コロナ禍が終息しても
その先の社会は 世界大恐慌以来のピンチと囁かれています。
弱者の零細企業である私たちは絶滅のピンチという状況といえるでしょう。
逆に 強く大きい会社は生き残れるかというと それも甚だ疑問です。
財務体質がよい 無借金経営だ、上場企業だから
それが強い会社だとすると おそらくこちらも絶滅の危険性は高いのではないか?
すると 「強い」「弱い」が生存条件ではなく
生き残ることが出来たら それは「強かった」ということになるでしょう。
昨日で4月が終わりました。
売り上げゼロ 売り上げ前年比50%ダウンを覚悟しましたが
どうやらそこまでは落ちなかったようです。
タイヤの小売りとコーティング洗車サービスに
お客様は「要らない・不要不急」という認識を持たれなかった、ことがわかりました。
ありがたいことです、生かされています。
飲食や観光業は「不要不急」がもろに当てはまって
会社さんや関係者さんは大変な状況であるようですが、
私たちの会社は 業種として「運」が付いている、ようです。
だからと言って やっぱりかなりの落ち込みです、経営がピンチにあるのは変わりありません。
ここからは 弱者が生き延びるために
弱者であることの強みを生かす局面に入ります。
その第一が 「タイヤ屋の繁忙期が11月12月と3月4月から 4月が脱落した。」と認識すること。
そう思い直せば 落ち込みで悲観することが無くせます。
悲観することがなければ 冷静さを保てます。
減った売り上げで 当てにしていた資金繰りがダメになりましたが
コロナ禍騒動で 金融機関さんから資金調達が結構楽に出来ました。
融資をうけると それには返済が発生することになりますが
当てにしていた売り上げが無くなれば
どこからか資金を調達しなければ 給与や家賃の支払いができません。
借り入れ上手は返済上手になるしかありません。
今は借入れ上手 未来は返済上手の二役をやりましょう。
この会社も過去 無借金経営に近いところに居ましたが
その時は 借金をすることに恐怖を憶えました、
せっかく貯めた資金が減ることが恐ろしかったのです。
持っていると失うことが恐ろしなる、
優良な財務の会社ほど そう思い人員を減らすことを志向しやすい。
逆に 持たない会社は何としても生き残ろうという迫力が局面を打開します。
持たない会社は 財務がピンチで売り上げの減少に見舞われると
生き残るため ありとあらゆる可能性を探ります。
もともと少ない人員ですから 余剰な人はいないので
リストラするまでもありません、
社員さんの雇用を絶対守り給与も減らしません!
と 安心感を持ってもらい
全員一致団結を強く訴え 全情報を開示し一体感を熟成します。
これで弱者の戦闘態勢が整います。
弱者が弱者であるという強みを生かしだします。
こうなれば 「矢でも鉄砲でも持って来い」と開き直り 恐怖が消滅します!
生き残るには 財務に頼る安心感ではなく 生き残ってやるぞ!という意志が大事!
財務を守ろうとすれば 社員さんは減らされます、
強者が滅ぶのは 守るものを間違えるのが一因となる。
弱きものは 守るものが明確であり
団結力をもってすればピンチをチャンスに切り替えることが可能なのです。
さあこい大不況 生き抜てやるぞ!
ありがたいことです。