「映画史上の名作番外編 サイレント小特集」
「カリガリ博士(Das Cabinet des Dr.Caligari)」英語字幕版 1920年 独 監督:ロベルト・ヴィーネ
北ドイツの田舎町に、眠り男を使って予言をするという怪しい演し物がやって来る。眠り男を操る精神科医・カリガリ博士は、村人たちに次々と死の予言をし…。
昔よく深夜TVでやっていたような気がする。見てるはずだけどおぼろげ・・・
英語字幕版だけれど、サイレントだし、ヒアリングよりはなんとかなるだろうと思ったのですが・・・・こんなに字幕に頼っている作品でしたっけ?
有名な映画なので内容の大意は理解できたけど。
ドイツ語字幕じゃなくて良かった。
怪奇映画としてチェザーレが眠っている女性を襲いベッドから引きずり出す場面など、古いながらも(古い故に)ゾクゾクします。
何と言っても、アイリス効果とセットが特徴的ですよね、ドイツ表現主義。カキワリ博士?(寒)
騙し絵のようにゆがんだ風景のセット。後の芸術、映画に多大なる影響を与えているから当然なんだけど、何処かで見た事のある風景。
何だっただろうか?と考えていると自分が思い浮かべたのがティム・バートンの「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」ハロウィン・タウンだ。
官の人たちの座る椅子が無駄に高いという表現が面白い。
カリガリ博士を演じたヴェルナー・クラウスの体形と丸眼鏡をずらした怪しい風貌がナイス。
BGMが付いていましたが無音で観るとまた不気味さが増しそう・・・
シネマヴェーラ渋谷
「カリガリ博士(Das Cabinet des Dr.Caligari)」英語字幕版 1920年 独 監督:ロベルト・ヴィーネ
北ドイツの田舎町に、眠り男を使って予言をするという怪しい演し物がやって来る。眠り男を操る精神科医・カリガリ博士は、村人たちに次々と死の予言をし…。
昔よく深夜TVでやっていたような気がする。見てるはずだけどおぼろげ・・・
英語字幕版だけれど、サイレントだし、ヒアリングよりはなんとかなるだろうと思ったのですが・・・・こんなに字幕に頼っている作品でしたっけ?
有名な映画なので内容の大意は理解できたけど。
ドイツ語字幕じゃなくて良かった。
怪奇映画としてチェザーレが眠っている女性を襲いベッドから引きずり出す場面など、古いながらも(古い故に)ゾクゾクします。
何と言っても、アイリス効果とセットが特徴的ですよね、ドイツ表現主義。カキワリ博士?(寒)
騙し絵のようにゆがんだ風景のセット。後の芸術、映画に多大なる影響を与えているから当然なんだけど、何処かで見た事のある風景。
何だっただろうか?と考えていると自分が思い浮かべたのがティム・バートンの「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」ハロウィン・タウンだ。
官の人たちの座る椅子が無駄に高いという表現が面白い。
カリガリ博士を演じたヴェルナー・クラウスの体形と丸眼鏡をずらした怪しい風貌がナイス。
BGMが付いていましたが無音で観るとまた不気味さが増しそう・・・
シネマヴェーラ渋谷
その時は弁士の方の活弁が付いており
ました。1980年代の前半頃のことであり
ます。
当時は“コレがドイツ表現主義”という
モノなのかー。ちょっと面白い背景だ。
などとゆー感じで見慣れた映画作品に
ない雰囲気にムカシの人達の独特の
センスを感じながら観賞いたしました。
ラストのオチも主人公が精神病院の中で
院長に対して「コイツがカリガリだ!」
と叫ぶのがハタシテ主人公が悪漢カリ
ガリ博士の手中に落ちてしまったのか、
ハタマタこれまでの物語が狂人の妄想
だったのか、わからないママで終わる
あたりに観る者を煙に巻く制作サイドの
思惑が感じられて味があります。
活弁付きの無声映画はまだ経験ありません。
英語字幕では辛いので、是非見てみたいですね。
DVDなんかだとたまに不似合いなピアノ伴奏が付いていたりしていただけません。
なるほど、ラストは狂人の妄想だとは言い切れないのですね。