昨夜 英国のエリザベス女王様がご逝去されたニュースが飛び込んできました。
慎んで哀悼の意を表します。
安倍元総理が他界されるなど
有力な人たちの帰天ニュースを聞く機会が増えた気がします。
誰もが生老病死の定めから外れることはできません、
有名な人だけでなく 多くの人々が定めに従って天に帰られます、
20年~30年もすれば私も 帰って来なさいとお呼びがかかることでしょう。
お呼びが来るまでは 一生懸命働きます。
経済界からは京セラの創業者稲盛和夫がお亡くなりました。
ご著書を読み直す機会とさせていただいています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/6d/56a22c3d398cf6e6fe6a08416fbbf8f1.jpg)
経営の師匠と勝手に思い込んでいます。
私の場合 結構師匠が多いのです。 キーパーの創始者谷会長も師匠です。
勝手に師匠と思い込んでいるだけですから 便利な呼び名です。
しかし 無学無教養の私には 経営の指針となるものが必要なんです。
小さなタイヤ屋をやりたかっただけの私が
なぜか スキーチューンアップにも手を出したり
タイヤ屋の複数展開に向かったり
ヒマ疲れの解消に極上洗車に取り組んだら
いつの間にかキーパープロショップ専門店3店舗を展開したりして
タイヤ屋のオヤジ感覚だけでは経営は難しくなってきて
やはり経営の指針を学ばねばと感じて
多数の本を読みまくり たどり着いたのが稲盛先生でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/f1/a13d757b5a688dcd12e05e1dadce2996.jpg)
目標をどこに置くんだ!
目標達成のための必要な考え方は?
低い山に登るのか? 北アルプスへ登るのか? あるいはエベレストを目指すのか?
こういった問いかけが著書には満載です。
私だけで取り廻すなら小さなタイヤ屋感覚で良いのでしょうが
従業員さんと一緒に働く以上は やっぱり経営者としての責任がのしかかります。
あれもこれも全くノイローゼになるような
素晴らしく過酷な出来事がコンニチワとやってきます。
どうやって対処すべきか?
悩みに悩みますが自分で考えても道に迷うばかりです。
やはり正しい考え方を学ばないと思うのです。
人生の結果=才能×情熱×考え方
但し才能と情熱は0~100の範囲
考え方だけはマイナス100から+100までの範囲がある。
掛け算だから 才能が100で情熱が50であっても 考え方がマイナスなら
出てくる結果もまたマイナスしか出ません。
とことん簡単に稲盛哲学を凝縮すると上記になります。
すると過去の自分の決断の反省が出来るようになりました。
才能はないが情熱はあった そしてもっとあったのがプラスの考え方です。
例えばタイヤ屋創業後3年で
スキーチューンアップの仕事があるけど
儲かるからやりませんか?とお誘いがありました。
スキーをやったことも無いのに 「やります」の二つ返事です。
才能などやったこともない仕事なのでまったくありません つまり0です。
しかし 声をかけてくださったの隣のヒマラヤさんです。
「これは何かチャンスに違いない」 勝手な思い込みです、情熱は100です。
他の人からは無謀にしか見えません。
考え方は タイヤ倉庫とコーティング工場とスキーチューニング工房との
組み合わせによってリスク低減可能というもので 考え方は+50ぐらいでしょうか。
しかし今から思えば それが大チャンスだったのです。
もちろんスキーの仕事はその頃がピークでそれから右肩下がりです。
一番の場が活かされたのが倉庫としての機能だったのです。
ヨコハマタイヤの大口径を数百本単位で 現金で仕入れて保管できたのです。
ビックリするくらい売れました! それも夜10まで営業して!
結果 7年でスキーの仕事は撤退しましたが
タイヤ屋は売れて売れてめちゃくちゃ売れたのです。
それからだいぶ調子に乗り過ぎて痛い目をしたのですが
考え方は めちゃ前向きだったのですね。
商売では もちろん慎重にやらねばならないのですが
ある時は大胆な決断もする必要があるものです。
随分後に 稲盛哲学を学ぶようになって
その指針に当てはめてみると 全て腑に落ちるのです。
若さゆえの考え方だったのかも知れません。
今 同じような話が来てももう乗らないでしょう。
そういう意味では 老化して考え方も保守的になっているようです。
その時と 今では時代背景は全く変わっています。
タイヤ屋にも上昇気流を感じまくっていて
異質な仕事にチャンスを感じたのです。
今は 色々な体験からかなり老獪になっていますが
稲盛哲学を人生の指針にすることが出来たので
色々な問題は 心の中で稲盛哲学に照らしあわせることを通じて
判断するように心がけています。
ありがたい出会いがいっぱいあります。
「学ぶ」ことは一生続けて行きたいと考えています。
私が創業し預かっている会社をどうするの?
最後の課題が 一番大きな課題なんです、
稲盛先生ならどうされるのか?
会社は自分のものではありません
執着せずに手放しなさい
そういう気持ちであれば必ずご縁がある素晴らしい出会いがあります。
このようにご指導くださるのではないかと考えます。
先頭ランナーの役目ご苦労様
会社をさらに発展させる存在にバトンを手渡しなさい。 と。
見極める目 それがこれから求められていくようです。
ありがたいことです。