あゝ懐かしのあの灯あの夜・・・
最後の肌に顔を埋め
抱いて歌った蛍の光!
お眼鏡さん寄ってらっしやい!
ネオンまたたく赤線最後の夜
艶然と漂客に声をかけ
狂おしく燃え上がる一夜妻の哀歓!
「赤線最後の日 昭和33年3月31日」1974年 日活 監督:白鳥信一
赤線街のサロンを舞台に、売春防止法が施行される前夜の、娼婦と客との交情を哀歓たっぷりに描き出した佳作。廻しをして稼ぎまくる若くてドライ . . . 本文を読む
新文芸座 「日本推理サスペンス映画大全 第一部 推理小説映画化傑作選」より
「不連続殺人事件」1977年 ATG 監督:曽根中生
敗戦による混乱のおさまらぬ時に流行作家の望月王仁は、N県きっての財閥・歌川多門の豪邸で殺された。その時、多門の家には二十九人に及ぶ男女がいた。兇器の短刃からは、二人の女の指紋が発見され、もう一人の女のものと思われる小さな鈴が、害者のベットの下から発見。女中も含めた、 . . . 本文を読む