死んでもおかしくない人です。
意識はしっかりしてますが、アルコールか覚醒剤、シンナーで脳神経やられているため、時々幻覚や幻聴があるそうで、職員に怒鳴りつけたり、訪問看護でもたまーに、声を荒げます。
病院ならセデーションかけて終わりなんですが、訪問なので穏便に、時間が過ぎるのを待つのです。
寝た切りで幻聴幻覚ありってかわいそうだと思うし、この方の半生を聴くと、刑務所生活、ヤクザ事務所を破門され、追われ続けて、安全なのは警察の留置所か、刑務所、あとは、精神病院という結論に至ったエピソードを聞くと、世の中なんとかなるなと思いますね。
結構、場末の精神科病院も、保健所絡み、処遇困難例も、退院させる時代になってきましたね。
こんな奴退院させたらあかんやろ？という壊れている人や、モラルゼロの人なんかも、保健所の紐付きで退院して来ます。
まぁ、そういう方々がいて、我々精神科訪問看護が成り立つのですから、因果なもんですね。
そういう人たちには勇気づけられます。
反面、社会の歪みも感じます。
こういう人たちは、犯罪しないと生活できない世の中なんですよね。
このレベルになると裏表がなく、話していても楽しい人が多い。
言い忘れてましたが、もちろん皆さん生活保護の方ばかりですよ。
ヤクザになり、精神科病院に入院すれば、生活保護は楽勝って国が日本なのです。