JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「妹」

2009-12-17 | 映画(DVD)
「誘惑の女優列伝Part1 ひし美ゆり子」

「妹」1974年 日活 監督:藤田敏八

ある日、兄・秋夫のもとに男と同棲していた妹・ねりがひょっこり帰ってきた。秋夫は、とりあえず家に置いておくが、翌日、ねりの同棲相手・耕三の妹・いづみが訪ねてきた。いづみは、ねりが突然家出し、時を同じく耕三まで姿を消してしまったことの理由を聞きに来たのだったが……。

実は「妹」というカテゴリーは苦手でエロビデオでもその方面はまず借りない。「姉」を好む性癖。関係ないか。

ひし美ゆり子の特集だけど、これは秋吉久美子目当てで。
実を言うと友里アンヌ同様、この当時の秋吉さんには全く関心が無かった(よほど女性を見る目がないというか晩稲なんだね
秋吉さんに目覚めたのは80年代に入って「ウィークエンド・シャッフル」「の・ようなもの」あたりから。

かぐや姫のヒット曲を題材にした青春映画。
ただ、「妹」の歌詞に「お前は器量が良くないから心配」ってあるけど、秋吉さんが器量悪かったら、世の女性たちの立場はどうなる。・・・関係ないか。

アイドル映画の側面もあるので、秋吉久美子がどんな衣装を着ても(70年代)どれもこれも似合う。ロリからタンクトップ、浴衣、喪服まで。勿論、何も着てなくても綺麗。
馬の絵の入った紫色の服がカワユイ。

トルコ勤めで腱鞘炎になった片桐夕子に「具体性のない顔」と言われていました。
名前の方も「ねり」なんですが、これは林隆三の滑舌が悪く「れい」だか「えり」だか。後半漸く「ねり」と判明した。

ひし美ゆり子は林隆三を誘惑する女子大生(多分)役。当時のファッションと髪型のせいか、年よりも老けて見える。
「これ、好きなんだ。薬みたくて」と言ってドクター・ペッパーを買ってくるのが良い。

この手の青春映画題材はロマンポルノの形を使ったりした方が個人的に馴染める。
ミステリアスな展開もあり、決して悪いわけではないのだけれど、ちょっと恥ずかしくなる。

秋吉久美子・藤田敏八 三部作。あと「赤ちょうちん」は見ておきたい。

銀座シネパトス レイトショー



にほんブログ村 映画ブログへ blogram投票ボタン



コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ラ・マラゲーニャ | トップ | 森鴎外 井上靖・訳 「現代... »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (gs)
2009-12-19 01:09:51
自分が本気で唯一ファンになった女優様が後にも先にも秋吉様

「妹」

当時は当然ビデオデッキもない時代

映画館で3回観て 
テレビ放映の日はカセットテープレコージング

お目目にサイダーの蓋を装着するシーンが忘れらんない

藤田監督のナンバーワンの最高作かもわかりません「妹」(次点は「もっとしなやかに もっとしたたかに」)

「赤ちょうちん」の上映が 確か小学6年生やったと思うんですが 初めて映画館で観たエッチ映画やったと思います 秋吉さんはかなりデブです エエ乳しとりました

「バージンブルース」がいまいちやったかな
長門さんがどーもねー

DVD三部作 買って損はないです
返信する
Unknown (imapon)
2009-12-19 06:55:20
gs様、コメント感謝。秋吉さんの素敵な画像いっぱいTB感謝。
カミングアウトされてましたが筋金入りの本気ファンでしたか。
テレビのカセットテープレコーディングが泣かせますね。私もいろいろ録りましたが・・・
後で声だけ聞いてエエ乳、想像して楽しむんですね。
返信する
今日みました。 (くり)
2010-02-08 22:38:03
秋吉久美子は、郷ひろみと共演して松竹カラーにも溶け込めば、片桐夕子と共演して日活カラーにも溶け込むという、不思議な存在だなあと思います(最近シネマヴェーラ日参です)。しかしこれはミステリアスというより、かなり深刻な物語ですね。音楽のつけかたが70年代のノリ、初期の大瀧詠一という感じでした。
返信する
Unknown (imapon)
2010-02-10 08:51:45
くり様、コメント感謝。
「70年代の青春:鬱屈と混沌と」に通われているんですね。
秋吉さん3部作が上映されるので「赤ちょうちん」はスケジュールが合えばと思っています。
「スプーン一杯の幸せ」はご覧になったでしょうか?公開時に級友と見に行った恥ずかしい(初めてポルノ見た時以上に)70年代青春の記憶があるので、久しぶりに観たかったんですが、スケジュールが合いませんでした。
「妹」、確かに音楽も懐かしい感じでしたね。
返信する

コメントを投稿

映画(DVD)」カテゴリの最新記事