JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「いろ」

2020-08-19 | 映画(DVD)
「酔っ払い映画祭」

「いろ」1965年 東映 監督:村山新治

マンモスバーのバーテンが、女客を騙し、抱き、金品をタカるーーー。盛り場に轟く男女の愛憎を描いた、梅宮辰夫主演「夜の青春シリーズ」の第二弾。成澤昌茂のオリジナル脚本を、村山新治監督がみごたえのある風俗映画に。



こんな男に騙されるかなというくらい口八丁に調子がいい。
コロっと騙されちゃうのが世の常なのも面白いと言えるが・・・
「あんたは人間のクズ!」ビンタ食らわされ、これで25万(当時)はコスパがいいとほくそえむ梅宮辰夫のクズっぷり。
簡単に騙される(二度までも)緑魔子の前半は精彩を欠くように思えたが、流石に開き直って娼婦になると輝いてくる。そして心が死んだ時の空ろさ。
騙される緑魔子や木村俊恵よりも強かなおかあちゃん春川ますみや徹を見下してるスポーツカーのお嬢さん中西杏子、メチャ可愛いい顔して姉の男を寝取る大原麗子の落とし前などの痛快さ心惹かれがち。そんだけ梅宮辰夫のこましっぷりが悪辣だという事。もっとも中西杏子はハンドバッグとともに7万円奪われちゃうけど、金持ちそうだからそう痛くないか。
緑魔子の騙されっぷり。特に金子信雄に売られた宿での受難は見どころ。



緑魔子・大原麗子の姉妹キャットファイト、金子信夫の強姦、地回りとの喧嘩などアクションシーンはハンディ?今でこそ珍しくないがモノクロ超アップでガクンガクン撮ってるのが印象的。










ラピュタ阿佐ヶ谷
2020年6月

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